買取相場 | 2023.06.29
日本を代表する高級SUV!レクサスRXの買取相場は高値安定?
Posted by 菅野 直人
いまや世界中で人気を集める高級クロスオーバーSUV、その流行に火をつけたのが「レクサス・RX」。2代目まで「トヨタ・ハリアー」として販売されてヒットを飛ばした日本においても3代目以降は本来のレクサス・RXとして販売されるようになりましたが、実際の買取市場における評価はどうなのでしょうか?
以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください
SUMMARY
- レクサスRXの中古市場での人気について
- 買取査定額が期待できるレクサスRXのグレード
- 買取査定額が期待できるレクサスRXのカラー
- 2年落ちレクサスRX(2021年式)の目安査定額
- 3年落ちレクサスRX(2020年式)の目安査定額
- 4年落ちレクサスRX(2019年式)の目安査定額
- 5年落ちレクサスRX(2018年式)の目安査定額
- 6年落ちレクサスRX(2017年式)の目安査定額
- 11年落ちレクサスRX(2012年式)の目安査定額
- 事故車・修復歴ありのレクサスRXの場合は?
- レクサスRXの残価率・リセールバリューは?
- レクサスRXを高く売るためのポイント
- レクサスRXの走行距離による値動きの変化
- レクサスRXを売るのにベストなタイミングは?
レクサスRXの中古市場での人気について
1990年代は、「RV(レクリエーショナル・ビークル)ブーム」が最高潮となり、旧来のセダンやクーペを一掃する形で現在のミニバン、SUVへとトレンドが移り変わった時期でした。
その中でSUVは当初、昔ながらのクロスカントリー4WD車に乗用車ライクな内外装を施したモデルが注目を集めましたが、1990年代半ばまでに「トヨタ・RAV4」や「ホンダ・CR-V」といった乗用車をベースにした本格オフローダーっぽいクロスオーバーが登場し、スタイルはワイルドなオフローダー様式ながらも乗用車的な快適性と使い勝手をかね揃えた1台を理想としていたカジュアルなユーザーの心をつかみます。
そのなか、1997年12月にトヨタ・ハリアーとして日本で先行発売し、翌1998年3月から高級クロスオーバーSUVとして北米など国際市場へと打って出たのがレクサスRXでした。
北米でトヨタの主力セダンとして販売されていた「カムリ」をベースに高品質な内外装を与え、押し出し感あふれる大径タイヤを武器に5ドアハッチバックSUVとしてデビューしたRXは、日本のみならず世界中で一大ムーブメントを巻き起こし、現在の高級SUVブームを築き上げました。
日本では2005年から展開を開始したレクサス店で3代目(2009年1月発売)からレクサスRXとして販売され、それまで2代続けて好評だったハリアーの高級・大型化版(ハリアー自体は別に3代目が登場し、そのレクサス版NXも発売)として、引き続きレクサスの屋台骨を背負う高級SUVとして販売中です。
中古車市場でも2022年6月現在、3代目が105.8万円~389万円、4代目(現行)が366万円~779.8万円で販売されており、高値推移で取引されています。
買取査定額が期待できるレクサスRXのグレード
レクサスRXのグレード構成は、2015年10月より販売している4代目(現行)が2リッターターボの「RX300」(2017年12月以前は「RX200t」)、3.5リッターハイブリッドの「RX450h」、2グレードが基本軸。それぞれに通常モデルのほか豪華仕様の「バージョンL」、スポーティな「Fスポーツ」が設定され、RX450hの4WDにのみ2017年12月から3列シート7人乗り仕様の「RX450hL」が存在します。2009年1月~2015年10月に販売されていた3代目では、「RX270」(2.7リッター直4ガソリンエンジン)、「RX350」(3.5リッターV6ガソリンエンジン)、「RX450h」(3.5リッターハイブリッド)の3種類にバリエーションが拡がっています。
いずれのグレードでも人気の高級SUVということで買取評価は高いのですが、なかでも新車価格に対して期待値が高いのは3代目が「RX300(RX200t) Fスポーツ」、2代目が「RX270バージョンS」といった、排気量が小さいスポーティグレードで、中古車としては自動車税の安さなど経済性に優れつつ、見栄えは上級グレードと変わりないという点が好まれてのことでしょう。
買取査定額が期待できるレクサスRXのカラー
フォーマルな場にも乗り付ける高級SUVということもあってか、高価買取上位のボディカラーはほとんどがパール(白)系かブラック(黒)系のボディカラーで、ゴールド系やシルバー系が若干目立つ程度。サイズが大きくなるほどにコンサバ的思考が働くのは、致し方ないといえるかもしれません。
2年落ちレクサスRX(2021年式)の目安査定額
2年落ち2021年式レクサスRXは、2020年7月にパーキンサポートブレーキ(静止物+広報接近車両)やブラインドスポットモニターの全車標準装備化、アクセサリーコンセント(AC150V・1500W)を前席センターコンソールやラゲッジ(荷室)に追加設定する改良を受けたモデル。
新たな特別仕様車として、2021年6月にはゴルフの松山英樹選手によるメジャー初制覇を記念した「HIDEKI MATYSUYAMA Editon」、2021年11月には「Elegant Tourer」「Black Tourer」をそれぞれRX300、RX450hへそれぞれ追加しています。
2年前の2年落ち車(2019年式)と比べ、買取相場は平均価格で140万円程度、平均残価率で18%程度と大幅に上昇していますが、2022年秋頃に発売予定とされる新型(5代目)が登場すると型落ちによる下落が予想されるため、現在がピークと言えそうです。
「オプション込みでおおよその新車価格」と、2023年6月現在での平均買取相場は、以下のようになっています。
(通常ガソリンエンジン版「RX300」)
RX300 | 新車591万円/買取実績なし |
RX300 F SPORT | 新車688万円/買取価格505万円程度 |
RX300 version L | 新車686万円/買取価格449万円程度 |
RX300 Elegant Tourer | 新車708万円/買取実績なし |
RX300 Black Tourer | 新車708万円/買取実績なし |
RX300 HIDEKI MATYSUYAMA Editon | 新車820万円/買取実績なし |
ガソリン車RX300 | 平均買取価格:約477万円 |
ガソリン車RX300 | 平均残価率:約69% |
(ハイブリッド版「RX450h(2列シート)」「RX450hL(3列シート)」)
RX450h | 新車717万円/買取価格422万円程度 |
RX450h version L | 新車817万円/買取価格529万円程度 |
RX450h F SPORT | 新車847万円/買取価格583万円程度 |
RX450h Elegant Tourer | 新車833万円/買取実績なし |
RX450h Black Tourer | 新車833万円/買取実績なし |
RX450h HIDEKI MATYSUYAMA Editon | 新車950万円/買取実績なし |
RX450hL | 新車876万円/買取価格603万円程度 |
(総合)
平均買取価格:約505万円
平均残価率:約67%
3年落ちレクサスRX(2020年式)の目安査定額
3年落ち2020年式レクサスRXは、2015年10月から2022年7月まで販売されていた、4代目RX(※)の6年目モデル。(※国内では初代・2代目は「トヨタ ハリアー」として販売)
2リッター直4ターボの「RX300」、3.5リッターV6ハイブリッドの「RX450h」を基本にベーシックグレード、ラグジュアリー仕様の「version L」、スポーティ仕様の「F SPORT」がラインナップされ、さらにRX450hの3列シート6/7人仕様「RX450hL」があります。
2020年式は、2019年8月のマイナーチェンジでコーナリング中に電子制御スロットルを制御する「アクティブコーナリングアシスト」や、足回りセッティングの変更、各種補強など操縦安定性の改善を中心に、内装の質感向上、使い勝手の改善、予防安全性能の強化が行われたモデルで、同9月には消費税変更(8%→10%)に伴い価格も変更されました。
2020年7月には、一部改良を受け、パーキングサポートブレーキ(静止物+後方接近車両)やブラインドスポットモニターの全車標準装備による予防安全性能の強化、利便性向上のためフロントセンターコンソールとラゲッジルームへのアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)追加が行われています。「オプション込みでおおよその新車価格」と、2023年6月現在での平均買取相場は、以下のようになっています。
RX300:新車585万円/買取価格330万円程度
RX300 F SPORT:新車683万円/買取価格446万円程度
RX300 version L:新車691万円/買取価格405万円程度
RX450h:新車711万円/買取価格380万円程度
RX450h virsion L:新車817万円/買取価格409万円程度
RX450h F SPORT:新車842万円/買取価格442万円程度
RX450hL:新車876万円/買取価格453万円程度
平均買取価格:約409万円
平均残価率:約55%
4年落ちレクサスRX(2019年式)の目安査定額
4年落ち2019年式レクサスRXは、2015年10月から販売されている現行モデルで、2018年8月に内外装をブラック基調とした特別仕様車「ブラックシークエンス」をRX300/RX450hともに追加しています。
2019年8月には、初の大規模なマイナーチェンジを受け、サスペンションやスタビライザーのセッティング変更による操縦性向上やロール現象を図ったほか、コーナリングでライントレースを容易にするスロットル制御技術「ACA(アクティブコーナリングアシスト)」の採用、内外装のリファインなどの改善がありました。3列シート車「RX450hL」には、6人乗り仕様も追加されました。オプション込みでのおおよその新車価格と、2023年6月現在での平均買取相場は、以下のようになっています。
通常ガソリンエンジン版「RX300」
RX300(FF/4WD) | 新車570万円/買取実績なし |
RX300ブラックシークエンス(FF/4WD) | 新車627万円/買取価格315万円程度 |
RX300 Fスポーツ(FF/4WD) | 新車665万円/買取価格372万円程度 |
RX300バージョンL(FF/4WD) | 新車680万円/買取価格325万円程度 |
平均買取価格 | 337万円程度 |
平均残価率 | 約51% |
ハイブリッド版「RX450h」「RX450hL」
RX450h(FF/4WD) | 新車692万円/買取実績なし |
RX450hブラックシークエンス(FF/4WD) | 新車746万円/買取価格282万円程度 |
RX450h Fスポーツ(FF/4WD) | 新車820万円/買取価格518万円程度 |
RX450h バージョンL(FF/4WD) | 新車802万円/買取価格413万円程度 |
RX450hL(4WD・6名/7名乗り) | 新車864万円/買取価格358万円程度 |
平均買取価格 | 393万円程度 |
平均残価率 | 約48% |
総合
平均買取価格 | 365万円程度 |
平均残価率 | 約50% |
5年落ちレクサスRX(2018年式)の目安査定額
5年落ち2018年式レクサスRXは、2015年10月から2022年7月まで販売されていた、4代目RX(※)の4年目モデル。(※国内では初代・2代目は「トヨタ ハリアー」として販売)
2017年の改良では、従来「RX200t」とされていた2リッターターボ車のグレード名が、高級感を増すためか3リッター自然吸気並の動力性能を表す「RX300」へと改名され、RX450hのリアオーバーハングを延長して3列目シートを追加、6人乗り(2列目キャプテンシート)/7人乗り(2列目ベンチシート)のRX450hLが追加されました。「オプション込みでおおよその新車価格」と、2023年6月現在での平均買取相場は、以下のようになっています。
RX300:新車561万円/買取価格375万円程度
RX300 ブラックシークエンス:新車627万円/買取価格320万円程度
RX300 F SPORT:新車652万円/買取価格385万円程度
RX300 version L:新車670万円/買取価格357万円程度
RX450h:新車680万円/買取価格291万円程度
RX450h ブラックシークエンス:新車746万円/買取価格281万円程度
RX450h virsion L:新車789万円/買取価格299万円程度
RX450h F SPORT:新車804万円/買取価格344万円程度
RX450hL:新車846万円/買取価格353万円程度
平均買取価格:約334万円
平均残価率:約48%
6年落ちレクサスRX(2017年式)の目安査定額
6年落ち2017年式レクサスRXは、2015年10月から販売されている現行モデルで、モデルチェンジ当初のラインナップから2016年8月にスポーティグレード「Fスポーツ」へ2WD車(FF車)が追加されたものです。
2017年12月には、3列シートSUVの流行に乗ってRXにもリヤオーバーハングを延長した3列シート7人乗りの「RX450hL」を追加し、2リッター直4ターボ車の「RX200t」は「RX300」へと改名しました。オプション込みでのおおよその新車価格と、2023年6月現在での平均買取相場は、以下のようになっています。
通常ガソリンエンジン版「RX200t」「RX300」
RX200t/RX300(FF/4WD) | 新車560万円/買取価格262万円程度 |
RX200t/RX300 Fスポーツ(FF/4WD) | 新車652万円/買取価格321万円程度 |
RX200t/RX300バージョンL(FF/4WD) | 新車669万円/買取価格278万円程度 |
平均買取価格 | 287万円程度 |
平均残価率 | 約46% |
ハイブリッド版「RX450h」「RX450hL」
RX450h(FF/4WD) | 新車679万円/買取実績なし |
RX450h Fスポーツ(FF/4WD) | 新車804万円/買取価格344万円程度 |
RX450h バージョンL(FF/4WD) | 新車788万円/買取価格335万円程度 |
RX450hL(4WD・7名乗り) | 新車846万円/買取実績なし |
平均買取価格 | 339万円程度 |
平均残価率 | 約43% |
総合
平均買取価格 | 313万円程度 |
平均残価率 | 約44% |
11年落ちレクサスRX(2012年式)の目安査定額
11年落ち2012年式レクサスRXは、2009年1月から2015年10月まで販売されていた先代モデルで、従来からの3.5リッターV6ガソリン、同ハイブリッド仕様に加え、2010年8月に廉価版の2.7リッター直4ガソリンエンジン仕様、「RX270」系グレードが追加されたものです。
2012年4月には、マイナーチェンジを受け、現在のものより小ぶりながら、レクサス車特有の「スピンドルグリル」を装着、L字型のクリアランスランプやテールランプを採用するなど内外装が大きく改められ、スポーティグレードが「バージョンS」から「Fスポーツ」へと改良されました。オプション込みでのおおよその新車価格と、2023年6月現在での平均買取相場は、以下のようになっています。
通常ガソリンエンジン版「RX270」「RX350」
RX270(FF) | 新車465万円/買取価格95万円程度 |
RX270バージョンS(FF) | 新車470万円/買取価格65万円程度 |
RX270バージョンL(FF) | 新車526万円/買取価格98万円程度 |
RX350(FF/4WD) | 新車528万円/買取価格103万円程度 |
RX350バージョンS(FF/4WD)/Fスポーツ(4WD) | 新車559万円/買取実績なし |
RX350バージョンL(FF/4WD) | 新車586万円/買取実績なし |
RX350バージョンLエアサスペンション(4WD) | 新車622万円/買取実績なし |
平均買取価格 | 90万円程度 |
平均残価率 | 約18% |
ハイブリッド版「RX450h」
RX450h(FF/4WD) | 新車621万円/買取価格108万円程度 |
RX450hバージョンS(FF/4WD)/Fスポーツ(4WD) | 新車674万円/買取価格145万円程度 |
RX450hバージョンL(FF/4WD) | 新車679万円/買取価格116万円程度 |
RX450hバージョンLエアサスペンション(4WD) | 新車720万円/買取価格115万円程度 |
平均買取価格 | 121万円程度 |
平均残価率 | 約18% |
総合
平均買取価格 | 106万円程度 |
平均残価率 | 約18% |
事故車・修復歴ありのレクサスRXの場合は?
レクサスRXの事故車買取は、エンジンは無事なもののエアバッグが開くほどのダメージを受けた4年落ちのRX450hでも100万円で買取、修理費用250万円をかけ中古車市場へ復帰したという事例があります。
現状でも4年落ちRX450hの中古車価格は446万円~666万円と高額なことから、2022年6月現在でもダメージを受けた部分以外の状態が良ければ、おおむね通常の3割程度の価値に近い金額での買取が期待できそうです。
レクサスRXの残価率・リセールバリューは?
人気の高級クロスオーバーSUV、それも大人気だったトヨタ・ハリアーの血統を引く大型高級版とあって、レクサスRXのリセールバリューはなかなか好調です。
4年落ち2018年式レクサスRXの平均残価率は53~62%(全グレード平均56%)、平均買取価格は311~476万円(同、398万円)と、新車購入時から残価が50%程度なら、買取市場ではかなりの大健闘ぶり。
さらに6年落ち2016年式は平均残価率46~55%(全グレード平均は50%)、平均買取価格は292~397万円(同、341万円)と、6年経っても残価率5割程度を維持して値落ちが少ないのはさすが人気車種です。
先代モデルの11年落ち2011年式でも平均残価率は12~18%(全グレード平均16%)、平均買取価格は75~110万円(同、89万円)と健闘していることからも、多少旧くなっても程度さえよければ高値買取が期待できる高級SUVの好例と考えられます。
長く乗ってもそこそこの価値を維持し、短いスパンで乗り換えれば最低限の負担で次の車へ乗り換えられるリセールバリューの高さは、さすがレクサスRXといえるのではないでしょうか。
レクサスRXを高く売るためのポイント
日本では、前身である2代目までのトヨタ・ハリアー以来続く大人気モデルであり、国産ラグジュアリー・クロスオーバーSUVとしては最高峰の車のため、とにかく生活感や使用感、日常的な傷や汚れは、いずれも大きなマイナスポイントです。
内外装ともに日頃からの洗車と清掃を心掛け、走らせるにも、人を乗せるにも、荷物を積み降ろしするのも、傷や汚れをつけないよう注意を払い、不慮の出来事で傷がついたり、車上荒らしなどにも遭わないよう、駐車場所やセキュリティにも気を遣い、手放す時には可能な限り新車のコンディションで、というのが最大のポイントとなります。
レクサスRXの走行距離による値動きの変化
レクサスRXの2023年6月現在における走行距離ごとの買取相場を、現行と先代モデルのガソリン車/ハイブリッド車それぞれで紹介します。
現行ガソリン車・RX200t/RX300
12万km台 | 154.5~209.8万円 | 6万km台 | 216.9~286.2万円 |
11万km台 | – | 5万km台 | 215.9~339.1万円 |
10万km台 | 255.9万円程度 | 4万km台 | 217.4~373.9万円 |
9万km台 | 203.0万円程度 | 3万km台 | 241.7~393.8万円 |
8万km台 | 224.8~251.0万円 | 2万km台 | 231.1~404.1万円 |
7万km台 | 247.2~282.4万円 | 1万km台 | 292.5~499.6万円 |
現行ハイブリッド車・RX450h/RX450hL
11万km台 | 198.9万円程度 | 5万km台 | 219.9~342.3万円 |
10万km台 | 246.6万円程度 | 4万km台 | 235.9~357.8万円 |
9万km台 | 212.5~259.9万円 | 3万km台 | 273.2~436.5万円 |
8万km台 | 259.9~301.8万円 | 2万km台 | 259.9~437.5万円 |
7万km台 | 215.9~327.1万円 | 1万km台 | 243.2~594.6万円 |
6万km台 | 239.8~325.1万円 |
先代ガソリン車・RX270/RX350
14万km台 | 37.4~86.2万円 | 7万km台 | 51.9~129.0万円 |
13万km台 | – | 6万km台 | 67.5~150.7万円 |
12万km台 | 30.6~46.3万円 | 5万km台 | 63.5~161.9万円 |
11万km台 | 40.4~67.5万円 | 4万km台 | 47.2~142.1万円 |
10万km台 | 32.6~109.1万円 | 3万km台 | 136.3~171.7万円 |
9万km台 | 50.0~111.1万円 | 2万km台 | 106.2~106.2万円 |
8万km台 | 37.4~123.2万円 |
先代ハイブリッド車・RX450h
15万km台 | 49.9~66.4万円 | 8万km台 | 47.1~163.3万円 |
14万km台 | 47.9~93.0万円 | 7万km台 | 59.7~156.8万円 |
13万km台 | 47.9~114.6万円 | 6万km台 | 54.7~183.2万円 |
12万km台 | 47.1~121.3万円 | 5万km台 | 62.6~180.8万円 |
11万km台 | 53.8~122.4万円 | 4万km台 | 65.5~187.6万円 |
10万km台 | 50.0~128.2万円 | 3万km台 | 106.4~194.6万円 |
9万km台 | 47.1~133.1万円 | 2万km台 | 101.2~193.1万円 |
現行と先代では、同程度の年式、走行距離でも時に倍近い買取額の差があり、「型落ち」の厳しさを感じますが、それはそれとして累計走行距離数に応じた買取査定の下落には同じような傾向があります。
すなわち、新旧どちらのRXでも、あるいはガソリン車でもハイブリッド車でも、走行距離が3万km台、9万km台を超えるとそれ以上では大きく落ち込み、買取価格の下限がグッと落ちる、上限であまり高価買取が見られなくなるというもので、先代RXでは、さらに走行11万km台前後で落ち込む傾向もあることから、現行RXでも同様の動きになりそうです。
レクサスRXを売るのにベストなタイミングは?
2020年にモデルチェンジしたトヨタ・ハリアーや、そのレクサス版でモデルチェンジ間近いと思われるNXとは異なり、2015年にデビューした現行RXはまだ5年目のため、モデルライフが伸びがちな昨今においては、まだまだ販売が続きそうです。
そういう意味では、「現行モデルであれば、古くなる心配は当面ない」と言えて、実質新車販売価格に対する買取額の割合、「リセールバリュー」を表す平均残価率も1年落ちで約50%、初回車検を迎える3年落ちでも約44%と人気モデルらしく堅実です。
ただし、いずれも好調なのは、2リッター直4ターボのRX200t/RX300で、ハイブリッドのRX450h/RX450hLは、1年落ち(約48%)はともかく、3年落ち(約43%)ではガソリン車よりリセールバリュー低下が早く、ハイブリッド車全般の「新しいうちは買い取りも良いが、年式が落ちるほど価値が下がる」という傾向とも一致します。
ハイブリッドの走行用バッテリー経年劣化による性能低下、排気量が3.5リッターと大きく、古くなると自動車税が割高で、継続車検時も車重2t超えで重量税が厳しいRXのハイブリッド車は、高価買取狙いであれば早めに、できれば初回車検を機に売るのが得策です。
走行距離の項でも解説しましたが、先代モデルとなるとさらに厳しく、ガソリン車でもハイブリッド車でも、8年落ちで平均残価率が約18%に落ちており、ブランド性が大事なレクサス車で型落ちの場合、「レクサス」という高級ブランドの神通力も落ちてしまうため、先代RXはもう「早く売るほど高く売れるため、検討するのであれば、今すぐに」とオススメします。