買取相場 | 2020.02.25
カラフルなボディが特徴の大人気軽クロスオーバー!ハスラーを売る場合、どのくらいの査定額になる?
Posted by UruCar
スズキ ハスラーは、広い室内空間と軽自動車に求められる日常での使いやすさに加え、アウトドアやスポーツなどのレジャーや、わだちや雪道など起伏のある路面を走行する機会が多いユーザーに向けた「アクティブなライフスタイルに似合う軽クロスオーバー」をコンセプトに開発されました。 街なかで見かける機会も多いハスラーですが、買取相場はどの程度なのでしょうか? 今回はハスラーの査定相場に関してご紹介します。
以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください
SUMMARY
ハスラーの中古市場での人気について
現行の国産の人気モデルは、モデルチェンジが入るまでは新車とそこまで変わらない価格で販売されることが多いですが、ハスラーもその傾向にあります。
ハスラーは4年前から販売されているモデルとして考えると、中古市場においても極端な値崩れの少ない優秀なモデルです。
ファミリー層にも若者にも需要のあるハスラーは、中古市場でも人気のモデルと言えます。
買取査定額が期待できるハスラーの人気グレード
ハスラーはA、G、Jの3グレードが用意され、Aを除くモデルにはNAとターボの2種類のエンジンがあります。
中でも、キーレスプッシュスタートシステム、ボディーカラーに合わせたシートパイピングに加え、S-エネチャージ搭載で燃費効率が良く全体的にバランスの取れたGグレードの人気が高いです。
そもそもの人気が高いハスラーですが、ベースグレードのAになると簡素な装備になり、Gグレードなどと比較すると再販時の評価はあまり高くないようです。
買取査定額が期待できるハスラーの人気カラー
国産車全般では一般的にブラック、ホワイトカラーの人気が高いことが多いですが、ハスラーはデザインのキュートさゆえに若年層からの支持もあり、クールカーキパールメタリック、アクティブイエロー、フェニックスレッドパールなどの有彩色も人気が高いところが特徴です。
しかし、色によって買取査定額にそこまで大きく影響することは少なく、グレードや車両状態の良し悪しが、査定の際の重要なポイントになってきます。
1年落ちスズキハスラーの目安査定額
2019年式ハスラーは、2014年1月に発売された初代の最終型で、2018年11月の改良で上級グレード向け装備だったステレオカメラ式衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」が標準グレードの「G」「Gターボ」へも標準装備されたほか、上級グレード名が「X」系から、特別仕様車「Jスタイル」系がカタログモデルへと昇格した「J」系へと変わっています。2020年2月現在での平均買取相場は以下の通りです。
●A(5MT・FF/CVT・FF/5MT・4WD/CVT・4WD):新車129万円/買取価格64万円程度
●G(5MT・FF/CVT・FF/5MT・4WD/CVT・4WD):新車147万円/買取価格87万円程度
●Gターボ(CVT・FF/CVT・4WD):新車164万円/買取実績なし
●J(CVT・FF/CVT・4WD):新車172万円/買取価格116万円程度
●Jブラックインテリアパッケージ装着車(CVT・FF/CVT・4WD):新車175万円/買取価格97万円程度
●Jターボ(CVT・FF/CVT・4WD):新車183万円/買取価格111万円程度
●Jターボ ブラックインテリアパッケージ装着車(CVT・FF/CVT・4WD):新車186万円/買取価格112万円程度
●タフワイルド(CVT・FF/CVT・4WD):新車172万円/買取実績なし
●ワンダラー(CVT・FF/CVT・4WD):新車186万円/買取価格117万円程度
3年落ちスズキハスラーの目安査定額
2017年式ハスラーは、2016年12月に装備を充実させた特別仕様車「Fリミテッド」系が追加された他、上級グレードの「X」系へステレオカメラ式衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」等の運転支援システムが標準装備され、「全方位モニター用カメラパッケージ」等がオプション設定されました。オプション込みで、おおよその新車価格と2020年2月現在での平均買取相場は以下の通りです。
●A(5MT・FF/CVT・FF/5MT・4WD/CVT・4WD):新車126万円/買取価格54万円程度
●G(5MT・FF/CVT・FF/5MT・4WD/CVT・4WD):新車141万円/買取価格74万円程度
●Gターボ(CVT・FF/CVT・4WD):新車157万円/買取価格71万円程度
●Fリミテッド(CVT・FF/CVT・4WD):新車162万円/買取価格83万円程度
●Fリミテッド セットオプション装着車(CVT・FF/CVT・4WD):新車167万円/買取価格85万円程度
●FリミテッドII(CVT・FF/CVT・4WD):新車164万円/買取実績なし
●FリミテッドII デュアルカメラブレーキサポート・バックアイカメラ装着車(CVT・FF/CVT・4WD):新車170万円/買取実績なし
●FリミテッドII デュアルカメラブレーキサポート・全方位モニター用カメラパッケージ装着車(CVT・FF/CVT・4WD):新車173万円/買取実績なし
●X(CVT・FF/CVT・4WD):新車170万円/買取価格76万円程度
●Xターボ(CVT・FF/CVT・4WD):新車177万円/買取価格84万円程度
●JスタイルII(CVT・FF/CVT・4WD):新車174万円/買取価格86万円程度
●JスタイルIIターボ(CVT・FF/CVT・4WD):新車184万円/買取価格95万円程度
●JスタイルIII(CVT・FF/CVT・4WD):新車181万円/買取実績なし
●JスタイルIIIターボ(CVT・FF/CVT・4WD):新車192万円/買取価格88万円程度
5年落ちハスラーの目安査定額
2015年式ハスラーは、2014年1月に新発売された初代ハスラーの初期型で、2015年1月に上級グレード「X」系をベースに装備を充実した特別仕様車「Jスタイル」を発売。同年5月には自然吸気エンジン搭載のCVT車へ搭載していた省燃費システム「エネチャージ」を、マイルドハイブリッドの「S-エネチャージ」へ更新し、燃費を向上させました。
2015年12月の改良では「S-エネチャージ」をターボエンジン搭載車へも採用するとともに、ステレオカメラ式衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」を「X」系へ装備する形で、特別仕様車「JスタイルII」を発売しています。オプション込みで、おおよその新車価格と2020年2月現在での平均買取相場は以下の通りです。
●A(5MT・FF/CVT・FF/5MT・4WD/CVT・4WD):新車125万円/買取価格40万円程度
●G(5MT・FF/CVT・FF/5MT・4WD/CVT・4WD):新車140万円/買取価格56万円程度
●Gセットオプション装着車(CVT・FF/CVT・4WD):新車153万円/買取価格59万円程度
●Gターボ(CVT・FF/CVT・4WD):新車153万円/買取価格61万円程度
●Gターボ セットオプション装着車(CVT・FF/CVT・4WD):新車161万円/買取価格56万円程度
●X(CVT・FF/CVT・4WD):新車164万円/買取価格57万円程度
●Xターボ(CVT・FF/CVT・4WD):新車173万円/買取価格73万円程度
●Jスタイル(CVT・FF/CVT・4WD):新車171万円/買取価格75万円程度
●JスタイルII(CVT・FF/CVT・4WD):新車174万円/買取価格72万円程度
●JスタイルIIターボ(CVT・FF/CVT・4WD):新車184万円/買取価格91万円程度
事故車・修復歴ありのハスラーの場合は?
基本的な考えとして、修復歴のある車は修復歴のない車に比べて、事故の程度にもよりますが、30%〜60%の査定額で取引されるケースが多いです。
そのため、5年落ちのハスラーで考えると、20万円~50万円前後での買取が期待できます。
実際に5年落ちハスラーの事故車で、20万円程度での買取実績もあるようです。
スズキ「ハスラー」を高く売るためのポイント
多くの人はハスラーの着座位置の高さやデザインの魅力に惹かれ購入し普段のアシ車として使っていると思いますが、中にはスズキの軽SUVということで“ライトデューティー版ジムニー”のような役割を期待し、オフロード走行を試してみた人がいるかもしれません。
しかしハスラーはジムニーとは車体設計や4WDシステムの違いもあって本格的な悪路走破性を持たない街乗り用クロスオーバーSUVですから、結果として跳ね上げた石などによる小キズやへこみができると大きくマイナスポイントなので、本格的な悪路走行は避けた方が、査定時の好評価に繋がります。
スズキ「ハスラー」の走行距離による値動きの変化
走行距離が長い場合におけるハスラーの買取価格ですが、長い走行距離というのが5万km以上と仮定して調べてみた結果、2020年2月現在での相場は以下のようになります。
●15万km台:22.0万円~22.0万円
●13万km台:12.5万円~31.2万円
●12万km台:19.0万円~23.0万円
●11万km台:23.0万円~43.6万円
●10万km台:21.0万円~46.6万円
●9万km台:24.0万円~51.6万円
●8万km台:33.2万円~56.4万円
●7万km台:37.4万円~66.5万円
●6万km台:33.2万円~81.8万円
●5万km台:38.4万円~88.8万円
おおむね5万km台を超えたところと、8万km台を超えたところで事故車や、よほど程度の悪い車を除く最低買取価格が一段下がっていることや、10万km台に入ったところで程度のよい車でも買取価格が50万円を切るのがわかります。
ハスラーの残価率・リセールバリューは?
まだモデルチェンジされていない上に、モデルとしての人気自体が高いハスラーは、値崩れしにくい車種と言えます。
再販の面から考えると、人気のGグレードの1年落ちの場合、グレード・カラー・装備によって、残価率が73%〜93%と広い範囲を推移しており、3年落ちの残価率は55%〜89%を推移しています。
ただし、5年目になると残価率50%を切る車が目立ち始めます。
つまり、5年を超えると著しく右肩下がりになるので、リセールを考えて乗られているユーザーの方は2回目の車検までに売却検討されることをオススメします。
高い安全性能に加え、広々とした居住空間を確保でき、コンパクトSUVを牽引してきた人気モデルのハスラー。
キュートなデザイン性に加えて、アウトドアユースでも活躍できるタフでワイルドな一面も備えていて満足度の高い一台です。
残価率も申し分なく、日々のメンテナンスさえこなしていれば残存価値があることも分かりました。
しかし、近い将来モデルチェンジの可能性が高いことも予想できます。
一般的に、フルモデルチェンジ後の前モデルは査定額に大きく影響してきますので、乗り換えを検討されている方は早めの売却をオススメします。
スズキ「ハスラー」を売るのにベストなタイミングは?
2020年1月に2代目ハスラー(現行モデル)が発売されると早々に大量のオーダーが舞い込んでおり、その多くは初代ハスラーユーザーですから、タイミングとしては今がまさに売りどきで、現在の愛車を下取りに出して2代目へ乗り換えようというユーザーはさらに増えているようです。
ただしそれは2代目ハスラーへ乗り換えようというユーザーの話で、他の車へ乗り換えようと下取りに出したり、買取専門店で売ろうというユーザーにとっては、2代目ハスラーへの買い替え需要で初代ハスラーは中古車市場でもダブつきが始まっており、話題性で初代ハスラーの中古車需要も伸びてダブつきが収まり中古車価格が上昇するか、あるいはこのままダブついて売っても残価率が低いままかの見極めが求められる、微妙な時期です。
2020年2月現在での買取データはおおむね2019年後半のものですが、1年落ちの平均残価率59%、3年落ちで48%、5年落ちで38%と既に人気の軽SUVとしては買取相場が下落傾向にあり、積極的に売却をオススメできるのは高年式で走行距離が短い上級グレードや特別仕様車に限られます。
2代目ハスラーはキープコンセプトで初代ハスラーと非常によく似ていますが、後席ドアの後ろへリアクォーターウィンドウが追加されるなど、特にリア周りのデザインは大きく変わっており、よく見ると全く別物です。
2トーンカラー車の販売構成比が高かった初代ハスラーですが、2代目ハスラーにも2トーンカラーが多数用意されています。リア周りのデザイン変更ももちろんですが、色使いや塗り分けによりその印象もガラリと変わりました。これだけ大きく変われば好き嫌いも出ると思うので初代ハスラーの2トーンカラー車の人気は落ちず、単色より高評価が得られるかもしれません。