買取相場 | 2019.08.17
子育て世代の主婦層に大人気!安全性の高い軽ハイトワゴンのekスペース 買取価格を調査しました
Posted by UruCar
ekスペースは、2014年に販売された三菱のハイトワゴンの軽自動車で、2001年販売の『ek』から18年続く、ekブランドの車種となります。 共同開発をした日産では『デイズルークス』として販売されています。 主に子育て世代の主婦がターゲットとなり、1400mmの室内高や両側スライドドアなど、お子様を持つ主婦に人気となっているため、中古車市場でも一定の需要があります。 そんなekスペースが、買取市場ではどんな値動きをするのか、見てみましょう。
以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください
SUMMARY
ekスペースの中古市場での人気について
ekスペースは、2014年に発売し2016年のマイナーチェンジを経て現在に至る、ハイト系の軽自動車となります。
4グレードをラインナップし、安全装備の『e-assist』は、安心の標準装備となり、衝突や踏み間違えのリスクを軽減します。
また、前述の通り、軽自動車にとって売れる指標となる室内高は1400mmとクラストップ値を誇り、セカンドシートはこちらもクラストップ値となる、260mmの前後スライドを装備しています。
ダイハツのトップセールス車であるタントより、室内高・スライド幅を上回っており、居住性は抜群ですから、もっと注目されるべき車種だと言えます。
その他、上位グレードにはナノイー搭載のサーキュレーターを搭載し、車内の空気にも配慮する事で、子育て世代の主婦には重宝されています。
このように、現在の軽自動車市場のニーズにマッチした形ですし、18年続くekシリーズとしてのブランド力もあり、指名買いをする方も多いようです。
買取査定額が期待できるekスペースの人気グレード
現行では、『M e-assist』・『G safety package』・『T safety package』からなるグレードのラインナップですが、ノンターボである『M e-assist』と『G safety package』の買取価格が高い傾向となっています。カスタム系ではないため、走りを求めない事が要因になっていると思われます。
よって、4WDグレードの付加価値も、ekスペースには無いと言って良いでしょう。
また『G safety package』では、ワンタッチスライドドアなど、装備面で充実しているため、数万円高く取引されるようです。
その他、オプション装備の両側スライドドアも人気があり、買取価格がプラスになる傾向があります。
買取査定額が期待できるekスペースの人気カラー
ekスペースは主婦などの女性がターゲットとなるため、白・黒系から緑・ピンク系など全11種類のカラーをラインナップしています。
中でも人気なのは、定番のパールホワイトとブラックマイカで、5万円前後のプラス査定が期待できます。
その他ツートンカラーも全色プラス査定となり、中でもブラウン×ホワイトが人気のようですので、数年で売却を前提に購入するのであれば、カラー選択も重要となってきます。
1年落ちekスペースの目安査定額
新車価格が130万円からのekスペースですが、グレードやカラーにもよりますが、1年落ちとなると買取相場は60万円~75万円前後の査定額となります。
随分と値崩れ感がありますが、例えば別車種のデイズルークスではプラス10万~20万円となり、ブランド力の差が如実に出る形となっています。
3年落ちekスペースの目安査定額
ekスペースの3年落ちの買取相場は40万~65万円前後となりますが、1年落ちの償却額を考えれば、落ち着いたと言えるでしょう。
軽自動車市場にニーズがある分、中古車での流通も莫大ですから、致し方ない結果なのかも知れません。
距離を走る方でしたら、最初の車検が来る3年目で手放す事をおすすめします。
このタイミングを逃すと、過走行車の査定額はグンと下がっていく傾向です。
5年落ちekスペースの目安査定額
5年前となると、現行のekスペースの発売初年度に当たりますが、走行距離や外装などに大差が出てくる時期になり、買取相場は20万~50万円前後となってきます。
状態が良い人気グレードでしたら、65万円という高値での買取査定もありました。
低走行車やオプション装備車などはやはり高値の傾向があり、 1年~5年落ちの査定額の下がり幅も緩やかとなります。
事故車・修復歴ありのekスペースの場合は?
中古車購入で重要視される、修復の有無。
特にフロントやリアの破損は敬遠される事もあり、大幅に査定額に響くようです。
人気グレードの『G safety package』では、3年落ち3万km前後で、20万~30万円の査定額となっているようです。もちろん、エンジンまで損傷している場合は、更に査定額は下がる事になるでしょう。
大衆車であり需要が高い分、中古車市場での競合他車の流通も過密しているため、あまり高値は期待できないようです。
ekスペースの残価率・リセールバリューは?
ハイト系の軽自動車が人気となり、今やコンパクトカーより軽自動車を選ぶ時代となりました。
居住性も良く、経済的なekスペースですが、ハイト系の流通量を考えると、そう高くない残価率となってしまいます。
例えば、人気グレードの『G safety package』を新車で購入した場合、1,514,160円となりますが、 2年1万kmを乗って売却した場合の買取額は740,000円となりました。
つまり、2年間で774,160円を償却した事になり、残価率は51.1%という結果に。
このグレードにおける平均残価率は44%になりました。
その他、現行初年度となる2014年の『G』グレードでは、新車で購入した場合、145,000円でしたが、5年4万kmを乗って売却した場合の買取額は380,000万円となり、残価率は26.2%まで落ち込み、平均残価率は28.7%となります。
買取額の推移を見てみると、e-assistを追加装備した2016年以前のモデルを境に査定額に開きが出るようです。
また、2019年12月にはフルモデルチェンジを予定していますので、売却を予定されているのであれば、値落ちする前となる今がおすすめですので、ぜひご検討下さい。