中古車購入ガイド | 2021.07.21
はじめての中古車探し、程度のいい中古車を見つけるために注意すべきポイントとは?
Posted by UruCar
車の購入は、大きな買い物です。それも、新車で買うとなるとなおさらですよね。 「新車を購入するには予算が足りない」という場合に検討したいのが、中古車の購入です。 新車と比べると中古車のほうが見劣りするのは確かですが、多角的に見ると「良い点」もいくつかあります。中古車にはどのようなメリットがあり、デメリットがあるのでしょうか。 今回は車の購入を検討している方へ、中古車購入のメリットやデメリットをご紹介するとともに、中古車購入時の注意事項についても解説していきます。
以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください
SUMMARY
中古車の選び方、目的、費用などからまずは条件を決める
中古車をよりお得に購入するためには、コツがあります。
なぜなら中古車の場合、まったく同じ車は1台もなく、同車種・同グレードでも状態が異なるため、しっかりとその車の良し悪しを見極める必要があるからです。中古車の上手な選び方やチェックポイントを知って、より良い中古車を見極め、お得に車を購入しましょう。
目的から選ぶ
あなたは、何のために車を買おうとしていますか?その目的によって、選ぶべき車が違ってきます。
趣味でテニスやゴルフなどに出かけることが多い場合や、多人数で出かけることが多い場合は、ミニバンのようにスペースが広くて荷物を積み降ろししやすい車が向いています。
アウトドアが趣味の方なら、SUVのように悪路でも走りやすい車が良いでしょう。また、買い物などで狭い町中を走ることが多い方は、小回りが利いて維持費が少ない軽自動車やコンパクトカーを選びたいのではないでしょうか。
つまり、目的をはっきりさせることで、選ぶべき車がおのずと絞られてくるのです。
費用から選ぶ
車を買うための予算はどれくらいでしょうか?
車の価格はピンキリですが、安く購入できるのは新車よりも中古車です。
できるだけ購入費用を抑えたい場合、新車より安く購入できる中古車を選ぶのは賢い選択だといえます。
それほど年数の経っていない車種や、人気の衰えない車種、需要の多い車種などは、中古車の中でも価格が高めです。逆に、やや年数が経っていて、人気はほどほどの車種を選ぶと、走行距離も少なくハイグレードなのに安い、お買い得な車に出会えることがあります。
また、車にかかる費用は購入費だけではありません。購入後にも維持費がかかってきます。
維持費として挙げられるのは、まず税金です。車を持っているというだけで、自動車税または軽自動車税を毎年支払わなくてはいけません。自動車税と軽自動車税の大きな違いは、軽自動車税は自動車税よりも安く、どの車種でも一律同じ金額だという点です。
自動車税は車の排気量によって異なりますので、排気量が多ければ税額も高くなります。
毎年ではありませんが、車検の際にも自動車重量税を支払わなければなりません。その名のとおり、車の重量にかかる税金ですので、重ければ重いほど税額も高くなります。自動車重量税についても軽自動車の方が安く、税額が一律となっています。
つまり、税金を抑えたいのであれば、軽自動車を選ぶと安く済むということです。
そして、維持費と関連して考えておきたいのが燃費です。
燃費の良い車に乗れば、燃料代が安く済みます。燃費の良し悪しは維持費に影響しますので、維持費を抑えたいのであれば、少しでも燃費の良い車を選ぶことが大切です。
中古車の状態から選ぶ
中古車は新車とは違い、前に誰かが乗っていた車です。そのため、前に乗っていた人がどのような乗り方をしていたのか、メンテナンスの頻度はどうだったかなどにより、車の状態が全然違ってきます。
たとえ安く買えたとしても、状態が悪く、メンテナンスにお金がかかってしまう車では、後で困ります。中古車の状態も確認するようにしましょう。
店舗へ出向き条件を伝え探してもらうのも良いでしょう。
中古車を購入する際のチェックポイント
走行距離と年式を確認
中古車を購入する際、最初にチェックしておきたいのが、走行距離と年式です。
今までにその車が走った距離を示す「走行距離」が短く、新車として販売された時期を示す「年式」が新しい車ほど、価格は高くなります。
中古車を選ぶ際には、走行距離と年式のバランスが大切です。
例えば、年式が古くて走行距離が短い車は、一見良さそうに見えるかもしれません。しかし使われずに放置されていた可能性もあるため、きちんとメンテナンスされていたのかどうかの点で不安が残ります。
中古車選びの目安としては、1年1万キロ程度の車が良いとされています。
この目安から大幅に外れるようでしたら、その理由やメンテナンス状況をよく確認することをおすすめします。
車検や保証が付いているか
次のチェックポイントは、車検が残っているか、保証が付いているかの2点です。
安い中古車の場合、ほとんど車検が残っていなかったり、車検が付いていなかったりする可能性があります。
車検のない場合は、次の3つのパターンで対応することになります。
車体価格が車検整備代込で、納車までに車検と整備を済ませて引き渡し
車体価格が車検整備代別で、納車までに車検と整備を済ませて引き渡し
購入後、自分で車検を受ける必要がある
つまり、車両価格が安かったとしても、車検代を負担しなくてはならないケースがあるということです。また、新車の場合は保証が付いていますが、中古車の場合は保証が付いていなくてもおかしくありません。
最近では中古車販売店によっては独自に保証を付けているところも多くなってきましたので、そういった販売店を選ぶと安心です。
中古車の質を確認
最後にチェックしておきたいのは、その車の質です。
どんなに安くても、事故・修復歴のある車や、水没車を選ぶのはやめましょう。
修復歴のある車は、事故などで「車の骨格にあたる部分に損傷を受けて、修理をした車」のことをいいます。骨格部分の損傷は後になってから重大な故障を引き起こす心配がありますので、どんなに安くてもそういった車は選ばない方が賢明です。
水没車は、水害に遭った車のことを指します。
水没した事実だけでは「車の骨格が損傷した」に当てはまりませんので、事故車として扱われません。
水没車は電気系統に重大なトラブルを起こす可能性がありますので、購入を避けるべきです。
チェックする際にはシートベルトをしっかり引き出して、泥のようなライン状のシミが付いていないか、車内に変な臭いがしないかなどを確認すると、水没車かどうか自分で見極めることも可能です。
よりお得に中古車を購入するためのコツは?
販売店をしっかり選ぶ
よりお得に中古車を購入するには、車両の本体価格だけを見て安いと判断しないことが大切です。
というのも、車の購入には諸費用がかかるからです。当然、車検が付いていなければ車検代もかかります。車両本体価格以外の費用がどれくらいかわからない場合は、必ず販売店舗に確認をしましょう。
そして、問い合わせに対して誠実で、明確な回答を得られるお店を選ぶようにしてください。
お得に購入できる時期を把握する
中古車は、その人気や需要に応じて価格が変動します。どの時期ならお得に車を購入できるのかを知っておくと、よりお得に中古車を購入できます。
進学や就職など「新生活」が始まる前に車を購入する人が増えますので、それが一段落した4月から5月頃はねらい目です。また、モデルチェンジをした車は全モデル安くなる傾向にあるので、モデルチェンジのタイミングもねらい目だといえます。
失敗しないためには中古車の見極めが大切
中古車を上手に選ぶ3つのポイントは、目的・費用・車の状態!
走行距離と年式のバランスが良く、車検や保証が付いている車を選ぶこと!
事故車や水没車は避けること!
よりお得に中古車を購入したいなら4月から5月またはモデルチェンジ後がねらい目!
お得な中古車を手に入れるには、購入前の見極めが重要です。目的に合っているか、費用は予算内か、車の状態は悪くないか、3つの観点から車選びを始めます。
そのうえで、走行距離と年式のバランス、車検や保証の有無、事故車や水没車でないことをよく確認し、信頼できる中古車販売店から購入しましょう。よりお得に中古車を購入するなら4月から5月頃やモデルチェンジ後がねらい目です。これらの中古車選びのコツを参考に、よりお得な中古車を手に入れてください。
新車購入と比べた中古車購入のメリット
新車と比べて価格が安い
まず、中古車は価格が安いのが特徴です。また、新車と同じ金額で中古車を購入すれば、グレードの高い車を選ぶことも可能です。
中古車の価格は人気や流行・需要によって変動しますが、新車よりも安く購入できる点は大きなメリットでしょう。似たようなグレードの車でも、人気の車種は高めですが、需要が落ち着いている車種を選ぶと、さらにお買い得な車を購入できる可能性もあります。
このように、中古車購入の最大のメリットは新車を買うよりも安く購入できるという点です。
価格が安ければ、買い替えもしやすいでしょう。
新車と比べて納期が早い
次に注目すべきなのは納期です。中古車には、新車と比べて納車が早いというメリットがあります。
新車は、いざ購入を決めても納車までに2か月くらいかかることもあります。メーカーオプションを付けたり、カスタマイズしたりする場合などはなおさら時間がかかりますよ。
そのため、新車の納車にはある程度時間がかかると思っておいたほうが賢明です。
しかし、中古車については、今そこにある車を買うことができます。新車と比べたら圧倒的に早く納車されますので、「早く車を使いたい」という人なら検討してみても良いでしょう。
中古車購入の契約手続きを済ませ、点検・整備・名義変更が完了すれば、すぐに納車されます。
生産が終了したモデルが手に入る
中古車の場合は、昔のモデルや生産が終了した車でも購入できるというメリットもあります。
前のモデルが好きだったという人の目には、中古車のほうが魅力的に映るでしょう。
また、憧れの高級車やハイグレードな車も、前モデルの中古車なら新車よりもずっと安く買うことができますので、手が届くかもしれません。
すでにカスタムされた車を購入できることも
新車を購入する際に、メーカーオプションを付けたり、カスタマイズをしたりしますよね。中古車の場合は、すでにそれらが付いた状態で販売されている点もメリットです。
カスタマイズする手間や費用等をかけることなく購入できますし、自分好みにカスタマイズされた中古車を見つける楽しみもあります。
新車購入と比べた中古車購入のデメリット
状態の良し悪しにばらつきがある
新車なら、まだ誰も乗っていない、良い状態で納車されます。
しかし、中古車の場合は「前に誰かが乗っていた車」です。そのため、車の使い方や走行距離、メンテナンスの頻度などによって車の状態が異なります。
車種やグレード・オプションは希望通りだったとしても、走行距離がかなり長かったり、エンジンやバッテリーに不安があったり、状態にかなりばらつきがあります。
せっかく安く買えても、「結局はメンテナンスにお金がかかってしまった」となるとガッカリです。
このように、状態の良し悪しにばらつきがある点は、中古車の最大のデメリットだといえるでしょう。
中古車を購入するなら、信頼できる中古車販売店から購入することをおすすめします。
価格が変動することがある
新車であれば、同車種・同グレードの車は同等の価格で購入することができます。しかし中古車の場合は、同車種・同グレードでも「オプションの有無」や「状態の良し悪し」などによって価格が異なります。
それに、中古車の場合は価格変動することがあります。これは、メリットとして作用するだけでなく、デメリットにもなり得ます。
中古車の販売価格は人気や流行に左右されやすく、同車種・同グレードでも購入する時期によって価格が上がったり下がったりするのです。
需要がある車種や需要のある時期に購入しようとすれば、やはり価格は上がってしまいますので、価格変動は中古車購入のデメリットとなります。
エコカー減税がない
さらに注視しておきたいデメリットは、エコカー減税がないということ。新車ではエコカー減税の対象だったとしても、中古車となると対象外になることがあります。
中古車のほとんどが対象外だと考えておいたほうが良いでしょう。
電気自動車やハイブリッド車、低燃費車や低排出ガス車などのガソリン車については、新車ならどれくらいエコカー減税で優遇されるのかを調べたうえで、新車にするか中古車にするか検討することをおすすめします。
中古車購入の際の注意点について
中古車購入のメリットやデメリットがわかったところで、購入の際の注意点についてもご紹介しておきましょう。
まず、どこで中古車を購入するか。販売店選びはとても大切です。
前述のとおり、中古車はそれぞれ状態の良し悪しが全然違います。それは、素人目にはわからない部分もあるのです。
事故車であることを隠して販売するような悪質な業者も稀にいますので、信頼できる中古車販売店から購入するようにしてください。
それから、購入後の保障やアフターケアについても注意が必要です。
新車には購入時に最低でも3年の保障や、アフターケアが付いてきます。しかし、中古車の場合は販売店によって違うのです。独自の保障サービスを付けている販売店もありますが、全くない場合もあり、アフターケアについてもあまり期待できません。
また、故障や不具合があった場合も対応が異なります。新車であればすぐに自社パーツで修理等の対応ができますが、中古車販売店の場合はメーカーからパーツを取り寄せたり、修理を外注したりするケースがほとんどです。外注が必要になると費用が高額になってしまいますし、そもそも修理ができない場合もあるので注意しましょう。
中古車購入の際はメリットとデメリットを知って検討しよう
中古車購入のメリットは、価格の安さ!納車の早さ!生産終了モデルもカスタマイズ済みの車も購入できる!
中古車購入のデメリットは、状態の良し悪し!価格の変動!エコカー減税がない!
中古車購入時は、悪質な販売業者に注意!
中古車購入後の保障やアフターケアにも注意が必要
中古車購入には、メリットもあればデメリットもあります。
価格の安さや納車の早さは中古車のほうが優れていますし、生産終了モデルやカスタマイズ済みの車を選べる楽しみもあります。しかし、中古車は状態の良し悪しにばらつきがあり、価格変動があるなどのデメリットもあるのです。エコカー減税だってほとんどの中古車が対象外です。
これらのメリットやデメリットを受け入れたうえで、中古車購入を検討する必要があります。中古車販売店によっては保障やアフターケアがないところも多いですし、悪質な販売業者からは購入しないということも大切です。
税金や手付金のお金面について
中古車を購入する際は本体価格以外にも税金や手付金がかかる
中古車を購入する際にかかるお金は、車両本体価格だけではないことをご存じでしょうか?
中古車の購入手続きをする際には、車そのものの本体価格に加えて、手付金や税金、保険料といった、その他諸々の費用も発生します。そのため、中古車購入費用としては、それらの諸費用も含めた総額の予算を考えておく必要があるのです。
中古車購入の際には、車両本体価格のほかに諸々の費用が発生します。諸費用は購入する車によって異なりますが、車両本体価格の10%から20%程度だといわれています。これはあなどれない金額です。
そんな中古車購入時にかかる諸費用には、大きく分けて次の3つがあります。
1.法定費用
2.販売店手数料
3.手付金
この3つがどのような費用なのか、順番に見ていきましょう。
税金や保険料などの「法定費用」
法定費用とは、車の購入時に法律で支払いを義務付けられている費用のこと。法定費用の一部は、購入する車の重量や排気量によって金額が異なります。合計するとそれなりの金額になりますので、車の購入時にはこれらの費用も視野に入れて検討しましょう。
法定費用は具体的に、以下のようなものがあります。
自動車税 | 排気量によって異なる税金で、中古車購入(登録)の翌月から3月までの税金を一括で支払うことになっています。(軽自動車は購入時期にかかわらず定額) |
自動車重量税 | 車両の重さによって異なる税金で、車検のときに車検証の有効期間分の自動車重量税を一括で支払います。(軽自動車は重量にかかわらず定額) |
自動車取得税 | 車を取得した人が支払う税金で、新車か中古車かで金額が異なりますし、年式によっても異なります。 |
自賠責保険料 | 車を所有する人が必ず加入しなければならない強制保険で、車検のときに車検証の有効期間分に該当する保険料を一括で支払います。本土・離島・沖縄・沖縄離島で、保険料が異なるのが特徴的です。 |
法定預かり費用 | 車の検査登録、車庫証明書の取得、名義変更といった手続きの際に必要となる印紙代のことです。 |
消費税 | 商品を購入すれば必ずかかってくる税金ですので、車の購入時においても例外ではありません。中古車を購入した場合は、法定費用を除く、車両本体・オプション・代行費用などに対して、消費税がかかってきます。 |
リサイクル料金 | 自動車リサイクル法により、前払いで支払うことを義務付けられている、廃車処分のための費用です。料金は車種やグレードによって異なります。これは車を売却した場合には返還されるお金で、次の所有者が支払ったリサイクル料金が、前の所有者に返還されるという仕組みになっています。 |
販売店への「各手数料」
車の購入時には、販売店へ支払うべき各手数料が存在します。
これは、車の登録に関する手続きを代行してもらうために支払う費用です。つまり、手続きにかかる手間賃ということになりますが、その金額は販売店によって違います。サービス内容も販売店によって少しずつ異なりますので、あいまいな場合は各販売店へ問い合わせを行いましょう。
販売店への各手数料には、以下のような費用があります。
登録代行費用 | 車を購入すると、運輸支局で車の名義人登録をする必要があるのですが、販売店にこの手続きを代行してもらうための費用です。手続きがやや複雑なので、販売店に任せるのが一般的です。 |
車庫証明代行費用 | 警察署での手続きが必要な車庫証明の申請を、販売店に代行してもらうための費用です。 |
納車費用 | 自宅まで車を運んで納車してもらうための費用。販売店によってサービス内容は異なり、洗車や陸送の費用などが含まれていることが多いです。なお、販売店で直接車を受け取るのであれば、納車費用はかかりません。 |
整備費用 | 法定点検・整備をするための費用です。 |
購入意思を示すための事前に支払う「手付金」
手数料とは別に、販売店へ支払うお金がもうひとつあります。それが手付金です。
手付金は、その車を購入したいという意思を示すために「事前に支払うお金」のことです。これにより、他の人にその車を購入されてしまうことがなくなり、取り置きすることができます。
手付金は基本的に、契約時に発生するものです。新車・中古車を問わず必要となりますが、手付金の種類によって意味合いが異なります。厳密には以下の3種類がありますので、名称と性質を覚えておきましょう。
証約手付 | 契約締結の証として支払う手付 |
解約手付 | 買い主は支払った手付金を全て放棄することで解約でき、売主は受け取った手付金の倍額を買い主に返還することで解約できるという意味合いの手付 |
違約手付 | 契約違反があった場合には、損害賠償とは別に罰金として没収される手付 |
一般的に、中古車の購入時に「手付金」という名称でやりとりされているお金は、「申込証拠金」であることが多いです。
申込証拠金は「その車を購入したい」という意思を示し、優先的に交渉するために差し入れるお金なので、まだ契約が成立していない段階で販売店に支払います。便宜上、手付金と呼ばれることもあるのですが、本来の意味の手付金とは異なり、申込証拠金を支払う際にはまだ契約は成立していません。結果的にその車を購入することになって契約が成立すれば、代金の一部に充てられますし、契約が成立しなければ返還されることになります。
注意しなければならないのは、申込証拠金ではなく、本来の意味合いで手付金を支払う場合です。
解約手付は、手付金を放棄することで一方的に中古車の購入をキャンセルすることができます。しかし、契約時に支払う手付金は返還されませんのでご注意ください。
つまり、事前に支払うお金のことをまとめて手付金と呼ぶことがありますが、どういう意味合いのお金なのかということを確認してから支払わなくてはいけないということです。
手付金の種類によっては、購入をキャンセルしても「お金が戻ってこない」ケースも当然ありますので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
中古車購入時には本体以外の費用も把握しよう
中古車購入時には車両本体価格以外にも税金や代行費用、手付金などの支払いが必要!
車の購入にあたって法律で支払いを義務付けられている法定費用は、車の重量や排気量によって異なる
中古車販売店に支払う各手数料とは、手続きの代行費用や納車費用などで、販売店によって異なる
申込証拠金は「返ってくるお金」手付金は「返ってこないお金」
中古車を購入する際に必要なお金は、車両本体にかかるお金だけではありません。法律で支払いを義務付けられている法定費用や、販売会社に支払う各手数料、購入意思を示すために支払う手付金などが必要になります。
なお、申込証拠金として契約前に支払ったお金については購入をキャンセルしたとしても返ってきますが、契約成立時に手付金として支払ったお金については返ってきません。手付金の種類には注意が必要です。
中古車購入時には、車両本体以外にかかるお金のことも計算に入れ、車選びにお役立てください。