引用:Mytho88

旧車・絶版車購入ガイド | 2020.07.12

トヨタ「ラッシュ」今や絶滅?見せかけだけではないコンパクトなオフローダー

Posted by 菅野 直人

現在はダイハツOEMのライズが「ミニRAV4」として大人気なトヨタのコンパクトSUVですが、かつては1980年のブリザード以来、やはりダイハツOEMで長らくFRベースで結構本格的なオフロード性能を持つコンパクトSUVを長年販売していました。現時点でその終着点となっているのが2016年まで国内販売されていたラッシュで、SUVというより「着座位置が高くて見晴らしがいいコンパクトカー」として売られていたものです。

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以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください

トヨタ「ラッシュ」とは

Mytho88

タフトおよびラガーのOEM版ブリザード(1980-1990)、テリオスのOEM版キャミ(1999-2006)と、断続的ながらダイハツから小型オフロード車のOEM供給を受けていたトヨタですが、キャミ後継は間を開けずにダイハツからビーゴ(テリオス後継車)のOEM供給を受け、「ラッシュ」として2006年1月に発売しました。

既にキャミの時代、世のSUVは乗用車をベースに最低地上高を上げ、オフローダー風の外見か、スポーティでも樹脂パーツなどを多用してアウトドア・ギア的な雰囲気を出したクロスオーバーSUVが主流となっています。

そこにモノコックボディとはいえビルトインラダーフレームを組み込んだ屈強なボディと、フルタイム4WDとはいえFRベースでセンターデフロックも可能な本格4WDシステムを組み込んだラッシュは、クロスオーバーSUVと呼ぶには少々本格派寄りでしたし、大径タイヤも相まって実際に並以上の悪路走破性能も持っていました。

なぜこのような車が当時あったかというと、トヨタはダイハツともどもインドネシアなど東南アジアを中心に新興国向け小型オフロード車の販売に熱心で、日本では初代のみで絶版となったラッシュも、海外では2代目(やはりダイハツOEM)を継続販売していて、それを日本でも販売していたという事情があります。

しかしそれはあくまで海外の話で、日本ではクロスオーバーSUV的な販売の方が向いていることから、CMでもラッシュは「着座位置が高いので遠くまで見晴らしよく見えてビックリするコンパクトカー」として宣伝され、あえてオフローダーとしての性能は隠し持つ形で販売されていたのです。

その狙いは当たって発売当初にそこそこの販売台数を記録したラッシュでしたが、やはりクロスオーバーSUVに比べて快適性や使い勝手の面で少々劣り、搭載エンジンの基本設計が古く途中からエコカー認定(低排出ガス車認定)が厳しくなったことから、2012年以降は平均月販が500台以下に落ち込むなど、どちらかというと「一部で根強い需要のある車」になりました。

結局は2016年3月で絶版、2019年11月に発売された「ライズ」(やはり2代目ダイハツ・ロッキーのOEM)が大人気となるまで一時トヨタのコンパクトSUVは廃れますが、ポップな外見とは裏腹な隠れた実力派なのに後席ドアもある5ドア車という、OEM元のダイハツ・ビーゴともども他にない特徴を持つラッシュは、使い勝手と悪路走破性を両立した小型SUVが欲しいユーザーにとって今でも貴重な存在です。

トヨタ・ラッシュの中古車相場

大手中古車検索サイトによると2020年6月現在、トヨタ・ラッシュの中古車相場は以下の通りです。

【ラッシュ(2006-2016)】

FR車・4AT

25.3~149万円:138台

4WD車・5MT

35~125万円:15台

4WD車・4AT

26.8~169.8万円:173台・ASK(価格応談):1台

全車1.5リッターDOHCエンジン搭載で2WD(FR)車は4速ATのみの設定で、4WD車には5速MTの設定もあったものの、基本的には「いざという時に頼れるコンパクトカー」であるため、流通しているのは4速ATが圧倒的多数です。

約10年も販売されていたため初期の車は初回登録から13年超となり自動車税や継続車検時の自動車重量税が高くなる重加算税対象ですが、一方で2016年までと比較的近年まで販売されていたため、高年式の程度良好車はそれなりに高価で販売されています。

トヨタ・ラッシュのオススメは4WDのAT車

ラッシュではまずFR車と4WD車どちらをオススメするかという事になりますが、2WDならFFの軽乗用車を購入した方が快適性は高く、FRとしても軽1BOX車の方が使い勝手に優れるため、あえてFR車を選ぶ理由はそれほどありません。

ならば4WDで本格的な悪路走破性を最大限生かせる5速MT車がいいかというと、車の性格上は誰でも運転できる方が何かと便利で、いざとなればAT限定免許のドライバーへハンドルを託せるAT車がオススメとなります。

運転するのはまず自分だけ、走る場所も悪路が多く少しでも頼りになるコンパクトカーがイイ!あるいはよほどMTにこだわりがある!というユーザーにのみ、5速MT車もオススメです。

トヨタ・ラッシュの中古車選びの注意点

よく言えばオーソドックスで複雑なメカニズムは持たず、ビルトインラダーフレームによる頑強なボディで多少のサビなどものともしないラッシュですが、それゆえ雑に乗られているケースがある可能性もあり、フロアに穴が開きそうなサビなどがないかは一応チェックしておくべきです。

それを除けば、元々は塗膜が弱い傾向にあるダイハツの車であるがゆえに低年式車は経年劣化で塗装のヤレがないか、内装の傷みがないか、あるいはもともと喫煙車だったかどうかなどが、主な注意点となります。

トヨタ・ラッシュの中古車維持費目安

まだ古くとも14年落ち程度の実用車ですし、国内外で販売されているダイハツFRベース商用車や低価格車のパーツで組み上げられた車ですから、購入後に多大な出費を要するメンテナンス費用など考慮する必要性は薄いです。

そこで自動車税やガソリン代など日常的な維持費用がメインとなりますが、自動車税の区分は1リッター超~1.5リッター以下で、新規登録から13年未満なら34,500円、13年以上なら重加算税対象となるため約39,600円(2020年現在なら2007年式以前が該当)となります。

実燃費はFRでも4WDでも、MTでもATでも11km/L程度でレギュラーガソリン仕様、2020年6月現在のレギュラー平均価格がリッター当たり約119円程度ですから、仮に月1,000km走るなら月11,000円程度、年間で約13万円のガソリン代に自動車税を合わせると、約16~17万円程度がラッシュにおける最低年間維持費の目安となりそうです。

その他ユーザーの環境次第で変わってくる購入後の駐車場代やタイヤ代、車検など整備代や任意保険代などは各自計算してみてください。

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