コスパ最強のコンパクトSUVヴェゼルの良好な残価率を紹介！

ヴェゼルの中古車市場での人気について

ヴェゼルはホンダを代表するSUVで、コンパクトSUVながらも高い走行性能を備え、室内空間や肌触り、座り心地まで徹底的にこだわられた質感の高い車です。
そんな高品質な内容でありながら、ライバル車と言われるマツダ CX-3や日産 ジュークと比べても価格が安く、クーペのようなスポーティな外観を備えています。

圧倒的な販売台数を誇るヴェゼルは新車だけでなく、中古車も人気の高い車です。2019年に新グレードが発売され、人気、需要ともに安定した相場が期待できるのもポイントの一つ。
ヴェゼルはガソリン車、ハイブリッド車ともに高価買取査定が期待できる車です。

買取査定額が期待できるヴェゼルの人気グレード

ヴェゼルの中でも、高額な買取査定が期待できる人気グレードは、ハイブリッドZと、 RS ホンダセンシングの2つです。

ヴェゼル ハイブリッドZの買取相場はおおよそ180万円〜185万円程度。
ヴェゼル RS ホンダセンシングの買取相場はおおよそ170万円〜180万円程度です。
ヴェゼルの人気グレードの買取相場は、おおよそ170万円〜185万円となっています。

ヴェゼルの中でも高い燃費性能を誇るハイブリッドZと、ホンダ独自の技術(ホンダセンシング)を搭載したRS ホンダセンシング。どちらの人気グレードも高価買取が期待できます。

高価買取が期待できるヴェゼルの人気カラー

ヴェゼルの中でも人気カラーと言われるのがプラチナホワイト・パールです。ホワイトカラーをベースに、パールカラーとプラチナ光沢を追加したデザインで、その輝きは見る人を魅了します。

ヴェゼルのプラチナホワイト・パールは、おおよそ170万円〜187万円の買取査定額が期待できます。ヴェゼルを買取査定に出す前に、ボディカラーを確認してみましょう。

1年落ちヴェゼル(2022年式)の目安査定額

1年落ち2022年式ヴェゼルは、日本市場で大ヒットした初のコンパクトSUVとして定評あるホンダ ヴェゼルが2021年4月に初めてモデルチェンジした2代目モデルの2年目。

大きく変わったのはハイブリッドシステムで、7速DCTへ仕込んでクラッチで駆動/発電を切り替える1モーター式の「i-DCD」から、以前はi-MMDと呼ばれていた「e:HEV」へと変わった事で、基本的にはエンジンで発電、モーターで走行するシリーズ式ハイブリッドに近いシステムながら、変速段を持たないモーターが苦手とする高速巡航では、もっとも効率のよいエンジンでの駆動をモーターアシストを受けながら行う3モード式です。

グレード構成もe:HEVが中心となり、従来の1.5リッターガソリン車は廉価グレードの「G」のみとなりました。新しいモデルのため、2022年8月にカラーバリエーションの一部変更があった以外まだ大きな変更はなく、「オプション込みでおおよその新車価格」と、2023年5月現在での平均買取相場は、以下の通りです。

（ガソリン車）
G：新車263万円／買取価格178万円程度

平均買取価格：約178万円
平均残価率：約68%

（ハイブリッド車）
e:HEV X：新車305万円／買取価格208万円程度
e:HEV Z：新車331万円／買取価格234万円程度
e:HEV PLaY：新車363万円／買取価格262万円程度

平均買取価格：約235万円
平均残価率：約70%

2年落ちヴェゼル(2021年式)の目安査定額

日産のジュークやトヨタのC-HRとともに、クーペルックのコンパクトSUVブームを牽引したホンダ ヴェゼルも2021年4月に2代目へとモデルチェンジしましたが、その直後に新型コロナウイルス禍の影響で、ハーネスや半導体など車の生産に必要な部品の流通が滞り、各自動車メーカーとも、計画通りに生産できないという事態が発生します。

発売直後で受注が絶好調、つまり重点的に大量生産しなければいけなかったはずの2代目ヴェゼルは真っ先にモロにその影響を受け、人気はあるのに販売台数(登録台数)が伸びないという、奇妙な状態になりました。

2022年になっても、他車種と同様にオーダーしてからの納車時期が読めないどころか、ウクライナ戦争の影響で一層悪化しており、中古車でもいいから2代目ヴェゼルを早く欲しいというユーザーも多い事から、買取相場はかなりの高水準で推移しています。

2021年4月まで販売していた初代ヴェゼルの買取相場も、旧型でありながら現行車種と変わらないどころか、むしろ若干高値となっており、新車の生産状況が立ち直って納期が通常に戻るまでしばらくの間、「ヴェゼルのようなコンパクトSUVは高く売れる」という状況が続きそうです。

2年落ち2021年式初代/2代目ヴェゼルの、「オプション込みでおおよその新車価格」と2023年5月現在での平均買取相場は、以下の通りです。

(初代・ガソリン車)

平均買取価格：約164万円
平均残価率：約59%

(初代・ハイブリッド車)

平均買取価格：約176万円
平均残価率：約57%

(初代・総合)
平均買取価格：約170万円
平均残価率：約58%

(2代目・ガソリン車)

(2代目・ハイブリッド車)

(2代目・総合)
平均買取価格：約270万円
平均残価率：約81%

3年落ちヴェゼル(2020年式)の目安査定額

2年落ち2020年式のヴェゼルは、2019年1月にそれまでの1.5リッターi-VTECエンジン車と同i-DCDハイブリッド車の2種類7グレードに加え、新たに1.5リッターi-VTECターボエンジン搭載の新グレード「ツーリング・ホンダセンシング」を追加。

2019年11月には、専用エアロパーツを組むなど、特別な内外装や専用サスペンションで走行性能も向上させた純正コンプリートカー「モデューロX」を、ツーリングとハイブリッド車へ設定したモデルです。

なお、2021年4月中に2代目へモデルチェンジのため、今後しばらくは買い替えでの下取り増加などによる中古車市場での流通量増加と、買取相場の下落が予想されます。「オプション込みでおおよその新車価格」と2023年5月現在での平均買取相場は、以下の通りです。

(ガソリン車)

平均買取価格：約145万円
平均残価率：約54%

(ハイブリッド車)

平均買取価格：約170万円
平均残価率：約55%

4年落ちヴェゼル(2019年式)の目安査定額

4年落ち2019年式ヴェゼルは、2013年12月の発売とともに、コンパクトSUVとして日本初の大ヒット作となった初代ホンダ ヴェゼルの7年目で、2018年2月の改良で安全運転支援システム「ホンダセンシング」が全車標準装備（レスオプションあり）となって以降のモデル。

2019年1月には従来の1.5リッターVTECガソリン、1.5リッターハイブリッド（i-DCD）に加え、パワフルな1.5リッターVTECガソリンターボを積む「ツーリング・ホンダシンシング」を追加。

同10月には消費税改定（8%→10%）による価格変更、同11月には専用エアロや専用スポーツシートなどを組んだコンプリートカー、「モデュユーロX」をハイブリッド車および1.5ターボのツーリングへと設定しました。「オプション込みでおおよその新車価格」と、2023年5月現在での平均買取相場は、以下の通りです。

（ガソリン車）
G・ホンダセンシング：新車242万円／買取実績なし
X・ホンダセンシング：新車255万円／買取価格140万円程度
RS・ホンダセンシング：新車275万円／買取価格158万円程度
ツーリング・ホンダセンシング：新車322万円／買取価格185万円程度
ツーリング モデューロX・ホンダセンシング：新車388万円／買取実績なし

平均買取価格：約161万円
平均残価率：約56%

（ハイブリッド車）
ハイブリッド・ホンダセンシング：新車285万円／買取価格162万円程度
ハイブリッドX・ホンダセンシング：新車294万円／買取価格138万円程度
ハイブリッドZ・ホンダセンシング：新車313万円／買取価格153万円程度
ハイブリッドRS・ホンダセンシング：新車312万円／買取価格146万円程度
ハイブリッド モデューロX・ホンダセンシング：新車390万円／買取実績なし

平均買取価格：約150万円
平均残価率：約50%

5年落ちヴェゼル(2018年式)の目安査定額

2018年式ヴェゼルは、2016年2月に従来の「S」に代わるスポーティグレードとして「RS」系と「ハイブリッドRS」系を設定し、廉価グレードの「G」系および「ハイブリッド」系以外に先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」を設定したモデルです。2018年1月には全グレードへホンダセンシング非搭載車を設定した一方、同年2月には「G」「ハイブリッド」にもホンダセンシング搭載車を設定しました。

なお、2017年7月には「ハイブリッドX・ホンダセンシング」をベースにLEDフォグライトやスポーツタイプの17インチホイールなど内外装の装備を充実させた特別仕様車「ブリリアントスタイルエディション」を発売。オプション込みで、おおよその新車価格と2023年5月現在での平均買取相場は、以下の通りです。

6年落ちヴェゼル(2017年式)の目安査定額

2017年式ヴェゼルは、2年落ち同様2016年2月に改良を受け、2017年7月に特別仕様車「ブリリアントスタイルエディション」を発売したモデルです。

オプション込みで、おおよその新車価格と2023年5月現在での平均買取相場は、以下の通りです。

7年落ちヴェゼル(2016年式)の目安査定額

2016年式ヴェゼルは、2015年4月に1.5リッターガソリンエンジン車の標準グレード「X」へ設定のなかった4WD車を追加したモデルで、同年9月に「ハイブリッドZ」(FFのみ)と「ハイブリッドX」の4WD車へ特別仕様車「スタイルエディション」を追加、2016年2月にはホンダセンシングの搭載などさらなる改良がおこなわれています。オプション込みで、おおよその新車価格と2023年5月現在での平均買取相場は、以下の通りです。

事故車・修復歴ありのヴェゼルの場合は？

ホンダ自慢の大人気SUVであるヴェゼルでも事故車、修復歴のある車となれば、そこまで高額な買取額が出ないのでは？と考える方がいるかもしれませんが、決してそうではありません。

状態の悪いヴェゼルであっても買取査定額は他車種に比較して低くはありません。
例えば、ヴェゼル ハイブリッドZの事故車では10万円〜13万円程度の査定額が付いてるようです。
また、ヴェゼル Sグレードの事故車は8万円〜10万円程度の査定額に。

2年落ち、2万キロ以内のヴェゼル ハイブリッド ホンダセンシングの修復歴ありの車の査定額は、90万円〜125万円くらいの買取査定額が期待できます。

事故車の場合はおおよそ8万円〜15万円。
年式にもよりますが、修復歴ありのヴェゼルではおおよそ70万円〜125万円までの買取査定額が期待できます。

ヴェゼルの残価率・リセールバリューは？

ヴェゼルの中でも残価率が特に高いグレードはハイブリッドZとハイブリッドX ホンダセンシングの2つです。
例えば、2年落ち2万キロ以内のヴェゼル ハイブリッドZでは、新車価格からの残価率が約74％。
3年落ち3万キロ以内のヴェゼル ハイブリッドRS ホンダセンシングの残価率は約58％と、3年落ちヴェゼルであっても半分以上の残価率が出ているようです。

ヴェゼルの残価率をまとめると、人気グレードにおける平均残価率は50%〜70%の数値になります。
さすがは大人気SUVであるヴェゼル、SUVとしてはかなり良好な残価率と言えます。とはいえ、車の価値は時間とともに基本的には落ちていきますので、もしヴェゼルの乗り換えをお考えの場合は、早めに買取査定に出してみてはいかがでしょうか？

ホンダ「ヴェゼル」を高く売るためのポイント

最低地上高が高いクロスオーバーSUVとはいえ、ヴェゼルはどちらかといえばクーペルックのスポーティなハッチバック車であり、オフローダー的な要素もないため、そのように使う人もほとんどいないでしょう。
そのため、禁煙車として使い、小キズやへこみがないようチェックした上で車内外をキレイに清掃しておく、アルミホイールなどの純正品は維持しておき、フルノーマルな状態を保つといった、一般的な高価買取対策で十分です。

ホンダ「ヴェゼル」の走行距離による値動きの変化

走行距離が長い場合におけるヴェゼルの買取価格ですが、長い走行距離というのが5万km以上と仮定して調べてみた結果、2023年5月現在で走行距離ごとの相場は、以下の通りです。

●14万km台：73.6万円～87.8万円
●13万km台：67.5万円～67.5万円
●12万km台：51.4万円～74.6万円
●11万km台：51.4万円～97.0万円
●10万km台：49.4万円～115.6万円
●9万km台：61.5万円～134.2万円
●8万km台：70.6万円～129.2万円
●7万km台：65.5万円～143.7万円
●6万km台：71.6万円～140.4万円
●5万km台：71.6万円～154.7万円

買取相場の最低価格、最高価格ともに大きく差が出るのは9～10万km以降で、他には5万km台を超えると最高価格も大きく落ちるようです。5万km、10万kmを超えると買取価格が大きく下がるという認識を持つとよいでしょう。

ホンダ「ヴェゼル」を売るのにベストなタイミングは？

2020年2月発売の新型フィットに続き、2020年末～2021年頃にはヴェゼルもモデルチェンジし新型へ切り替わると言われているため、それを念頭に置くようにしましょう。

二代目ヴェゼルはフィット同様、これまで「i-MMD」と呼ばれていた2モーター式ハイブリッドシステム「e:HEV」を採用、エンジン車にはいよいよ1.0リッターVTECガソリンターボ「P10A」が採用されるとも言われており、それが本当ならば現行モデルよりエンジン車、ハイブリッド車ともにだいぶ魅力が増します。

いずれにせよ、次期型が発売されてしまうと買い替え需要で中古車市場で現行ヴェゼルがダブつき気味になるのは今からでも予想できますから、現在売却を検討しているユーザーなら今すぐにでも、そうでないユーザーでも今後半年程度のうちにしばらく乗り続けるか、売るかを決める必要があります。特に今後半年のうちに走行距離が5万km、あるいは10万kmを超える見込みのあるユーザーであれば、それもひとつの売却タイミングとして考慮すべきでしょう。