買取相場 | 2024.12.05
女性に根強い人気のアルトラパン、売るときはいくらになる?
Posted by spq_mas
いまや、スペース効率に優れた軽スーパーハイトワゴンが本流の軽自動車ですが、昔ながらのコンパクトな軽セダン人気も根強いものがあります。ウサギのエンブレムや徹底的に角を落とした柔らかなデザイン、多彩なボディカラーなど“ゆるさ”で勝負する「スズキ・アルトラパン」は、そんな軽セダンの中でも特に注目されています。では、アルトラパンの買取市場での評価はどうなのでしょうか。 この記事では、アルトラパンの中古市場における買取相場や、売却時に押さえておきたいポイントを詳しく解説します。アルトラパンの売却や乗り換えを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください
引用元:スズキ公式サイト
【アルトラパンの基本情報】
メーカー | スズキ | 車両タイプ | ハッチバック |
新車価格 | 112~154万円 | 発売日 | 2015/06/03 |
ハンドル | 右 | 車両重量 | 650~730kg |
動力分類 | エンジン | 駆動方式 | FF / 4WD |
排気量 | 658cc | 定員 | 4人 |
燃料 | レギュラー | トランスミッション | 5AT/CVT |
燃料タンク | 27L | 燃費 | 27.4~35.6km/L |
※実際の数値などはグレードによって異なります、詳細は公式サイトでご確認ください。
【最新】スズキ アルトラパンの価格相場・使用年数・走行距離設置
今月の買取参考価格 | ¥30,000~¥1,304,000 |
平均使用年数 | 9年 |
平均走行距離 | 65,500km |
SUMMARY
アルトラパンの中古市場での人気について
スズキ・アルトラパンは、軽自動車市場で独自の存在感を放つモデルの一つです。1993年に登場したスズキ・ワゴンRに端を発する軽トールワゴンや、2003年にデビューしたダイハツ・タントが牽引する軽スーパーハイトワゴンが主流となる中、コンパクトで愛らしい軽セダンとして、安定した人気を誇っています。
2002年に初代モデルが発売されたアルトラパンは、スズキの歴史的名車「アルト」を基に開発され、ハコ型デザインながら丸みを帯びたキュートなフォルムが大きな特徴といえるでしょう。ウサギをモチーフにしたエンブレムや、快適でリラックスできる車内空間が女性ユーザーの心を掴み、大きな成功を収めました。
初代モデルでは、ターボエンジンを搭載した「ラパンSS」のようなスポーティな仕様も展開されましたが、2015年6月に登場した現行モデル(3代目)は、「可愛らしさ」というコンセプトをさらに極めた仕上がりとなっています。昨今のミニバンやSUVに見られる迫力あるデザインとは対照的に、愛嬌たっぷりの内外装が最大の魅力です。
特に20〜30代の女性をターゲットにしたこのモデルは、中古車市場でも根強い人気を保っており、流通台数が多く、自分好みのボディカラーや仕様を見つけやすい点が評価されています。また、個性的なデザインが「趣味車」としての価値を高め、軽自動車としては比較的高値で取引されることも少なくありません。
軽スーパーハイトワゴンが主流の中、実用性と所有する喜びを兼ね備えたアルトラパンは、車好きにとって魅力的な選択肢の一つといえるでしょう。
買取査定額が期待できるアルトラパンのグレード
アルトラパンの現行モデル(3代目)では、グレードは「G」「L」「S」「X」の順で展開されており、上位グレードになるほど装備が充実しています。さらに、一部のグレードには「セットオプション装着車」や「オーディオレス車」、運転補助として便利な「全方位モニター用カメラパッケージ装着車」などのバリエーションが用意されていた時期もあります。
グレード間の基本性能に大きな違いはないため、買取査定額を左右するのは主に装備の充実度、車両の状態、走行距離などです。特に、高グレードで装備が豊富な車両や、使用感が少なく走行距離が短いものは、高額査定が期待できるでしょう。
買取査定額が期待できるアルトラパンのカラー
アルトラパンは、もともと女性メインの個人向け移動用軽乗用車というコンセプトのもと販売されており、そのコンセプトから特定のボディカラーが特に高価買取されるわけではありません。カラーバリエーションが豊富な点もこの車の特徴で、高価買取されやすい色には、ピンクやベージュ、アイボリーといった個性的で柔らかな色合いが多く見られます。一方で、白や黒といったベーシックなカラーは割合が少ない印象です。
【年式別】アルトラパンの目安査定額
アルトラパンの年式別の買取・査定相場は以下の通りです。
年式 | 買取相場 |
2023年式 | 90万〜115万円 |
2022年式 | 83万〜107万円 |
2021年式 | 41万〜104万円 |
2020年式 | 36万〜96.5万円 |
2019年式 | 52万〜71万円 |
2018年式 | 57万〜74万円 |
2017年式 | 20万〜68万円 |
アルトラパンはリセールバリューの高い車種です。新車価格が112〜154万円と手頃ながら、3年落ちでも定価の約8〜9割で買い取られる場合があります。さらに、5年落ちでもグレードや状態が良ければ定価の7割程度の査定が期待できます。
ただし、7年を超えると買取価格が大きく下がる傾向があるため、売却を検討している場合は早めに行動するのがよいでしょう。
【走行距離別】アルトラパンの目安査定額
アルトラパンの走行距離別の買取・査定相場は以下の通りです。
走行距離 | 買取相場 |
20,000km以下 | – |
20,001〜40,000km | 1.5万〜84万円 |
40,001〜60,000km | 2万〜72万円 |
60,001〜80,000km | 1万〜50万円 |
80,001〜100,000km | 1万〜68万円 |
100,001km以上 | 1万〜25万円 |
一般的な中古車と同様に、アルトラパンも走行距離が長くなるほど老朽化が進むと判断され、買取価格が下がる傾向にあります。ただし、状態や年式、グレードによって価格が大きく変動するため、走行距離はあくまで目安と考えるのが賢明です。
【グレード別】アルトラパンの目安査定額
アルトラパンのグレード別買取・査定相場は以下の通りです。
グレード | 買取相場 |
G | 1万〜84万円 |
L | 2万〜70万円 |
X | 1万〜80万円 |
S | 45万〜90万円 |
モード | 45万〜71.5万円 |
アルトラパンはグレードによる価格差が小さいものの、最も低いグレードの「G」は買取価格が抑えめです。一方、特別仕様車の「S」や「モード」は高値で取引される傾向があります。
アルトラパンの人気グレードとその特徴
アルトラパンの人気グレードとその特徴を一覧表にまとめました。
グレード | 特徴 | 備考 |
X | – 上位グレード
– 内装の質感が高い – 快適装備が充実 |
– 日常使いから長距離ドライブまで対応
– 豊富なカラーバリエーション |
S(特別仕様車) | – 先進的な安全装備
– スタイリッシュなデザイン |
– 特別仕様車の限定感
– 高いリセールバリュー |
「X」は上質な装備とデザインが特徴で、「S」は限定感と安全性が魅力となっています。それぞれのグレードが異なるニーズに応えることで、幅広い層からの支持を受けています。
アルトラパンを高く売るためのポイント
ここでは、アルトラパンを少しでも高く売却したいと考える方に向けて、買取・査定相場よりも高く売るためのポイントを解説します。
1. 買取・査定相場を確認する
アルトラパンを高く売るには、まず買取・査定相場を把握することが重要です。相場を知らないと、提示された査定額が妥当かどうか判断できません。
買取相場は、「アルトラパン 買取 相場」などでWeb検索したり、大手中古車販売サイトの買取実績を参考に調べることができます。特に、年式や走行距離、車両状態によって相場が異なるため、自分の車の条件に近い事例を調べると良いでしょう。相場を把握しておけば、査定額が低すぎる場合に交渉する材料にもなります。
2. 売却のタイミングを見極める
車を高く売るには売却のタイミングも重要です。特におすすめの時期は、1〜3月と9月です。この時期は新生活や転勤などで車の需要が増えるため、中古車業者が在庫確保を目的に買取価格を高めに設定することが多いです。
さらに、税金の還付金が受けられるタイミングを意識するのも有効です。特に、アルトラパンのような軽自動車の場合、自動車税の残り期間が長いほど還付金が増える可能性があるため、売却の時期を慎重に選ぶと良いでしょう。
3. 中古車買取業者での買取を検討する
懇意にしている中古車買取業者がある場合や、知人や友人から信頼できる業者を紹介してもらえる場合は、ぜひ活用を検討してみましょう。顔なじみの業者であれば、信頼関係を基にした丁寧な対応や、柔軟な条件設定が期待できます。
また、紹介を受けた業者は既に評判が保証されているケースが多いため、査定額や取引条件についても安心して相談できます。アルトラパンの特性をよく理解している業者であれば、他社が見逃す付加価値を正当に評価してくれる可能性もあるでしょう。
4. 複数の買取業者に見積もりを依頼する
複数の買取業者に見積もりを依頼することで、より高い価格で売却できる可能性が高まります。最低でも3社以上の査定額を比較し、自分にとって最適な条件を選ぶことをおすすめします。
ただし、個別に業者へ依頼するのは手間がかかるため、一括査定サービスを利用すると便利です。中古車一括査定サイトの「ナビクル」はアルトラパンの買取実績も豊富で、わずか47秒の入力で概算価格がわかります。また、提示された査定額に納得できない場合はキャンセルも可能なため、安心して利用できます。
少しでも高く売りたい方は、まず無料査定を試して、最適な売却方法を見つけてみてはいかがでしょうか。
事故車・修復歴ありのアルトラパンの場合は?
アルトラパンの事故車買取は、6年落ちの車両でエンジンに問題がなく、エアバッグも展開しない程度の軽いダメージであれば、27万円ほどの査定がついたケースがあります。一方、1年落ちでもフロントが大破し、エアバッグが作動し、エンジンも故障しているような重度の損傷では、5万円前後での買取となり、部品取りとして扱われることが多いです。
ただし、部品取りとしての買取を除くと、軽度の修復歴がある場合でも、通常の中古車相場の4〜5割程度に査定が下がるのが一般的でしょう。
アルトラパンの残価率・リセールバリューは?
アルトラパンは、その可愛らしいデザインが特徴で、特に女性を中心に根強い人気を持つ軽自動車です。ただし、リセールバリューは控えめで、ユーザー層が限定されていることがその要因の一つと考えられます。
例えば、6年落ちの2018年式モデルでは、平均残価率が30〜45%、買取価格は57〜74万円程度で推移しています。車両の状態が良好であっても、新車価格と比較するとリセールバリューは大幅に下がる傾向があります。9年落ちの2015年式モデルでは残価率が18〜28%と下がりつつも、年式相応の価値が見られます。さらに、10年以上経過した2013年式以前のモデルでは、残価率は13〜21%程度ですが、部品取りやセカンドカーとしての需要で17〜33万円程度の買取価格がつくケースもあります。
アルトラパンの高価買取を目指すには、新車時の可愛らしさをどれだけ維持できているかがポイントです。通勤などで酷使されていない車両であれば、年式が古くてもそれなりの価格が期待できるでしょう。ただし、基本的にアルトラパンは女性をターゲットにした日常の足として設計された車です。リセールバリューを大きく期待するより、愛情を持って長く乗り続ける方が、アルトラパン本来の魅力を存分に楽しめるのではないでしょうか。
年代ごとのアルトラパンの特徴
アルトラパンは、年式を追うごとに安全性や快適性、燃費性能を進化させながらも、可愛らしいデザインを維持してきました。特に最新モデルでは安全装備やエクステリアが大幅に進化し、若年層や女性ユーザーに引き続き支持されています。以下に、年式別のリーフの特徴とその魅力を詳しく解説します。
年式 | 燃費性能 (WLTC) | テクノロジー | デザイン特徴 |
2023年式 | 最大26.2km/L | スズキセーフティサポート(衝突軽減ブレーキ、全方位モニター対応)
LEDヘッドランプ標準装備 |
可愛らしさを残しつつ、現代的なシャープな印象
多彩なカラーバリエーション(テラコッタピンクなど) |
2022年式 | 最大26.2km/L | 基本運転支援機能(前方衝突警報、アダプティブクルーズコントロール) | 2トーンカラー追加、丸みを帯びたデザインが特徴 |
2021年式 | 最大25.8km/L | 快適装備(オートエアコン、ステアリングオーディオスイッチ)
安全装備の強化 |
内外装ともに落ち着いたデザイン
日常使いを重視した設計 |
2020年式 | 最大25.5km/L | 改良型エネチャージ採用、燃費性能の向上
運転支援機能の強化 |
ボディのシャープさを強調しつつ、丸みも維持 |
2019年式 | 最大24.6km/L | エネチャージ、アイドリングストップ標準装備
新たな安全技術導入 |
丸型ヘッドランプを採用し、柔らかい印象のフォルム |
2023年式アルトラパン
2023年のアルトラパンは、女性を主なターゲットとしたキュートなデザインと機能性がさらに進化。丸型LEDヘッドランプとカラフルなボディカラーが特徴的です。燃費性能はWLTCモードで最大26.2km/Lを達成し、スズキセーフティサポートを標準装備して、安全性も向上しています。また、2トーンルーフの選択肢が増え、個性的な仕上がりが可能です。
2022年式アルトラパン
2022年式モデルはデザイン性と機能性のバランスが取れたモデルとして評価されています。新たなカラーバリエーションが追加され、若年層や女性ユーザーの感性にマッチする仕様に。燃費性能や基本装備は2023年式と大きく変わらず、安全装備の充実も特徴です。
2020-2021年式アルトラパン
この時期のアルトラパンは、内装デザインや快適装備に重点を置き、「日常使いの楽しさ」を追求。シンプルで温かみのあるインテリアデザインが特徴で、車内空間を快適にするアイデアが随所に見られます。燃費性能は2022年以降のモデルと同等ですが、車両価格が手頃で、中古市場では人気のモデルです。
2015年式(3代目登場)以降のアルトラパン
2015年に登場した3代目アルトラパンは、「可愛いだけでなく、生活を支える軽自動車」をテーマに進化しました。初代から継承された箱型フォルムをベースにしつつ、より丸みを帯びたエクステリアと、多彩なカラーバリエーションが特徴です。エネチャージやアイドリングストップシステムなどを採用し、燃費性能が大幅に改善されました。
初代~2代目アルトラパン(2002–2014年式)
アルトラパンのデビューは2002年。初代モデルは「うさぎ」をモチーフにしたデザインで、女性ユーザーの心を掴みました。2008年には2代目が登場し、さらにキュートなデザインと高効率エンジンを採用。軽自動車の中でも個性を強調するモデルとして成長しました。
まとめ
アルトラパンは、その可愛らしいデザインと扱いやすさから女性を中心に幅広い支持を集めている軽自動車です。年式やグレード、走行距離による価格差はありますが、全体的に中古市場で根強い人気を誇ります。高値で売却するためには、最新の買取相場を確認し、年式や走行距離に応じた適切なタイミングでの売却が大切といえるでしょう。
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