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コラム | 2022.01.28

まだまだ値上がりの可能性あり!絶版国産スポーツカー5選

Posted by 菅野 直人

新型コロナウイルス禍が始まって以降、旅行や外食が自由にならないこともあってか、中古車、それも趣味性の高い絶版スポーツカーの人気が爆上がりしていますが、それはあくまで一過性の話。 もともとはアメリカで「生産から25年たった車であれば、もともと新車販売していなかった車種も登録して公道を走ってよい」という特例、通称「25年ルール」によって、新車から25年以上経過し、かつ高品質高性能を誇った1990年頃からの日本車が高騰した、という事情があります。 そこで今回は、新たに今後値上がりする見込みだが、まだ安く買える、2000年頃以降の絶版国産スポーツカーを5台、紹介しましょう。

以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください

トヨタ セリカ7代目T230系(22万円〜188万円)

Paul Stringer / Shutterstock.com

1999年に発売されたセリカ最終型7代目T230系は、市場での2ドアクーペ不振によってカローラレビン/スプリンタートレノと統合して1.8L化、WRCでの出番がなくなったGT-FOURを廃止してダウンサイジングし、小型FFスポーツクーペとして再出発したモデルです。

可変バルブ機構VVTL-iにより、190馬力を発揮する2ZZ-GE搭載車(SS-II)がトップグレードで、モータースポーツでもダートトライアルなどで活躍、小型軽量を生かしてホンダのタイプR勢へ食い込める数少ない車種でした。
現在は、中古車市場で22万円~188万円と割安ですが、25年ルール対象となる2024年以降、RHD(右ハンドル)需要が高まるのを見越し、今後はプレミアがつく可能性があります。

トヨタMR-S(39万円~299万円)

Evannovostro / Shutterstock.com

前身にあたる2代目MR2同様、セリカのパワーユニットをリアに搭載して対になった存在であるミッドシップオープンスポーツで、7代目T230系同様に1999年発売。

セリカと異なり2ZZ-GEは搭載せず、140馬力の1ZZ-FEのみとなっていますが、最軽量モデルで1tを切るため動力性能に不足はなく、ミッドシップならではの旋回性能を生かせるコースと腕前ならば、FFやFR、4WDスポーツにも引けは取りません。

中古車市場では、既に1オーナーフルノーマルなど、程度良好車のプレミアがつき始めていますが、価格帯は39万円~299万円と、今のうちであれば、まだまだプレミア前の安いタマを購入可能です。

トヨタアルテッツァ(19.9万円~250万円)

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「AE86後継を目指せる小型FRスポーツセダンを開発中」と騒がれたものの、1998年に発売されたのは新型の小型高級スポーツセダン、レクサスISの日本版(当時まだ日本でレクサスは展開していなかった)であり、いわばプログレのスポーツ仕様でした。

2リッターDOHCスポーツエンジンの名機3S-GEの最終進化系を搭載、MT仕様は210馬力を発揮する「RS200」を設定するなど、レクサスISとの差別化を図り、ワンメイクレースも開催されましたが、ユーザーとしてはやや拍子抜けで販売は低迷。

中古車価格も一部チューニングコンプリートカーを除けば安価で推移していたものの、25年ルールが近づいた2021年になってからプレミアがつき始め、元々の安さから「急に中古車価格が上がった車」として注目されました。

ただし、相場は19.9万円~250万円とまだまだ安く、タマ数もある程度豊富なため、普通の中古車として買うのであれば、今が最後のチャンスです。

ホンダEP3シビックタイプR(84.8万円~268万円)

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全日本ジムカーナでのシリーズ優勝など実績を残しているにも関わらず、究極のテンロクスポーツであった初代EK9、究極のFFスポーツセダンであった3代目FD2に挟まれ、もっとも地味で目立たないホンダタイプRのひとつが2代目シビックタイプR、EP3型です。

実質的にはフィットタイプRと言えるシビックタイプRユーロ(FN2)と並ぶ不人気車として、中古車市場でも安値推移しており、現在でも84.8万円~268万円とシビックタイプRとは思えない安値販売ですが、215馬力のタイプR用DOHC VTEC、K20Aによる実力は本物。

インパネシフト6MTが少々妙ではありますが、それを気にしないのであれば、「安くて速い、しかもリアサスはダブルウィッシュボーンでちゃんとシビックしているタイプR」として、注目すべき存在です。

ホンダDC5インテグラタイプR(113万円~347.7万円)

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EP3シビックタイプR同様、初代DC2(3ドア)/DB8(4ドア)に対し、地味で目立たない、しかしおかげで激安タイプRとなっているのが2代目インテグラタイプRのDC5型です。

スーパー耐久レースでは同クラス他車を相手にしないほどの実力を誇りましたが、ジムカーナなど、軽量かつ旋回性能の高さを重視するステージでは分が悪く、初代が今でも第一線車種として現役なのに対し、2代目は全く目立ちません。

しかし、高速ステージ向けの自然吸気エンジンFFスポーツとしては、現在でも最高クラスの実力を誇るのも確かで、現在の中古車相場113万円~347.7万円は、既に程度がよければプレミアがつき始めているとはいえ、今後はさらに上がると思われます。

愛車の下取り、売却で損をしないためには?

一般的な査定では評価しきれない価値を持つのが、カスタムカーや旧車、スポーツモデル。
「ディーラーに下取りに出したら、価値が全く伝わらなかった…」という声も少なくありません。

こうした車を手放すときに大切なのは、自分の車に合った売却先を選ぶことです。 例えば、市場の相場をしっかり把握しながら比較検討したい方には、一括査定で複数社の価格が分かるナビクルがおすすめです。
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まずは相場を知ること、そしてその車を理解してくれる場所に売るという選択肢を意識してみてください。

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