引用:https://toyota.jp/hiacewagon/grade/grade2/

買取相場 | 2020.01.01

“いつでも売り時”な定番人気車種、ハイエースワゴンの残価率は?

Posted by 菅野 直人

国産1BOXカーで圧倒的なシェアを誇る「トヨタ ハイエース」には、日本の産業を支える商用車のバンのほか、乗用登録でミニバンに分類される「ハイエースワゴン」も存在します。バンほどではないものの、商用1BOXベースのミニバンでは最大の販売台数を誇るハイエースワゴンは、中古車買い取り市場でどのような評価を受けているのでしょうか?

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以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください

ハイエースワゴンの中古市場での人気について

「トヨエース」や「ダイナ」といった1950年代から作られていた小型トラックのさらに小型版として初代ハイエースが登場したのは1967年2月。同10月には現在までおなじみの3列シート9人乗り乗用登録ワゴンが登場、翌1968年4月にはスライドドアをもつ2列シート6人乗りのデリバリーバンも登場し、ハイエースのスタイルは既にこの時点で確立していました。

その後、ロングボディ仕様やハイルーフ仕様などを追加しつつ代を重ね、2代目の1980年には当時盛り上がりつつあったRVブーム(RV=レクリエーショナル・ビークル)に呼応した豪華仕様、「ハイエースワゴン スーパーカスタム」が登場。

1982年にモデルチェンジした3代目では斬新な縦目の角目4灯式ヘッドライトに豪華内外装で“新世代セダン”をうたい、黎明期のミニバンとして使い勝手の良さ、信頼性の高さでベストセラーモデルへと成長。あっという間に“1BOXワゴン/バンの定番”という地位を確立しました。2019年12月現在販売されているのは、2004年8月にモデルチェンジした5代目で、無駄を廃した角型ボディで極限までスペース効率を追求、車内容積や寸法を極大化。ライバルを全く寄せ付けない圧倒的な販売台数を誇っています。

2018年の販売台数は商用バンでもライバルである日産NV350キャラバンに対して2倍以上、ハイエースワゴンも商用1BOXバンベースのミニバンながら他社乗用車ベースミニバンよりも多い9,048台と、ライバルの5倍以上を販売。中古車市場でもその実績が反映されてタマ数、販売価格ともに圧倒的上位であり、1BOX商用バンの乗用仕様ならハイエースワゴンこそ定番中の定番!といえる人気ぶりです。

買取査定額が期待できるハイエースワゴンのグレード

現行の5代目ハイエースワゴンは、一応ミニバンに分類されるとはいえ実質ビジネスワゴンおよび、それをベースとしたジャンボタクシー仕様やキャンピングカーの販売がメインとなっており、そうした派生モデルを除く基本グレードは3つ。ベースグレードで見た目は黒い樹脂バンパーなどバンと変わらない「DX」、ボディ同色バンパーやメッキグリル、オプティトロンメーターなど内外装を充実させた「GL」そして最上級モデルとなる「グランドキャビン」から構成されています。

すべて全幅1,880mmのワイドボディで、DXとGLが全長4,840mmのロングボディ、グランドキャビンが5,380mmのスーパーロングボディで、全車とも初期は2.7リッター直列4気筒DOHC VVT-iガソリンエンジンに4速AT、2015年1月の改良以降はエンジンを「Dual VVT-i」化したうえでシケーンシャルシフトマチック付き6速ATに組み込まれ、かつ全グレードとも2WD(FR)とフルタイム4WDを設定。

このうち高額買取傾向にあるのはGLグレードで、充実した内外装と取り回しが比較的良好なボディサイズ、手頃な価格が評価され、後述するように残価率も高めとなっています。

買取査定額が期待できるハイエースワゴンのカラー

基本的には、商用1BOXバンの乗用登録仕様だけあってボディカラーのバリエーションは少なく、ごく一般的なFF&4WDミニバンと比べれば派手さより質実剛健ぶりが際立つ様子。高額買取上位のボディカラーはホワイトパールクリスタルシャインまたはラグジュアリーパールトーニングをトップに、ハイエースワゴン独特の定番色といえるベージュメタリックが続きます。その他、黒やシルバーもありますが、上位は気品あふれるホワイトとゴールドと考えていいでしょう。

2年落ちハイエースワゴンの目安査定額

2年落ち2017年式ハイエースワゴンは、2016年6月の改良でVSC(横滑り防止装置)やTRC(トラクションコントロール)、坂道発進に便利なヒルスタートアシストコントロールやハザードランプで急ブレーキを後方に知らせる緊急ブレーキシグナルなど、安全装備を中心に標準装備が強化されています。

また、2017年12月の改良では衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」が標準装備となってさらに安全面が充実しました。オプション込みでおおよその新車価格と、2019年12月現在での平均買取相場は以下の通りです。

●DX(FR/4WD):新車321万円/買取実績なし
●GL(FR/4WD):新車347万円/買取価格208万円程度
●グランドキャビン(FR/4WD):新車409万円/買取価格178万円程度

4年落ちハイエースワゴンの目安査定額

4年落ち2015年式ハイエースワゴンは2013年12月の改良で内外装のデザイン変更や空力処理による高速安定性改善が行われたモデルで、2015年1月以降はエンジンのDual VVT-i化とシーケンシャルシフトマチック付き6速ATでよりスムーズな走行を実現するとともに、燃費性能が大きく改善されているのが特長。オプション込みでおおよその新車価格と、2019年12月現在での平均買取相場は以下の通り。

●DX(FR/4WD):新車306万円/買取実績なし
●GL(FR/4WD):新車334万円/買取価格162万円程度
●グランドキャビン(FR/4WD):新車395万円/買取価格125万円程度

6年落ちハイエースの目安査定額

6年落ち2013年式ハイエースは2015年5月の改良で車速感応パワードアロックや盗難防止用イモビライザー、ドアを閉めた後もフロントルームランプが一定時間点灯するイルミネーテッドエントリーシステムを標準装備したほか、メーカーオプションで国内仕様トヨタ車初のバックモニター内蔵自動防眩インナーミラーやオートレベリング機能付きディスチャージランプ(ロービーム)を設定したモデルです。オプション込みでおおよその新車価格と、2019年12月現在での平均買取相場は以下。

●DX(FR/4WD):新車290万円/買取実績なし
●GL(FR/4WD):新車316万円/買取価格146万円程度
●グランドキャビン(FR/4WD):新車375万円/買取価格118万円程度

事故車・修復歴ありのハイエースワゴンの場合は?

ハイエースワゴンの事故車買取はフロントが大破、エンジンは使えるもののエアバッグが開くほどの大ダメージを受けた9年落ちでも20万円の買取価格がつき、100万円の修理費用をかけて中古車市場に復帰した例があります。通常、9年落ちともなると形が変わるほどのダメージでは廃車、部品取りになっていてもおかしくありませんが、需要が多く人気車種で高価販売が期待できるハイエースワゴンだからこそ、それでも値段がつくという好例でしょう。

ハイエースワゴンの残価率・リセールバリューは?

商用登録のハイエースバンやマイクロバス仕様も含め、シリーズ全体が盗難被害にあうクルマ上位にくるほど人気が高いということもあり、残価率・リセールバリューとも文句ナシに期待していいでしょう。

2年落ち2017年式は平均残価率44~60%(全グレード平均52%)、平均買取価格178~208万円(同、193万円)と、同バンと比べても販売台数が少ない割には大健闘! 4年落ち2015年式でも平均残価率32~48%(全グレード平均40%)、平均買取価格125~162万円(同、143万円)、6年落ち2013年式でも平均残価率32~46%(全グレード平均39%)、平均買取価格118~146万円(同、132万円)と、多少年式が古くなっても残価率はさほど落ちていきません。

特に全長5mを超えるグランドキャビンより取り回しがよく内外装も充実したGLグレードは高い残価率を誇っており、ハイエースワゴンGLを所有しているユーザーなら“いつでも売り時”と考えてもよいでしょう。さすがはトヨタが、日本が誇る定番人気車種です。

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ハイエース ワゴンの査定事例

  • 2020/01に査定

    ハイエースワゴン スーパーカスタムG ミドルルーフ(トリプルムーンルーフ)

    962,500
    2001年(H13)100千km

  • 2020/01に査定

    ハイエースワゴン スーパーカスタムリミテッド

    598,400
    1997年(H9)178千km

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