買取相場 | 2024.09.29
驚異的なリセールバリューを誇るヴェルファイア、高額買取の秘訣は?
Posted by spq_mas
ヴェルファイアは兄弟車であるアルファードを、より若者へ向けてデザイン変更をした、トヨタのラインナップ内では高級ラインに位置するミニバンです。 この、アルファードとヴェルファイアは日本国内のみならず、海外でも信頼性の高さと内外装の仕立ての良さから非常に人気が有ります。 日本でのミニバンブームは、シボレーのアストロが始まりと言われており、日本国内では大きなサイズであるアストロでも、本国では小さめのサイズであることからミニバンと呼ばれており、それが現在の『ミニバン』という呼称になったと言われています。 アルファード・ヴェルファイアもミニバンカテゴリーではありますが、十分に大型であり、室内空間の広大さ・乗り心地の良さや静粛性の高さからも積極的にショーファードリブン(運転手付き)での使用が多くあります。
以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください
SUMMARY
- ヴェルファイアの中古市場での人気について
- 買取査定額が期待できるヴェルファイアの人気グレード
- 買取査定額が期待できるヴェルファイアの人気カラー
- 1年落ちヴェルファイア(2021年式)の目安査定額
- 2年落ちヴェルファイア(2020年式)の目安査定額
- 3年落ちヴェルファイアの目安査定額
- 4年落ちヴェルファイアの目安査定額
- 5年落ちヴェルファイアの目安査定額
- 6年落ちヴェルファイア(2016年式)の目安査定額
- 事故車・修復歴ありのヴェルファイアの場合は?
- ヴェルファイアの残価率・リセールバリューは?
- アルファード・ヴェルファイアを専門店で売った方がいい理由。
- ヴェルファイアを高く売るためのポイント
- ヴェルファイアの走行距離による値動きの変化
- ヴェルファイアを売るのにベストなタイミングは?
ヴェルファイアの中古市場での人気について
ヴェルファイアは広大な室内に、ワンボックスでは不利とされてきた静粛性にまで気を遣い、さらに全座席で大人が快適に過ごせるだけの居住性を持っています。
このことから、公用車としてショーファードリブンで使用されるなどの実績もあり、実に快適な移動空間を持ち合わせていることがわかります。
さらにヴェルファイアは若者世代に支持を受ける、押しが強く非常に目立つ外観、特にフロントマスクを持っており、アルファードとの棲み分けを行っています。
そして国内での人気はもちろんのこと、このヴェルファイアはアジア諸国でとても人気が有り、特に現在はマレーシアへの輸出が盛んに行われているのが特徴です。
買取査定額が期待できるヴェルファイアの人気グレード
ヴェルファイアは前述の通り、日本国内での使用にとどまらず、アジア諸国へ向けての輸出需要も高いモデルです。
国内再販時と輸出時では、グレードや装備、排気量に対する考え方に若干の相違が生まれます。
その理由は、輸出をする相手国によって当然トレンドも違いますし、税制も違うために関税のかかり方、先方での税金のかかり方が違ってくる為です。
例えば、国内再販であると3.5リッターモデルにしかグレード設定のない『エグゼクティブラウンジ』が最も人気があり、需要が供給を上回る事がある理由から高価査定が期待できます。
また、アジア圏内ですと香港ではエグゼクティブラウンジの人気は非常に高いです。
しかし、国内からのヴェルファイアの輸出において大きなシェアを占める対マレーシア輸出で考えた場合、まずマレーシアという国では輸入規制があるため、新車登録から1年以上5年未満の自動車のみしか輸入されません。
さらに、マレーシア国内では3.5リッターやハイブリッドモデルよりも、2.5リッターモデルが人気のようです。
つまり、『1年以上5年未満の2.5リッターモデルであると、マレーシアで強い需要があるために、国内での買い取り価格よりも高価格での買取が可能』ということになります。
もし手放しを考えた場合、ご自身の車がこのラインに立っていることが高価査定の最低基準となります。
さらに、この時注意したいのが、どこの買取店に相談・査定を依頼するべきなのか、というところです。
車の売却後に、最終的に海外への輸出になる場合でも、輸出パイプを直接自社で持っている買取店に売る方が、中間マージンの有無の観点から『高価買取を期待できる買取店』ということになります。
買取査定額が期待できるヴェルファイアの人気カラー
ヴェルファイアには、兄弟車のアルファードとともに圧倒的な人気カラーが存在します。それがブラックとパールホワイトの2色です。決してカラーバリエーションが多い車ではないのですが、この2色が他色に比べて5万円~10万円程度の高価査定で推移しています。
1年落ちヴェルファイア(2021年式)の目安査定額
2020年5月から、それまでトヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店と4系列のトヨタ系列ディーラーでそれぞれ専属で抱えていた取扱車種がなくなり、トヨタ車は全てどのディーラーでも買えるようになりました。
それでヴェルファイアも姉妹車アルファードともども全店舗で販売するようになりましたが、それを見越したアグレッシブマスクへのデザイン変更で人気が急上昇したアルファードに対し、ヴェルファイアの新車販売は大きく落ち込んでいます。
2021年4月にはグレードのほとんどを整理して3.5L車は廃止、2.5Lガソリン車のゴールデンアイズIIと、2.5Lハイブリッド車のハイブリッドZゴールデンアイズIIの2グレードのみとなり、新車販売の現場ではだいぶ影が薄くなりました。
1年落ち2021年式ヴェルファイアの中古車買取実績もかなり減りましたが、中古車人気はまだまだ健在、2021年春以降の中古車価格高騰もあり、特に実績が多い2.5Z Gエディションを中心に買取価格や残価率はアルファードと同等、「オプション込みでおおよその新車価格」と2022年10月現在での平均買取相場は以下のようになっています。
【ガソリン車】
2.5X | 新車401万円に対して買取実績なし |
2.5Xサイドリフトアップチルトシート装着車 | 新車413万円に対して買取実績なし |
2.5Z | 新車441万円に対して買取実績なし |
2.5Zサイドリフトアップチルトシート装着車 | 新車439万円に対して買取実績なし |
2.5Z Gエディション | 新車527万円に対して買取価格348万円程度 |
2.5Zゴールデンアイズ/ゴールデンアイズII | 新車481万円に対して買取価格340万円程度 |
2.5V | 新車513万円に対して買取実績なし |
2.5Vサイドリフトアップチルトシート装着車 | 新車499万円に対して買取実績なし |
3.5V L | 新車578万円に対して買取実績なし |
3.5V Lサイドリフトアップチルトシート装着車 | 新車549万円に対して買取実績なし |
3.5Z G | 新車590万円に対して買取実績なし |
3.5エグゼクティブラウンジ | 新車811万円に対して買取実績なし |
3.5エグゼクティブラウンジS | 新車827万円に対して買取実績なし |
【ハイブリッド車】
全グレード、1年落ち2021年式車の買取実績なし
平均買取価格:約344万円
平均残価率:約68%
2年落ちヴェルファイア(2020年式)の目安査定額
2年落ちの2020年式トヨタ ヴェルファイアは、同年5月からの「トヨタ」ブランド全系列販売店で、全車種取り扱いが始まったのに伴い、大幅なグレード整理が行われたモデル。
それ以前は2.5L直4エンジン搭載車と3.5L V6エンジン搭載車をラインナップし、アルファードとは異なる方向性のクールな内外装を武器に、ネッツ店で販売する若者向け大型高級ミニバンとして、アルファードと同等のグレード展開でした。
全車種全店取り扱いにともない廃止も噂されていましたが、結局はアルファードと併売して様子を見ることになった結果、アルファードの販売台数が激増した一方でヴェルファイアは激減したため、翌年4月に特別仕様車だった「ゴールデンアイズ」をゴールデンアイズIIとして残すのみとなり、2020年式は従来からのヴェルファイア全グレードが終始販売される、最後の年となりました。
「オプション込みでおおよその新車価格」と、2022年10月現在での平均買取相場は以下。
【ガソリン車】
2.5X | 新車401万円に対して買取価格245万円程度 |
2.5Xサイドリフトアップチルトシート装着車 | 新車413万円に対して買取実績な |
2.5Z | 新車441万円に対して買取価格318万円程度 |
2.5Zサイドリフトアップチルトシート装着車 | 新車439万円に対して買取実績なし |
2.5Zゴールデンアイズ | 新車481万円に対して買取価格342万円程度 |
2.5V | 新車513万円に対して買取価格302万円程度 |
2.5Vサイドリフトアップチルトシート装着車 | 新車499万円に対して買取実績なし |
2.5Z Gエディション | 新車527万円に対して買取価格407万円程度 |
3.5Z G | 新車590万円に対して買取価格429万円程度 |
3.5V L | 新車581万円に対して買取実績なし |
3.5V Lサイドリフトアップチルトシート装着車 | 新車549万円に対して買取実績なし |
3.5エグゼクティブラウンジ | 新車811万円に対して買取実績なし |
3.5エグゼクティブラウンジZ | 新車827万円に対して買取実績なし |
平均買取価格 | 約341万円 |
平均残価率 | 約69% |
【ハイブリッド車】
ハイブリッドX | 新車503万円に対して買取実績なし |
ハイブリッドXサイドリフトアップチルトシート装着車 | 新車505万円に対して買取実績なし |
ハイブリッドZ | 新車528万円に対して買取価格439万円程度 |
ハイブリッドZゴールデンアイズ | 新車554万円に対して買取実績なし |
ハイブリッドZRサイドリフトアップチルトシート装着車 | 新車475万円に対して買取実績なし |
ハイブリッドV | 新車587万円に対して買取実績なし |
ハイブリッドZR | 新車604万円に対して買取価格413万円程度 |
ハイブリッドV Lエディション | 新車606万円に対して買取実績なし |
ハイブリッドZR Gエディション | 新車622万円に対して買取価格468万円程度 |
ハイブリッド エグゼクティブラウンジ | 新車836万円に対して買取実績なし |
ハイブリッド エグゼクティブラウンジZ | 新車853万円に対して買取価格496万円程度 |
平均買取価格 | 約454万円 |
平均残価率 | 約71% |
3年落ちヴェルファイアの目安査定額
2022年現在における3年落ち2019年式ヴェルファイアは、2015年1月から販売されている現行モデル(2代目)で、低速時の衝突被害軽減ブレーキ作動や誤発進抑制機能に役立つインテリジェントクリアランスソナーを全グレードへ標準装備するなどの改良を2018年10月に受けています。
オプション込みでのおおよその新車価格と、2022年10月現在での平均買取相場は以下の通りです。(※株式会社ENG等の専門買取店のデータは除いた数値)
【ヴェルファイア】
2.5X(手員8名・FF/4WD) | 新車389万円/買取価格213万円程度 |
2.5Z(定員7/8名・FF/4WD) | 買取価格245万円程度 |
2.5Z Aエディション(定員7名・FF/4WD) | 新車450万円/買取価格259万円程度 |
2.5V(定員7名・FF/4WD) | 新車481万円/買取実績なし |
2.5Z Gエディション(定員7名・FF/4WD) | 新車513万円/買取価格287万円程度 |
3.5Z G(定員7名・FF/4WD) | 新車562万円/買取価格284万円程度 |
3.5V L(定員7名・FF/4WD) | 新車591万円/買取実績なし |
3.5エグゼクティブラウンジ(定員7名・FF/4WD) | 新車791万円/買取実績なし |
3.5エグゼクティブラウンジZ(定員7名・FF/4WD) | 新車808万円/買取価格427万円程度 |
平均買取価格 | 286万円程度 |
平均残価率 | 約55% |
【ヴェルファイアハイブリッド】
ハイブリッドX(定員7/8名) | 新車490万円/買取実績なし |
ハイブリッドZ(定員7名) | 新車514万円/買取実績なし |
ハイブリッドV(定員7名) | 新車500万円/買取実績なし |
ハイブリッドZR(定員7名) | 新車571万円/買取価格318万円程度 |
ハイブリッドV Lエディション(定員7名) | 新車616万円/買取実績なし |
ハイブリッドZR Gエディション(定員7名) | 新車633万円/買取価格287万円程度 |
ハイブリッド エグゼクティブラウンジ(定員7名) | 新車816万円/買取実績なし |
ハイブリッド エグゼクティブラウンジZ(定員7名) | 新車833万円/買取実績なし |
平均買取価格 | 302万円程度 |
平均残価率 | 約50% |
【総合】
平均買取価格 | 294万円程度 |
平均残価率 | 約53% |
4年落ちヴェルファイアの目安査定額
2022年現在における4年落ち2018年式ヴェルファイアは、現行モデル(2代目)発売から3年目のマイナーチェンジで予防安全装備「Toyota Safety Sense」を全車標準装備とするなど装備面を充実し、フロントグリルやバンパー、ヘッドランプ、テールランプなどのデザイン変更でヴェルファイアらしいクールな個性をより際立たせたモデルです。
オプション込みでのおおよその新車価格と2022年10月現在での平均買取相場は以下の通りです。(※株式会社ENG等の専門買取店のデータは除いた数値)
【ヴェルファイア】
2.5X(手員8名・FF/4WD) | 新車378万円/買取価格173万円程度 |
2.5Z(定員7/8名・FF/4WD) | 新車418万円/買取価格248万円程度 |
2.5Z Aエディション(定員7名・FF/4WD) | 新車439万円/買取価格246万円程度 |
2.5Z Aエディション ゴールデンアイズ(定員7名・FF/4WD) | 新車446万円/買取価格217万円程度 |
2.5V(定員7名・FF/4WD) | 新車463万円/買取価格296万円程度 |
2.5Z Gエディション(定員7名・FF/4WD) | 新車487万円/買取価格287万円程度 |
3.5ZA(定員7名・FF/4WD) | 新車467万円/買取実績なし |
3.5ZA ゴールデンアイズ(定員7名・FF/4WD) | 新車486万円/買取実績なし |
3.5ZA Gエディション(定員7名・FF/4WD) | 新車515万円/買取実績なし |
3.5Z G(定員7名・FF/4WD) | 新車542万円/買取価格283万円程度 |
3.5V L(定員7名・FF/4WD) | 新車571万円/買取実績なし |
3.5エグゼクティブラウンジ(定員7名・FF/4WD) | 新車765万円/買取実績なし |
3.5エグゼクティブラウンジZ(定員7名・FF/4WD) | 新車801万円/買取価格381万円程度 |
平均買取価格 | 266万円程度 |
平均残価率 | 約54% |
【ヴェルファイアハイブリッド】
ハイブリッドX(定員7/8名) | 新車474万円/買取価格233万円程度 |
ハイブリッドZ(定員7名) | 新車508万円/買取価格288万円程度 |
ハイブリッドV(定員7名) | 新車541万円/買取実績なし |
ハイブリッドZR(定員7名) | 新車557万円/買取価格312万円程度 |
ハイブリッドV Lエディション(定員7名) | 新車603万円/買取実績なし |
ハイブリッドZR Gエディション(定員7名) | 新車619万円/買取価格355万円程度 |
ハイブリッド エグゼクティブラウンジ(定員7名) | 新車798万円/買取価格440万円程度 |
ハイブリッド エグゼクティブラウンジZ(定員7名) | 新車826万円/買取価格427万円程度 |
平均買取価格 | 343万円程度 |
平均残価率 | 約54% |
【総合】
平均買取価格 | 305万円程度 |
平均残価率 | 約54% |
5年落ちヴェルファイアの目安査定額
2022年現在における5年落ち2017年式ヴェルファイアは、2015年1月に発売された現行モデル(2代目)の前期型で、大幅な変更はまだ行われていませんが、2016年7月にヘッドランプにゴールド加飾、フロントグリルにダークメッキを施すなど内外装の個性を際立たせた特別仕様車「ゴールデンアイズ」を2.5Z Aエディションと3.5ZAに追加しています。オプション込みでのおおよその新車価格と2022年10月現在での平均買取相場は以下の通りです。(※株式会社ENG等の専門買取店のデータは除いた数値)
【ヴェルファイア】
2.5X(手員8名・FF/4WD) | 新車366万円/買取価格153万円程度 |
2.5Z(定員7/8名・FF/4WD) | 新車405万円/買取価格222万円程度 |
2.5Z Aエディション(定員7名・FF/4WD) | 新車427万円/買取価格233万円程度 |
2.5Z Aエディション ゴールデンアイズ(定員7名・FF/4WD) | 新車446万円/買取価格230万円程度 |
2.5V(定員7名・FF/4WD) | 新車451万円/買取価格228万円程度 |
2.5Z Gエディション(定員7名・FF/4WD) | 新車472万円/買取価格260万円程度 |
3.5ZA(定員7名・FF/4WD) | 新車467万円/買取実績なし |
3.5ZA ゴールデンアイズ(定員7名・FF/4WD) | 新車486万円/買取実績なし |
3.5ZA Gエディション(定員7名・FF/4WD) | 新車515万円/買取価格244万円程度 |
3.5Z G(定員7名・FF/4WD) | 新車515万円/買取実績なし |
3.5V L(定員7名・FF/4WD) | 新車543万円/買取価格180万円程度 |
3.5エグゼクティブラウンジ(定員7名・FF/4WD) | 新車728万円/買取価格298万円程度 |
平均買取価格 | 228万円程度 |
平均残価率 | 約48% |
【ヴェルファイアハイブリッド】
ハイブリッドX(定員7/8名) | 新車455万円/買取価格221万円程度 |
ハイブリッドV(定員7名) | 新車526万円/買取価格189万円程度 |
ハイブリッドZR(定員7名) | 新車541万円/買取価格252万円程度 |
ハイブリッドV Lエディション(定員7名) | 新車590万円/買取価格298万円程度 |
ハイブリッドZR Gエディション(定員7名) | 新車605万円/買取価格290万円程度 |
ハイブリッド エグゼクティブラウンジ(定員7名) | 新車774万円/買取価格325万円程度 |
平均買取価格 | 262万円程度 |
平均残価率 | 約45% |
【総合】
平均買取価格 | 245万円程度 |
平均残価率 | 約46% |
6年落ちヴェルファイア(2016年式)の目安査定額
6年落ちの2016年式トヨタ ヴェルファイアは、2015年1月にモデルチェンジした2代目ヴェルファイアの初期型で、デザインが2018年1月マイナーチェンジ以降とは異なるほか、安全運転支援装備の「Toyota Safety Sense」第2世代を全車に標準装備する以前のモデルです。
2016年7月にはゴールド加飾で豪華さを際立たせる特別仕様車「ゴールデンアイズ」を、「2.5Z Aエディション」と「3.5ZA」に設定しています。
「オプション込みでおおよその新車価格」と、2022年10月現在での平均買取相場は以下。
【ガソリン車】
2.5X | 新車366万円に対して買取価格163万円程度 |
2.5Xサイドリフトアップシート装着車 | 新車376万円に対して買取実績なし |
2.5Z | 新車405万円に対して買取価格234万円程度 |
2.5Zサイドリフトアップシート装着車 | 新車405万円に対して買取価格204万円程度 |
2.5Z Aエディション | 新車427万円に対して買取価格229万円程度 |
2.5Z Aエディション ゴールデンアイズ | 新車446万円に対して買取価格242万円程度 |
2.5V | 新車451万円に対して買取価格190万円程度 |
2.5Vサイドリフトアップシート装着車 | 新車449万円に対して買取実績なし |
2.5Z Gエディション | 新車472万円に対して買取価格262万円程度 |
3.5ZA | 新車467万円に対して買取価格193万円程度 |
3.5ZA ゴールデンアイズ | 新車486万円に対して買取価格237万円程度 |
3.5ZA Gエディション | 新車515万円に対して買取価格235万円程度 |
3.5V L | 新車543万円に対して買取価格220万円程度 |
3.5V Lサイドリフトアップシート装着車 | 新車488万円に対して買取実績なし |
3.5エグゼクティブラウンジ | 新車728万円に対して買取価格262万円程度 |
平均買取価格 | 約223万円 |
平均残価率 | 約48% |
【ハイブリッド車】
ハイブリッドX | 新車455万円に対して買取価格213万円程度 |
ハイブリッドV | 新車526万円に対して買取価格264万円程度 |
ハイブリッドZR | 新車541万円に対して買取価格283万円程度 |
ハイブリッドV Lエディション | 新車590万円に対して買取価格234万円程度 |
ハイブリッドZR Gエディション | 新車605万円に対して買取価格294万円程度 |
ハイブリッド エグゼクティブラウンジ | 新車774万円に対して買取価格339万円程度 |
平均買取価格 | 約271万円 |
平均残価率 | 約47% |
事故車・修復歴ありのヴェルファイアの場合は?
事故車でもヴェルファイアの人気は根強いものがあり、しっかり修復がされている個体であれば国内消費でも需要の方が上回り、修復無し車の約70%程度の査定が期待できます。
つまり、2年落ち修復歴有りの車で270万円~290万円、3年落ち車でも同等の買取額が期待できるでしょう。
ヴェルファイアの残価率・リセールバリューは?
日本国内だけでなく海外需要もあるヴェルファイア。
オプション価格を購入時に車両価格の10%〜15%ほど加味して考えると、ヴェルファイアで人気の高い2.5ZGエディションを新車購入した場合、¥4,362,120×1.15で約500万円前後の総支払額となります。
例えば、その後約1年乗って売却した場合に、株式会社ENGで買取最高値は¥4,600,000でした。1年間で40万円の金額しか償却をしておらず、その残価率は90%~92%程度ということになります。
つまり、月々3万円程の支払いで新車のヴェルファイアを1年間楽しむことができるのです。
また、3年落ちの買取最高値が¥4,000,000で、同様の計算で残価率78%~82%程度に。
その他、5年落ちの買取最高値が¥2,700,000で、モデルチェンジ前ですので2.4ZゴールデンアイズⅡの価格が¥3,795,429であることから、オプション代金を15%加味して437万円程の購入金額となり、残価率は60%~63%程度となりました。
ヴェルファイアは乗って満足度が高く、売っても損をしにくい。償却財である自動車としては値落ち幅の相当に少ないモデルであることは間違いありません。
アルファード・ヴェルファイアを専門店で売った方がいい理由。
買取時の驚くべき高額査定に、輸出入のカラクリが隠されているアルファード・ヴェルファイア兄弟は、基本的にディーラーでの下取りやガリバー・ネクステージのような一般買取店よりも、株式会社ENGのような『輸出入が自社で出来る』買取店に直接査定依頼をすると、高価査定が期待できます。
その差が生まれる原因は、『再販ルートの持ち方』の差につきます。
一般的な買取店は、車の買取後すぐに業者間オークションへと流します。
大型買取店ですと、自社での店舗販売のルートがここにプラスされ、さらにENGのようなアルファード・ヴェルファイアの車種専門業者ですと、そこにプラスして海外への輸出ルートまで確保できるわけです。
当然、輸出需要のあるモデルについては専門業者でなくとも輸出をしますが、間に輸出業者が挟まるので、利ザヤ(エンドユーザーからすれば買い取り価格)は低くなります。
このことから、特定の人気車種ではノウハウを持つ専門業者への売却が有利に働くわけです。
購入から1年を経過した、マレーシアへの輸出可能なヴェルファイアをお持ちの方は是非査定依頼をしてみて下さい。
もしかすると、持ち出しは限りなく少なく、新車に乗り換えられる可能性もありますよ!
ヴェルファイアを高く売るためのポイント
高級ファミリーカー的な大型ミニバンとはいえクール志向のヴェルファイアは、兄弟車アルファードと比べてカスタムベースとしての素質は高いものの、エアロやサスペンション、ホイール、そして内装も含め、あまりユーザーの個性を前面に出した仕上がりにすると好みが分かれてしまい、査定ダウンという結果になりかねません。
フルノーマルならそうした問題はありませんが、もしカスタムに手を付けるなら万人向けのファッション性を高めるカスタマイズはどのようなものかを雑誌やWEBで勉強し、なるべく価値を高めるカスタムを行うよう心がけましょう。
ヴェルファイアの走行距離による値動きの変化
ヴェルファイアの2022年10月現在における走行距離ごとの買取相場を、2015年1月以降に販売されている現行モデルを例に、通常のヴェルファイアとヴェルファイアハイブリッドそれぞれで紹介します。(※株式会社ENG等の専門買取店のデータは除いた数値)
【ヴェルファイア】
15万km台:119.9~119.9万円
14万km台:206.9~206.9万円
13万km台:128.6~128.6万円
12万km台:179.9~212.9万円
11万km台:122.7~171.5万円
10万km台:106.0~250.6万円
9万km台:92.2~286.4万円
8万km台:127.5~295.5万円
7万km台:148.9~284.5万円
6万km台:127.5~301.7万円
5万km台:131.5~315.6万円
4万km台:111.2~332.1万円
3万km台:109.8~343.6万円
2万km台:162.7~454.1万円
1万km台:179.0~406.6万円
【ヴェルファイアハイブリッド】
13万km台:144.1~144.1万円
12万km台:171.5~232.9万円
11万km台:223.1~223.1万円
10万km台:115.9~250.6万円
9万km台:146.0~162.7万円
8万km台:131.5~267.5万円
7万km台:171.4~292.2万円
6万km台:179.9~280.7万円
5万km台:185.6~296.5万円
4万km台:197.2~426.8万円
3万km台:179.2~392.4万円
2万km台:211.0~332.9万円
1万km台:206.2~439.9万円
双方ともに多少のブレはあるものの10万km台前後までは距離に応じてゆっくりと買取価格が下がっていき、それを超えるとさすがに高価買取の事例は少なくなっていきます。
ただし、相当な距離を経ていても人気グレードや程度良好な車では高価買取されるケースがあり、走行距離だけではその価値を図るのが難しいかもしれません。
ヴェルファイアを売るのにベストなタイミングは?
現在でも2年落ちまでなら平均残価率が50%(※株式会社ENG等の専門買取店のデータは除いた数値)を超えるなど、依然として高いリセールバリューを誇るヴェルファイアではありますが、2020年春からの新型コロナショックにより高価で維持費も燃料代もかかる車種は次第に敬遠される傾向があり、海外への中古車輸出も停滞しているため、以前のような「1年落ちなら平均残価率60%オーバーもありえる」という評価は変わってきています。
いずれ景気が良くなれば再び盛り返すと思われますが、現状でヴェルファイアを売るとしても過去に期待できたほどの高価買取は望めない可能性は覚悟せねばなりません。
幸いにして、程度良好を保っている現行モデルに限って言えば走行距離が伸びても急激な価値下落を起こしにくい傾向には変わりないため、経済的事情などでやむなく手放すケースや、今後もリセールバリューの回復が見込みにくい型落ちの初代モデルを所有している場合を除けば、現状では売るのにベストなタイミングではないため、乗り続ける方が得といえます。
ただし、2020年5月以降は「トヨタ」ブランド全販売店でトヨタ全車種取り扱いが始まり、どこのトヨタ系店舗でもアルファードが購入できるようになってからヴェルファイアの人気そのものが若干ですが落ち着いてきており、次のモデルチェンジではアルファードまたはアルファード後継車へ統合、ヴェルファイアの名が消滅する可能性が高まりました。
そうなると型落ちによるリセールバリュー低下に加え、知名度低下によるネームバリュー低下というマイナス要因も増えるため、コロナショックからの経済回復より先にアルファード/ヴェルファイアのモデルチェンジが発表された場合は、まだ価値が急激な下落を起こさないうちに売り抜けられるようタイミングを見計らうのが大事です。