引用:https://www.aimsports.jp/products/MX2E

カスタム・アフターパーツ | 2021.05.11

ストリートでも使える追加メーターの進化!チューニングカーの象徴はどう変わったのか?

Posted by KAKO MIRAI

エンジン回転数、油温、ブースト、水温、とダッシュボードに並んでいた追加メーターたちも、最近は見かけることがなくなっています。またタコメーターの必要さえなくなりつつあるといいますが、車から発信されるさまざまな情報をいち早く知ることは、スポーツ走行時に限りません。ストリートでも使える後付けメーターの意味をご紹介していきます。

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追加メーターとは?

誰もが運転しているときに、必ず目にする代表的なものは、スピードメーターがあります。高速などでスピードが速すぎるから減速、または上り坂で遅すぎる時には、スピードを上げるなど、さまざまな場面で見ることが多いものです。

純正のメーターには、スピードメーターやフューエルゲージの燃料計などが装着されています。メーカーが、必要最低限のものについては取り付けてあるといった感じでしょうか。そのためスポーツ走行を行う人にとっては、もう少し詳細な情報が欲しいとこです。

高回転で回るエンジンの刻々と変化する水温や油温などは、目に触れる位置にあった方が良いでしょう。例えば水温が上がりすぎてしまうと、オーバーヒートの危険が迫っているということもあるからです。

油温が上がり過ぎればオイルの成分が分解し、潤滑効果がなくなりエンジンブローを起こすこともあります。エンジンブローは致命傷となるダメージを起こしている場合が多く、その後使えなくなる可能性もあるため、避けたいトラブルです。

追加メーターは車に起こっている些細な変化を、ドライバーが受け取ることのできる唯一の手段ともいえるでしょう。しかし最近の車には、タコメーターが装着されていない車も増えてきたようです。

例えば軽自動車は製造原価のコストを削減するため、MT車の設定はあっても、タコメーターは装備されていません。「必要がない」というユーザーの声や、シンプルにしてスピードメーターを大きく表示するという目的もあるとメーカーは語っています。

タコメーターはエンジンクランクシャフトの回転数を表す測定器のこと。エンジンには最大トルク発生回転数と最高出力発生回転数、レブリミットといわれる最高許容回転があります。

ドライバーがタコメーターの回転数を確認することで、エンジンの持つ性能を最大限引き出すことができるものです。MT車の場合には、エンジン効率の良いタイミングでシフトチェンジを行うことが可能になります。

つまりシフトアップのタイミングや、シフトダウンで回転数を上げ過ぎないようにするタイミングを図るために重要な役目を果たしていました。しかし現在では、MT車が減ってAT車やCVTが台頭しています。

AT車では最も効率の良い回転数で走行できるようにシフトプログラムがされているため、回転数の確認はあまり重要ではないといいます。またCVTやハイブリッドにおいてもエンジン出力とギア比の関係性が一定ではないこともあり、回転数の確認は必要がなくなりました。

メーカーの標準装備でタコメーターでさえ装着しない車が増えてきた今、追加メーターの必要性はないのでしょうか。実はタコメーターを装着しない車に、追加メーターとしてタコメーターを装着したケースがあります。

低燃費走行をする際にタコメーターが役に立ち、33㎞/Lの走行を可能にしたというユーザーもいるようです。そうなると「追加メーターの役割はない」とまでは言い切れないかもしれません。

追加メーターの種類

追加メーターといっても、かなり多くの種類があります。すべてを装着する必要はなく、取り付けるスペースも限られるものです。どのような目的で使用するかでも変わってくるでしょう。

例えばスポーツ走行を目的としているなら、タコメーター、水温計、油圧計などを揃えると良いでしょう。またターボ車であれば、ブースト計を搭載すると良いといわれています。乗っている車種によっても異なるため、よく考えて購入してください。

ではどのような種類の追加メーターがあるのか、ご紹介していきましょう。

・タコメーター

エンジンを効率よく動かし、スポーツ走行の際には、出力を最大限まで引き出す役目を担います。そのほかには燃費消費率を抑えたるために重要な情報源である回転数を伝えるものです。

・水温計

高熱になるエンジンを冷やすために搭載されているものに、冷却水があります。水温系はこの冷却水の温度を測定するためのもの。車種により異なりますが、70℃~95℃が適温となり、高すぎるとオーバーヒートやエンジンブローを起こしてしまいます。

・油温計

エンジンオイルの温度を計測するものです。水温同様にスポーツ走行などを行うとオイルの温度も高くなりがち。油温が高くなりすぎるとオイル本来の性能を発揮することができず、オーバーヒートを起こす原因となります。

・ブースト計

主にターボ車に装着するものです。ターボ車はタービンによって空気を圧縮し、エンジンに送り込みます。その圧縮した空気の圧力を測定するものです。そのほかに燃費を計測することや、アイドリング時に負圧を表示させることで、オイル交換の時期を知ることができます。

アイドリング時に、0に近づくとオイルの劣化が疑われるでしょう。

・排気温度計

エンジンの燃料が正常に稼働しているかを測定するメーター。ノッキングやエンジンブローの兆候をいち早く知ることができるものです。

・空燃比計

空気と燃料の混ざり具合を測るもの。空燃比を把握することで、速さと低燃費が直結しているため、エンジンのセッティングに重要な影響をもたらします。

・燃圧計

燃料の圧力が正常であるかどうかを確認するメーターのことです。インジェクターの噴射量に対して燃料ポンプに容量が足りているかを知るためのもので、燃料に対するトラブルを判断することができます。

・電圧計

現在の車の電圧を測定することができます。つまりバッテリーの状況が一目で確認できるというものです。

進化が止まらないデジタルマルチディスプレイの世界

自動車メーターのデジタル表示が、積極的に採用され始めたのは1980年に遡ります。この頃の中古車業界で、オドメーターの「メーター戻し」の行為が流行ったために、液晶カウンターが採用されるようになりました。

その流れは自動車メーカー全体に広まり、新車にもマルチインフォメーションディスプレイが登場しています。現在では輸入車で全面液晶化が進み、2020年後半から、国産車の中でもEVには大型のマルチディスプレイの採用が進められているようです。

また車自体もECUで管理する時代に変化しています。車のさまざまな情報は、電気信号で制御されており、目に見えるものではなくなってきたのです。そのため故障を感知した際には、警告灯でドライバーに知らせるとともに、ECUに記録させる機能を開発。

故障の箇所を調べる際には、ECUの情報をもとに診断ツールを用いて故障個所を見つけるというものです。これを「OBD:On Boad Diag」といいます。発売当時のOBDは各社ばらばらでしたが、統一された世界基準を「OBDⅡ」と名付けました。

「OBDⅡ」にはエンジンから回転数、車速、ブースト、負圧のバキュームや水温に至るさまざまな情報が信号で送られます。そのため故障診断を行ううえで重要なものとなっているのです。

そして追加メーターにも、その波は押し寄せてきています。そのためダッシュボードに追加メーターが並べられることは少なくなってきたようです。では、どうなっているのでしょうか。

以前は社外追加メーターを使用する際には、メーターそれぞれに対してセンサーと電源が必要でした。しかし現在では車のECU化が進み「OBDⅡ」からまとめて電源、センサー信号を取り出すことができるようになっています。

そのためマルチメーターの需要が増えてきているようです。もちろんアナログメーターもありますが、車内の電動化が進み通信ネットワーク、車両内のさまざまなセンサー情報であるCANが普及したことで、マルチメーターが人気を集めています。

また最近は液晶ディスプレイメーターのデザイン性が良くなり、多くの情報を表示させることも可能になっています。しかし昔ながらのアナログ表示は見やすいという利点があり、人気があるのは液晶ディスプレイのアナログ表示に人気が集まっているようです。

 

後付けアフターマーケットブランド

では、実際にどのようなモデルが人気となっているか、ご紹介していきましょう。

・Defi

『Defi』は自動車、バイクの機器メーカー『日本精機』が展開するアフターマーケットブランドです。『日本精機』は世界中のメーターの設計、製造を手掛けて70年余り。F1や2輪のレース用タコメーターを作り続け、2輪においては国内生産の90%を製造してきました。

Defi Sports Display F(デフィスポーツディスプレイエフ)

https://www.nippon-seiki.co.jp/defi/products/dsdf/summary_dsdf/

Defi Sports Display F(デフィスポーツディスプレイエフ)は2018年から販売されています。「OBDⅡ」コネクターやGPSを含む衛星測位システムアンテナを使用し、車両データを取得。市販のUSBメモリーに接続すると記録、再生を始めPCでの解析も行える優れものです。

ユーザーからは「見やすい」、「カスタマイズもできるので便利」という声が寄せられています。

2021年1月に追加モデルが発売されました。こちらのモデルはサーキット仕様といえるでしょう。レーシンググローブの使用を想定し、タッチパネルが廃止されています。パネルデザインもすっきりと、さらに見やすくなりました。

その他にも『OBDⅡスマホ&アナログメーター』といったアプリを使用するタイプのものも販売されています。

・Aim

https://www.aimsports.jp/products/MX2E

『Aim Sports』は1976年にイタリアで創立された、レーシングスポーツ界のデータロガのトップブランドです。現在ではデータロガにとどまらず、ラップタイマー、モータースポーツ用車載カメラ、レース用計測器などの開発、販売を手掛けています。

サーキットユースで、走行するうえでより詳細なデータの蓄積を行うデータロガの役割が大きいものといえるかもしれません。しかし通常の追加メータ―として使用することも可能です。

グラフィカル表示液晶パネルを使用し、旧モデルよりも2倍の高コントラストを採用。必要な情報を即座に表示させることができます。最大8ページのカスタムページで、好みの必要データをセッティング。

CANデータ出力で、アマチュアでも簡単に設定ができるところが魅力です。

・TRUST/GReddy

https://www.trust-power.com/products/electronics/sirius-vision/

チューニングメーカー『TRUST(トラスト)』は、マフラー、ターボ、サスペンションなどを手掛ける総合メーカーです。数々のレースに参戦した経験を生かし、製品にフィードバックしています。『トラスト』がこだわる追加メーターは、視認性を重視した新しいスタイルといえるでしょう。

自発光式透過型メーターと指針型を組み合わせて表示を行う、次世代型追加メーターと言えるでしょう。追加メーターがコンセプトとする「シンプルで見やすい」ことを受け継ぎながらも、独創的な世界観は『トラスト』ならではのものです。

まとめ

https://www.aimsports.jp/products/MX2E

ユーザーによっては必要のないメーターもあるのかもしれません。しかし車好きにとって、カッコイイ要素と実用性があるものならば、使ってみたいものでもあります。実際にアタック中は見ている余裕などほとんどありません。

それでも街乗りなどでは、走っている感触を味わえる追加メーターも多いものです。デジタルマルチディスプレイにどっぷりハマってみるもよし、あえてアナログを装着するのもありなのではないでしょうか。

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