引用:Tennen-Gas

旧車・絶版車購入ガイド | 2020.06.24

トヨタ「ハイラックスサーフ」ランクルと並ぶトヨタの本格オフローダー

Posted by 菅野 直人

ピックアップトラックのトヨタ「ハイラックス」は2017年に日本でも復活しましたが、2009年に「ランドクルーザープラド」と統合された「ハイラックスサーフ」は復活せず残念に思う人もいるかもしれません。 クロスオーバーSUV全盛期に本格オフローダー的なSUVの出番はあまりないからではありますが、伝説的人気を誇るハイラックスサーフの中古車市場での現状をご紹介します。

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トヨタ「ハイラックスサーフ」とは

Tennen-Gas

一般的には1990年頃のバブル時代に大きな盛り上がりを見せたと言われることの多いRVブームですが、それまでほとんど仕事向けだった1BOX商用車や、よほど必要性のない限り不要だった本格オフローダーをカッコよくファッションで乗る初期のRVブームは1970年代末から始まっており、各社から乗用車風の内外装を与えたモデルが追加されていました。

トヨタの小型ピックアップトラック「ハイラックス」もその流れに乗って、2代目時代の1972年に2.0リッターガソリンエンジンにATの組み合わせも可能なグレード「ハイウェイ」を短期間(1975年まで)設定するなど試行錯誤した後、1978年にデビューした3代目ではより乗用車風にされた内外装のグレードやダブルキャブ車、4WDなどを追加していきます。

その頃、主要市場の北米ではピックアップトラックの荷台へFRP製キャノピーを架装するのが流行ってきており、それを取り入れ最初からハイラックスベースのSUVとして1984年5月に日本でも販売を始めたのが、初代「ハイラックスサーフ」でした。

ほぼ同時に「ランドクルーザー」(70系)へハイラックスサーフのパワートレーンを使ったライトデューティー仕様「ランドクルーザーワゴン」も登場し、本格オフローダー風のランドクルーザー系と、スポーティなライトトラック風のハイラックス系2種類のSUVで攻めたトヨタは、1990年前後から本格的な盛り上がりを見せたRVブームへと参戦し続けました。

1989年5月にモデルチェンジした2代目ハイラックスサーフは、よりスポーティなプロポーションで、まだ本格オフローダー的なゴツゴツした姉妹車「ランドクルーザープラド」(70系)より人気が出て、初期のトヨタRVを牽引する存在になっていきます。

3代目ハイラックスサーフ(1995年モデルチェンジ)ではメッキパーツや樹脂パーツの多用によって、よりソフトに豪華にと進化したものの、その頃から台頭し始めた乗用車ベースでオフローダー風の外見を組み合わせたクロスオーバーSUVには快適性や舗装路での走行性能、燃費性能で劣る面が目立つようになり、そもそもファッションで乗っていて本格的な悪路走破性を求めないユーザーからは敬遠されるようになっていきました。

それでも根強い需要に応えて4代目ハイラックスサーフ(2002年モデルチェンジ)まで日本での販売を継続していましたが、やはりソフト路線に転じた姉妹車ランドクルーザープラド(120系)との違いが少なくなっていき、2009年のモデルチェンジを機に5代目ハイラックスサーフは海外専売モデルとなって、日本ではランドクルーザープラドへ統合、市場から消えて行ったのです。

ロールーフで2列シート5人乗りのハイラックスサーフより、ハイルーフで3列シート7人乗りも設定されたランドクルーザープラドの使い勝手が勝った形ですが、“ハイラックス”のブランドは日本でも定着して久しかったので今でも根強いファンは多く、ピックアップトラックの日本市場復活を機にサーフの復活を望んでいるユーザーは、確実にいると思われます。

トヨタ「ハイラックスサーフ」の中古車相場

大手中古車検索サイトによると2020年6月現在、ハイラックスサーフの中古車相場は以下の通りです。

【初代N60系(1983-1989)】

66~138万円・9台

【2代目N130系(1989-1995)】

35~165万円・22台:ASK(価格応談)・1台

【3代目N180系(1995-2002)】

25~248万円・284台:ASK(価格応談)・1台

【4代目N210系(2002-2009)】

39.8~329万円・358台:ASK(価格応談)・2台

本格オフローダー市場自体が縮小した日本では、2009年にランドクルーザープラドと統合し販売を終了しましたが根強い人気があり、海外では今でも新車販売されていて、中古車の日本国外流出も少ないということなのか、10年以上前に絶版になった車としては非常にタマ数豊富で状態のよいもの、人気のカスタマイズが施されたものは高値で販売されています。

基本的にはランドクルーザー系と同様のメカニズムを持つ頑丈なSUVであり、クロスオーバーSUVと異なり趣味性も高い事から低年式車でも価値が落ちにくく、現在でもこのようなSUVが新車販売されていれば、需要があるのかもしれません。

トヨタ「ハイラックスサーフ」のオススメは、できれば4代目末期2.7リッター車

車両自体は頑健で信頼性が高く、古いモデルでもそれなりに安心して乗れるハイラックスサーフですが、問題はクリーンディーゼルエンジン登場前に絶版となってしまった上に、車重1.5tを超える重量級の車で大排気量ガソリンエンジンが求められる事です。

市場でもいくらかディーゼル車は出回っていますが、全体で700台弱の流通台数に対して100台程度しかない上に、首都圏など大都市圏でのディーゼル車所有が制限された地域では対策なしに乗れません。

そうなるとなるべく自動車税が安い2.7リッターガソリンエンジン搭載車で、新規登録から13年以上が経過して自動車税や継続車検時の自動車重量税が高い期間が少しでも短い車、すなわち4代目末期の2008~2009年式車と、かなりスイートスポットは狭くなります。

逆に考えれば、あと2年もすれば全て新規登録から13年以上となりますし、さらに7年たてば新規登録から18年以上で自動車重量税は全て高くなりますから(車重1.5~2.0tなら通常32,800円のところ50,400円)、そこまで長く乗ることを見込むならどれでも自由に選んでよいという事です。

トヨタ「ハイラックスサーフ」の中古車選びの注意点

まずハイラックスサーフならではの事情として、前項でも書いた通りクリーンディーゼルエンジン登場以前の車ですから、ディーゼル車の場合は排ガス規制対策がしっかり行われているかの確認です。

これが抜けていると、ディーゼル車の所有が規制されている地域へ引っ越す事情が生じた場合に慌てて対策せねばなりませんし、後々手放す時の買取でも査定額に影響しますから、この際しっかり対策済みのものを選ぶか、未対策でも対策施工の上で納車を検討しましょう。

また、リフトアップ済の車もありますが、その場合は特に保管場所の高さ制限に引っかからないか、そうでなくとも重量制限などに引っかからないかは確認した上で選んでください。

トヨタ「ハイラックスサーフ」の中古車維持費目安

よほど古い車でノーマル車だとかえってエンジンやサスペンションなどのゴム部品や樹脂部品の劣化による故障が気になりますが、基本的にはランドクルーザー系と同じく頑丈な車ですから、基本的なメンテナンスさえしっかりやっておけば大きな出費を伴うトラブルにはなりにくい車です。

それを除いた日常的な維持費用となると、中古車市場でもポピュラーな2.7リッターエンジンなど3.0リッター以下のガソリン車なら自動車税の区分は2.5リッター超~3.0リッター以下で、新規登録から13年未満なら51,000円、13年以上なら重加算税対象となるため約5万8,600円となります。

実燃費についてはレギュラーガソリン仕様が7km/L程度で、2020年6月現在のレギュラー平均価格がリッター当たり約119円程度ですから、仮に月1,000km走るなら月17,000円程度のガソリン代となり、年間のガソリン代が約20万4,000円に自動車税を合わせ、約26万円程度がハイラックスサーフにおける最低年間維持費の目安となりそうです。

もちろん3.0リッター超のガソリンエンジン搭載車やディーゼルエンジン車では変わってきますし、その他ユーザーの環境次第で変わってくる購入後の駐車場代やタイヤ代、車検代や整備代、任意保険代などは各自計算してみてください。

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