引用:TTTNIS

旧車・絶版車購入ガイド | 2020.07.12

今登場すればバカ売れ!?登場が早すぎたと惜しまれるミドルサイズSUV ホンダ「クロスロード」

Posted by 菅野 直人

新車販売当時はパッとしなかったものの、販売終了後に時代が追いつき「欲しい車をやっと見つけたと思ったら絶版車だった!」と人気殺到、中古車価格が高騰する車がしばしば登場します。2007年に発売されたものの、販売不振によりわずか3年半で絶版となった「登場が早すぎた四角いSUV」2代目ホンダ「クロスロード」はその代表格です

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ホンダ「クロスロード」とは

ホンダの四輪車に「クロスロード」の名が初登場したのは1993年でした。当時ブームの真っ最中なのに販売すべきRV(SUV)を持たなかったホンダが、提携していたイギリスのローバーグループから「ディスカバリー」のOEM供給を受けクロスロードとして販売しました。

同時期にいすゞからOEM供給を受けた「ジャズ」(ミュー)や「ホライゾン」(ビッグホーン)同様、単にホンダエンブレムを貼っただけのバッジエンジニアリング車でしたが、1995年にホンダオリジナルのSUV「CR-V」を発売するまでは「SUVは売ってないの?」と来店した顧客を引き留める大事な車だったのです。

やがてCR-Vや「HR-V」などでSUVのラインナップが充実すると初代クロスロードは1998年12月に役目を終え一旦絶版となりますが、2000年代に入って開発された新たなSUVが“クロスロード”を襲名し、2007年2月に発売されました。

今度は2代目「ストリーム」をベースにホンダ独自開発とされ、ベース車同様1.8リッターまたは2.0リッターの自然吸気エンジンを搭載し、駆動方式はFF(フロントエンジンフロントドライブ)または4WDでした。全幅こそ1,755mmと3ナンバーサイズだったものの、全長4,285~4,290mmとコンパクトカーサイズでありながら3列シート7人乗りを実現しています。

当然そのままではスペース不足なため、外寸に対して車内スペースを最大化するため角ばったボディ形状を採用しましたが、当時のSUV市場では全く人気がなく、発売初年の2007年こそ平均月販1,640台だったものの2008年には同740台、2009年は同320台と急落していき、たまりかねたホンダは不人気車種としてデビューわずか3年半後の2010年8月で販売を打ち切ってしまいました。

当時はアウトドアユースのイメージで日産「エクストレイル」が、悪路走破性ではスバル「フォレスター」が、高級SUVではトヨタ「ハリアー」、3列シートSUVなら同「ヴァンガード」の人気が高く、3列シートコンパクトSUVのクロスロードはコンセプト自体が理解されなかったようでした。

しかし、絶版後の2010年代も半ばに入るとコンパクトSUVや3列シートSUVのブームが到来、トヨタが2017年の東京モーターショーで「TJクルーザー」を出展するなどコンパクトな3列シートSUVが注目されるようになると、「実はそういう車が既に販売されていた!」とばかりにクロスロードが注目され、中古車価格が高騰を始めます。

「登場するのが10年早すぎたSUV」であるクロスロードは新車販売こそ全くパッとしない不人気車だったものの、中古車市場で人気車種となった、それも絶版直後ではなく数年後にブレイクしており、細々とでも継続生産していれば苦労も報われたであろうと惜しまれる一台です。

ホンダ「クロスロード」の中古車相場

大手中古車検索サイトによると2020年5月現在、クロスロードの中古車相場は以下の通りです。

【初代LJ型(1993-1998)】※ランドローバー・ディスカバリーのOEM車

流通なし

【2代目RT型(2007-2010)】

(1.8リッターFF車)11~175万円・70台
(1.8リッター4WD車)25.8~154.8万円・28台
(2リッターFF車))19.8~170万円・79台
(2リッター4WD車)29.9~144万円・42台

2代目は新車販売当時に不人気車だったとはいえ比較的新しく、中古市場で人気なのが知れ渡っているせいもあってか各グレード合計219台も流通しており、現在のタマ数は比較的豊富です。

また、クロスオーバーSUVをリフトアップして樹脂製パーツやメッキパーツを追加したカスタムカーも多く、それを除いたフルノーマル車の実勢価格は上限140万円ほどになります。

2020年現在のSUVと比べればクリーンディーゼルエンジンやハイブリッド、ダウンサイジングターボ、安全装備や先進機能といった要素こそないもののデザインは遜色なく現在でも通用するレベルで、新車価格(約193~292万円)や年式を考えれば少々高価とはいえ、満足度の高い買い物になりそうです。

ホンダ「クロスロード」のオススメは、経済性が高い1.8リッター車

クロスロードは1.8リッターエンジンのほか、より高い動力性能を求めるユーザー向けに2.0リッターエンジン車も設定されていて自動車税は同額ですが、後述する実燃費性能で1.8リッター車のメリットが大きいことや、コンパクトカークラスで動力性能面で十分なことから1.8リッター車がおすすめです。

FFと4WDがありますが、当時のこのクラスの4WDシステムは前後輪の回転差が生じた時のみ動作するデュアルポンプ式リアルタイム4WDのため、4WDだからと格段に燃費が悪化することもない代わり、悪路走破性が特段向上するわけでもないため、凍結路の坂道発進やスタック脱出を意識しない限りはFF車で問題ありません。

ホンダ「クロスロード」の中古車選びの注意点

メカニズム上は2014年5月まで販売されていた2代目ストリームなどと同じため、走行に直接かかわる部分で純正部品の欠品などに悩まされる車ではなく、クロスロード自体まだ販売終了から10年なので、内外装パーツもまだ新品が出る可能性すらあります。

そのため購入後のメンテナンスであまり苦労することはなく、雪国や海岸沿いの地域で使われていた車なら下回りやマフラーのサビ、事故の傷やオイル漏れなどに注意するくらいですが、リフトアップ車に関してはブレーキがノーマルのままだと制動力が悪化するため、できればブレーキまで強化されたものがオススメです。

ホンダ「クロスロード」の中古車維持費目安

イギリス製の初代はともかく、2代目はまだ比較的新しく、走行10万km程度では過走行とも言えなくなった時代の車ですから、走行距離が15万kmオーバーであったり、修復歴のある車でもない限り、ある日突然多額の出費を強いられるのに備える必要は、そうそうないと思われます。

確実にかかる自動車税も初期の2007年式がようやく新規登録から13年以上で重加算税対象となり、1.8リッター車でも2.0リッター車でも総排気量1.5リッター超2.0リッター以下で通常は3万9500円、2007年式など13年以上の重加算税車なら4万5400円となります。

実燃費は2.0リッター車だと8km/h程度と動力性能の余裕がある代わり現在の基準ではかなり厳しい燃費で、12km/L前後の燃費で済む1.8リッター車の方が選択肢としては現実的です(FFと4WDでは実燃費にそれほど差はありません)。

2020年5月11日現在のレギュラー平均価格がリッター当たり約120円程度なので、仮に月1,000km走るなら1.8リッター車で月10,000円程度、2.0リッター車なら月15,000円程度のガソリン代がかかり、年間のガソリン代が約12~18万円に自動車税を合わせると、約16~23万円程度が最低年間維持費の目安となりそうですが、燃費のため1.8リッター車と2.0リッター車にはかなり維持費に差がつきます。

中古車人気が知られているため、特にリフトアップ車などカスタムカーは盗難リスクに注意すべきであり、保管場所のセキュリティには相応の気を使いたい車であるほか、環境次第で変わってくる購入後の駐車場代やタイヤ代、車検代や整備代、任意保険代などは各自で計算してみてください。

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