引用:Hatsukari715

旧車・絶版車購入ガイド | 2020.01.31

ハイパワーエンジンとMTの組み合わせはこれが最後?日産「Z34フェアレディZ」

Posted by 菅野 直人

発売から11年とさすがに「現行モデルと言うには古い」日産の6代目「フェアレディZ」(Z34)ですが、ロングセラーモデルゆえに初期型でさえ現行モデルと基本的には同じだというメリットがあります。先代Z33よりパワフルなエンジンを搭載し、運動性能も向上しているだけに現在でも通用するスペックを持つZ34は、中古車市場でどのような評価を受けているでしょうか。

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以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください

日産「Z34フェアレディZ」とは

一時は日産リバイバルプランとともに過去の車として消滅の危機にあった日産「フェアレディZ」が5代目Z33で華麗なる復活を遂げたのは2002年のことでした。それまで設定されていた2by2モデルは4人乗りのスカイラインクーペに統合され、フェアレディZは2シーターのみになりました。その後、2008年12月には復活後初のフルモデルチェンジでZ34型になりました。

Z34は全体的にキープコンセプトでしたが、ホイールベースはZ33より100mm短縮されて運動性能は向上し、設計の見直しで構造を大幅強化しつつ車両重量は同レベルにとどめ、200cc排気量アップした3.7リッターV型6気筒自然吸気エンジン「VQ37VHR」は、通常版で336馬力、NISMO版で355馬力と強化されて、全体的なパフォーマンスが大きく向上しました。

プロパイロットをはじめ衝突被害軽減ブレーキなど先進の安全運転支援システムこそ持たないものの、従来からの6速MTに加え、7速化されたATによってAT限定免許でも優れた走行性能を存分に味わえるように進化し、レースやジムカーナ競技などモータースポーツでもトップクラスの戦いをしています。

特に300馬力オーバーのハイパワーエンジンとMTの組み合わせを楽しめる国産2シーターFRスポーツなど新車で買えるのはフェアレディZのみという状況が長年続いており、2008年12月の発売以来11年以上が経過している今でも現行モデルを楽しめるというありがたい車種となっています。

ただし少々残念なのは2014年をもって国内向けロードスターモデル(オープンカー)が廃止されてしまったことで、「フェアレディZ・ロードスター」に限っていえば、もう中古でしか手に入りません。

日産「Z34フェアレディZ」の中古車相場

大手中古車検索サイトによると2020年1月現在、日産Z34フェアレディZの中古車相場は以下の通りです。

クーペ 販売期間2008年12月~

6MT車:108万円~498万円:102台
7AT車:84.9万円~459万円:189台
(新車価格:345万円~482.6万円※税別)

クーペ バージョンNISMO / NISMO系 販売期間2009年6月~

6MT車:189万円~525万円:8台
7AT車:219.9万円~519.8万円:17台
(新車価格:470万円~592.7万円※税別)

ロードスター 販売期間2009年10月~2015年7月

6MT車:213万円~279.8万円:4台
7AT車:198万円~338万円:14台
(新車価格:415万円~480.9万円※税別)

中古市場において先代Z33の6MTの流通台数は少なく価格も圧倒的に高いという状況ですが、現行Z34は既に日本国内で廃止されたロードスターを除けばMTとATで極端に価格差があるというわけではなく、新車に近いほど「ATの方がちょっと高いという新車価格の差がそのまま反映されている」という状況です。

また、デビュー11年以上ということもあって現行モデルとはいえ安い車も見かけられますが、販売台数は先代ほどではないということなのか、流通しているタマ数自体そう多くはありません。

日産「Z34フェアレディZ」のオススメは予算に余裕があればNISMO

11年以上生産・販売が続けれられているとはいえ、その間に性能面で大きな進化のない車ゆえ、「ヘリテージ」や「40thアニバーサリー」など特定の特別仕様車を購入したい、という希望でもなければ、単純に最高出力を引き上げるなどNISMOチューンのほどこされた「バージョンNISMO」、あるいは2013年6月以降改名された「NISMO」がオススメです。

状況に応じてキメ細かに制御してくれる7速ATの採用や、若い世代ほどAT限定免許が多いことを考えれば、もはやMTがオススメ!といえる車でもありませんが、今後MTで操れるハイパワーFRスポーツなどそう出てこない(トヨタ「GRスープラ」も8速AT)と考えれば、MTで乗れる人はぜひMTを、というくらいでしょうか。

日産「Z34フェアレディZ」の中古車選びの注意点

ソフトトップ(幌)のロードスターを除けば、まだ古くとも11年程度の車なので、よほどの改造車でもなければ開口部の大きなテールゲート部を含め雨漏りの心配など考えずともよく、修復歴ありの車の場合に一応確認する程度でよいかと思います。

Z33ほどタマ数豊富で中古車価格が安いわけでもないため過激な改造車は中古車市場でも少なく、走行距離も少なめの車が多いため、あまり神経質になる必要はありませんが、注意するとすれば記録などから融雪剤が大量に撒かれる積雪地などで使われてサビの出やすい車ではないか?でしょう。

もっとも肝心なのは「どうしてもZ34が欲しい」という理由があるかどうかで、現段階での価格帯などを見る限り、安くMTで操れる大排気量FRスポーツが欲しいならZ33の方が旬でオススメということになるため、どうしてもZ34でないといけない理由を心の中で固められるか、まずは自分自身に問いかけてみましょう。

日産「Z34フェアレディZ」の中古車の維持費目安

まだまだ現行車種で大幅な改良を受けてもいないZ34ですから、部品代や日常的なメンテナンス費用などがそう多額になったり困ったりという車ではなく、走行頻度や寒冷地など環境によってはタイヤ代が気になる程度でしょう。

自動車税については、まだ発売から11年少々で新規登録から13年以上が経過し重加算税対象となっている車もなく、区分としては総排気量3.5リッター超4.0リッター以下で66,500円、初期モデルならあと2年ほどで新規登録から13年以上となり、その場合は76,400円と、3.5リッターエンジンのZ33より1ランク上がってしまいます。

実燃費は平均すると8km/L前後で、2020年1月現在のハイオクガソリン平均価格が約155円程度として、仮に月1,000km走るならば月20,000円程度のガソリン代がかかり、年間のガソリン代が約24万円に自動車税を合わせ、新規登録から13年未満のうちは約31万円程度、それ以上なら約32万円程度がZ34における最低年間維持費の目安でしょう。

任意保険代も年齢など条件次第でかなり高額になるのが予想され、ただ所有しているだけでも決して安くない代償がZ33以上に求められる大排気量FRスポーツではありますが、まだ程度がよく高年式の中古車、あるいは新車でMT車を購入できるだけありがたい話です。今後、5~10年もすれば、よりハードルが上がると考えれば、今は「高い金を出しても乗って思い出にしておくべき時代」だと言えます。その他、ユーザーの環境次第で変わってくる購入後の駐車場代やタイヤ代、車検代や整備代、任意保険代などは各自計算してみてください。

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