引用:https://toyota.jp/alphard/

中古車購入ガイド | 2019.12.11

驚異的な残価率、リセールバリューは健在?カリスマ アルファードの中古車は買いか?

Posted by shintaro

トヨタのミニバンの中でも、LLサイズで多目的に使えるアルファード。若い世代を中心に支持を集め、ファミリーカーとして人気が高い車種です。室内空間の広さからカンパニーカーとしての需要も増えており、街中で見かける機会も多くなっています。しかし、高いグレードだと700万円以上するモデルもあり、新車購入をためらっている人も多いかもしれません。「欲しいけど手が出ない」と悩んでいるなら、中古車の購入を検討してみましょう。

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以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください

アルファードの魅力は、高級志向な車体と広々室内空間

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かつては「憧れの国産車」といえばクラウンやレクサスが挙げられていました。それらの高級サルーンに代わり、現在ではアルファードが「憧れの国産車」の首位に入るようになりました。また、販売台数でもアルファードと派生車種のヴェルファイアを合わせて、クラウンの約4倍を売るほどに人気を集めています。

特に20代男性からの人気は絶大で、「予算的に無理をしてもアルファードを買い、気の合う仲間とマリンスポーツやウインタースポーツに行く」というのが車好きの楽しみ方となっているとか。彼らの間で憧れの車といえば、レクサスでもGT-Rでもなくアルファードなのだそうです。

もちろん、ファミリーユースの需要も高く、子供が3〜4人いるような家庭では最高のファミリーカーとして活躍してくれます。

進化してきたアルファード

アルファードの初代モデルが登場したのは2002年のこと。それまで国産でLLクラスのミニバンは日産エルグランドしか存在していませんでした。エルグランドがマーケットで一定の成功を収めたため、トヨタが発売に踏み切った経緯があります。

エルグランドが後輪駆動車だったのに対して、アルファードは前輪駆動。後輪駆動車は動力を伝えるためのプロペラシャフトが室内に干渉するので室内空間が狭くなりますが、前輪駆動ならより広い室内空間を実現できます。ここはトヨタの達見でした。

エンジンは3LのV型6気筒と2.4L直列4気筒の2種類。のちにハイブリッドモデルも追加となります。

アルファードは日本専用車で、インテリアは木目調のパネルなど日本人好みの豪華な仕様に仕立てられていました。
これが好評で、初代モデルから一定の「アルファード・ファン」を獲得することに成功しました。

2008年に初のフルモデルチェンジを行い、アルファードは2代目に進化します。V6エンジンが3.5Lに排気量拡大し、ATは新開発の6速ATを採用。7人乗りの仕様はキャプテンシートを取り入れました。まるで旅客機のファーストクラスのようなムードがあり、この代からはハイヤーや企業の送迎用に用いられるようになりました。

さらに2015年には2度目のフルモデルチェンジが行われ、現行である3代目モデルが登場します。この代からは「高級車」としての開発に切り替えました。そのため、乗り心地の向上を目的にリアサスペンションをトーションビームアクスルからダブルウイッシュボーン式に変更。ホイールベースは3000mmに達し、広大な室内空間が生まれました。

エンジンは3.5LのV6、2.5L直4と2.5L直4ハイブリッドですが、組み合わされる変速機はV6に8段AT、直4はCVTとなり、燃費と走行性能が向上しています。

中古アルファードの相場と選び方

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中古車市場で見つかるアルファードは、ほとんどが2代目と3代目。人気モデルなので、台数は非常に豊富です。

以下で相場や選び方を解説します。

歴代アルファードの中古車相場

実際に中古車サイトで検索をしてみると、2代目モデルの最終型の2.4L直4モデルのワンオーナー、走行8000kmという個体が285万円で見つかりました。
同じ価格帯で3代目モデルを探すと、走行3万km程度のものしか見つからないので、2代目モデルはある意味お買い得感が高くなっています。

次に、6気筒モデルと4気筒モデルですが、6気筒モデルの方の人気が高いです。トヨタがカスタマイズした「ロイヤルラウンジ」というモデルは、新車が1500万円程度のところ、走行1万5000kmの個体に1630万円というプレミアがついています。これは極めて特別なモデルですが、6気筒モデルは台数も少なく500〜600万円代と高値安定の傾向です。

4気筒モデルは多くの数が市場に流通しており、走行1万km台のものが300万円台で見つかります。

用途別、中古アルファードの選び方

アルファードの使い方は、ファミリーカーとして使ったり、若者が仲間同士で出かけたりする用途が多いでしょう。

ガソリンモデルは3.5Lと2.5Lの2種類、ハイブリッドは2.5Lの1種類。若い人は特に大排気量のモデルを好みますが、おすすめは2.5Lのガソリンかハイブリッドです。

3.5LV6モデルは台数も少なく、程度の良い個体を見つけるのが難しい上に価格も高めだからです。また、中古車になると出力が低く、エンジン自体の重量が軽い車の方が経年劣化などによる傷みは少ない傾向にあります。

パワー不足の心配があるかもしれませんが、アルファードのような車に大事なのは「低速からしっかりとトルクが発揮されること」で、そのトルクは1気筒あたりの排気量の大きさが左右します。概ね1気筒500ccの排気量が必要といわれていますが、前後2.5Lの4気筒であれば1気筒あたり625ccとなるので、パンチのある走りを実現してくれるでしょう。

中古アルファードを買う際の注意点

車重が重い中古車は、程度の良い個体を選ぶのが難しいといわれます。特にアルファードの場合は中古車固有の問題を備えているので、注意が必要です。中古でアルファードを買う場合の注意点を、以下にまとめています。

中古アルファードを買う際の注意点

アルファードは車重平均2000kgというスーパーヘビー級の車です。車重が重い車は経年劣化が早く、傷みやすい傾向にあります。また、ボディの剛性感も低下しやすいので、購入する際はできるだけ試乗させてもらいましょう。

アルファードは左右にスライドドアを採用し、開口部が大きいので、ボディ剛性の低下が起こりやすい設計です。試乗して、サスペンションの取付部やスライドドアの周りから異音が出るなどの症状がある個体は要注意です。できれば、中古車選びに詳しい人に同行してもらった方が良いでしょう。

さらに、アルファードはカスタマイズのベースになることが多い車種です。エアロパーツなどの外装部品なら問題ありませんが、タイヤやサスペンション、ブレーキを社外品に交換している個体は避けた方が良いでしょう。特にブレーキは安全性につながる重要な部品なので、社外品に交換した個体は避けるべきです。

中古アルファードのおすすめグレード

歴代のアルファードには非常に多くのグレードが設定されています。内装の装備などに差はありますが、中古車はあまり細かな部分にまでこだわらない方が良いでしょう。

「絶対に譲れない装備」を決め、その条件の中で程度の良い個体を探すのが最も賢い買い方です。例えば「レザーシートはどうしても欲しい」という希望があったとしたら、レザーシート装備車の中古車の中から、程度の良い個体を選びましょう。細かなグレードにこだわっていると、せっかくの「お買い得車」を見逃してしまいます。

アルファードの中古車選びは必ず試乗を!

アルファードは現在、最も「憧れの車」として人気を博す!
中古車選びは注意を要する車種!
V6モデルよりも直4モデルの方が程度の良い個体が見つかりやすい!
カスタマイズされた個体は避けるのが無難!

中古車市場に流通するアルファードはほとんどが2〜3代目。有名車種で販売台数も多いことから、台数も多くなっていますが、それだけにあまり程度の良くない個体も出回っています。購入する際は必ず試乗させてもらうようにしましょう。重量級の車の中古車を購入する際にはさまざまな注意点があります。
人気のある車種だけに、つい大排気量モデルや豪華な仕様に目が行きがちですが、程度の良い個体が出やすいのは小さなエンジンを積んだ簡素なグレードに多い傾向があります。ぜひ多くの中古車を見て、検討してみてください。

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    アルファード 240S

    1,998,700
    2012年(H24)87千km

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    アルファード 240X

    2,148,300
    2014年(H26)61千km

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