引用:Sallehudin Ahmad / Shutterstock.com

コラム | 2021.05.11

人生を変えるきっかけは漫画だった⁈車好きが影響を受けたカッコいい車たち

Posted by KAKO MIRAI

クールジャパンを象徴する漫画から車に興味を持った人も多いかもしれません。漫画といっても、「モータースポーツ」「走り屋」「レストア」など多くのテーマで描かれています。どんな車に惹かれているかはひとそれぞれ。また思い出の漫画も世代によって千差万別です。今回は、多くの車好きがのめりこむきっかけとなった漫画をご紹介していきましょう。

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大きな影響を与えてきた車の漫画

Tao280m https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BBAE86

社会現象を巻き起こしたといえるのは、1975年に『週刊少年ジャンプ』に掲載された『サーキットの狼』といえるでしょう。小学生を中心にスーパーカーブームが巻き起こりました。スーパーカー消しゴム、カード、エンジン音のレコードまでさまざまなものが商品化されています。

またスーパーカーショーが各地で開催され、カメラを手にした子どもたちで大盛況でした。
漫画から一世を風靡したスーパーカーは、その後多くの車好きを生むことになったのは間違いないでしょう。

そのほかには1995年から『週刊ヤングマガジン』で掲載された『頭文字D』では、『トヨタ・AE86 トレノ』の中古車市場が異常な値上がりを見せました。以来、80年代のスポーツカーブーム再来の火付け役となっています。

ではここからどのような漫画が車好きの心をとらえていったのか、紹介していきましょう。

モータースポーツ作品

まずはフォーミュラカーを扱った作品

赤いペガサス

1977年から『週刊少年サンデー』に掲載されました。日系英国人の主人公ケン・アカバ
が当時の実在レーサーである「マリオ・アンドレッティ」「ジェームス・ハント」や、実在マシーンの『JPSロータス』などを使って、活躍する姿を描いています。
この漫画の特徴としては、実話をモチーフにしているところにあります。例えば『モナコグランプリ』でマシンが海中に転落する事故が描かれています。実際のレースで、転落事故は2回起こりました。

『F1』ブームの金字塔ともいわれているレースコミックは、当時から高い人気を誇っています。

そのほかには2003年から『月刊少年マガジン』で連載が始まったカート漫画『capeta』もありました。2011年には漫画とのコラボレーション企画として『全日本F3選手権』で山内英輝さんが主人公と同じカラーリングのマシンで出場するなど話題性も高い漫画でした。

また『WRC』 などのラリーを描いたものには『ガッデム』があります。主人公の轟源(とどろき げん)は架空の車を運転していますが、ライバルとして登場している『トヨタ・チーム』は実在のラリーストが登場。車にはA70 スープラやセリカGT-Four ST165が使用されました。

走り屋作品

公道である高速道路や峠を舞台に繰り広げられる作品には、世代を問わずハマってしまった人も多いのではないでしょうか。

サーキットの狼

 

物語は『ロータス・ヨーロッパ』を操る一匹狼の風吹裕矢。彼は「ロータスの狼」と呼ばれる存在でした。首都高バトルなど公道グランプリを経て、プロのレーサーとして成長するまでを描いた作品です。

ロータス:ヨーロッパ スペシャル

コーナリングを攻めて曲がる天才的な技術を持ち、「コーナリングの魔術師」と呼ばれていました。1966年に製造されていたロータスを愛車に、ボンネットには公道レースで勝利の証に星が刻まれていきます。

ミッドシップで低重心なロータスのコーナリング性能と風吹のドライビングセンスが、息をのむ激しいレース展開を盛り上げました。

ポルシェ:911カレラRS

風吹にとって宿命のライバルである早瀬左近の愛車です。ポルシェならではの車重の軽さで、パワースライドと四輪ドリフトを得意としています。クールな一面を持ち、冷静沈着なドライビングテクニックが持ち味。2000GTレースに勝つためなら、人が死のうとかまわない冷酷卑劣なヒールキャラクター。隼人ピーターソンが操る車が『2000GT』です。1967年~1970年に『トヨタ』が『ヤマハ』から技術提供を受けて開発が行われました。

ランボルギーニ:ミウラP400 S
ディノ:246GT
ランボルギーニ:ウラッコ
フェラーリ:365GTB/4(デイトナ)
ランチア:ストラトス
マセラティ:カムシン
ランボルギーニ:カウンタック

まだ輸入車が国内を走っていることが珍しい1975年。パワーが劣る『ロータス・ヨーロッパ』で、次々とハイパワーのスーパーカーを倒していくというストーリーに当時の子どもたちは期待を膨らませた作品でした。

湾岸ミッドナイト

 

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首都高での公道バトルで、主人公「朝倉アキオ」の初代『フェアレディZ(S30型)』に挑戦する者たちの人間模様を描いた作品。登場した車種は国産車を中心ですが首都高最速、絶対的王者である『ポルシェ911』とのバトルからストーリが展開していきます。

フェアレディZ:S30型、Z31型、Z32型

悪魔のZとして登場するS30型は1969年に販売されました。輸入車
に対抗できるスペックを誇り、販売台数は55万台にのぼり、当時としては、人気を誇る名車といえるでしょう。

スカイラインGT-R:R32、R33、R34、R35

R32は秋川レイナの愛車として登場しています。また一旦はスピードの世界から離れた平本が選んだ車としても印象に残りました。

サバンナRX-7:FC3S

自動車評論家の城島がストリートに戻るために手に入れた車。チューニングカーを知り尽くしたストリートの走りを見せ、復活を果たしました。

ロードスター:NA6CE
スープラ:JZA80
ランサーエボリューション:CP9A(エボⅤGSR)、CP9A(エボⅥ RS)
インプレッサ:GC8
インテグラ:タイプR
S2000

国産車の中でも誰もが欲しいと思った車たちが登場しています。また輸入車では

ポルシェ:911

1993年に販売されたターボポルシェ。作品中では「湾岸の帝王 ブラックバード」と呼ばれ、首都高最速を誇っていました。

フェラーリ:テスタロッサ

カメラマンの石田の愛車として登場しています。作品中では600psにチューニングされていました。

シボレー:コルベット(C6)

ランボルギーニ :アヴェンタドール

多くの車種が登場し、メインキャラクターが乗っていた車ではありませんが、印象の強いキャラクターたちです。名車と呼ばれる車が多く、ブーストの立ち上がりとハイパワーなエンジンをもつこれらの車は、いまだに車好きを虜にしています。

オーバーレブ

ColinPeachey / Shutterstock.com

車漫画では珍しく主人公は女子。ドリフトからカートへと進化していく様を描き、車についての知識を深めるためバイブルにした人もいるのではないでしょうか。ドライビングテクニックに始まり路面のつかみ方、コントロールの方法など現実的な内容で読者の心をとらえています。

車の性能を限界付近で操る楽しさが十分に伝わってくる内容でした。主人公の志濃涼子は免許もなく車のことはド素人からスタート。『トヨタ・MR2(AW11)』を愛車に走り屋の世界へ飛び込んでいきます。

そこで出会う仲間たちの車は、当時の走り屋そのものだったり、ちょっと意外な車種だったりするのです。

MR2(AW11)

涼子の成長を支えた立役者の「ミスター」。ノーマル仕様でエンジンブローを起こした後、AE92の4A-GZEエンジンに乗せ換え足回りに『TRD』製の強化ブッシュ、フロントウレタン製バンプラバーを装着しています。
またブレーキのパッドをトキコ製に交換するなどアップデートされました。

チェイサーツアラーV

5速ミッション車仕様もあり、当時の若者に人気のある車でした。セダンということもあり走り屋系の漫画で登場することのなかった車種です。

スープラRZ(JZ80)
スプリンタートレノ(AE86)
シルビア:S13、S14、S15
スカイラインGT-R V-SpecⅡ
180 SX
シルエイティ

シティ

涼子の幼馴染武藤徹の愛車で、チューニングを施し『BMW(E36 )M3』勝利してしまうという逸話あり。

CR-X
シビック:EG6、EK9、EK4
アクティ:HA7
AZ-1:PG6SA

106 Rallye

1991年にフランスで発売になった小型車で、1.0~1.6Lまでのバリエーションがあります。作品中で橘沙璃(たちばなさり)が乗っていたRallyeは協議参加仕様のモデルで810㎏にまで軽量化されているもの。

ほかの走り屋系の作品には登場しない車種が使用されているので、車に対して少し違った見方ができたのではないでしょうか。

頭文字D

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『頭文字D』なくして走り屋漫画は語れないというほど、車好きのバイブルです。1995
年~2013年まで『週刊ヤングマガジン』で連載され、累計で約5,000 万部に達していま
す。コミックス以外でもアニメ化され、大きな反響を呼びました。

車のリアリティはもちろんのこと、徹底したバトルシーン、そして非力なAE86がモンスター級の車たちに勝っていくストーリー展開が気持ちよかったという人は多いでしょう。高価な車だけが速いわけではないことを証明してくれました。

自分の手足のように自由に操るドライビングテクニックもさることながら、さまざまな描写の細かさも見どころのひとつ。また公道バトルということもあり、峠ならではの溝走りや、ミスファイアリングシステムなどという走行方法も面白かったのではないでしょうか。

登場車種には

カローラスプリンタートレノ:AE86型

1983年に発売されたFRスポーツクーペです。主人公藤原拓海の父文太も語っているようにハチロクはドライバーを育てるクルマ。チューニングがしやすく、車体の軽さは峠センスを磨くにはぴったりの車だといえるのかもしれません。

カローラレビン:AE85
MR2:SW20
MR-S

アルテッツァサバンナRX-7:FC3S型

高橋兄弟の兄、涼介は頭脳明晰な理論派です。分析力の鋭さで向かうところ敵なしの関東最速を誇り、「赤城の白い彗星」の異名をもっています。
軽量コンパクト、かつ低重心のロータリーエンジンの魅力をフルに発揮したキャラクターです。

アンフィニRX-7(FD3S型)

高橋兄弟の弟啓介は涼介と正反対のドライビングを見せます。感覚が鋭く「赤城レッドサンズ」のナンバー2であり、関東最速プロジェクトでヒルクライムを担当するドライバー。
シーケンシャルツインターボの採用で、低出力時にはタービンを1つ、高出力時にはタービンを2つ稼働させることでハイパワーを生み出しています。

ユーノス・ロードスター:NA6CE、NB8C

インプレッサWRX STi VersionV:GC8

拓海の父である文太は伝説の走り屋です。元ラリーストので、『STI』社からチューニングを受けたモデルを使用。

ドリフトしながらでもたばこに火をつけられる余裕の走りは一見の価値ありかもしれません。

シルビア:S13、S14、S15
180 SX :RPS13型
スカイラインGT-R:BNR32、BNR34
シルエイティ
フェアレディZ:Z33
シビック:EG6、EK9(TYPE R)
インテグラ:TYPE-R Spec96(前期型)
S2000:AP1
NSX
ランサーエボリューション:Ⅲ(CE9A)、Ⅳ(CN9A)
カプチーノ

現役レーサーの織戸学さんや今村陽一さんは、愛読書を公言。土屋圭一さんや谷口信輝さんは、アニメや映画で使用されたスキール音を担当しているため、臨場感あふれる音が作られています。

チューニング・レストア作品

スーパーカーやレース作品とは異なり、チューニングを題材とした作品です。エンジンの構造やチューニングが分かりやすく、車をより身近に感じることができるものが多くありました。

よろしくメカドック

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1982年から1985年まで『週刊ジャンプ』に掲載された作品です。タイトルになっている「メカドック」は主人公が経営する「Mechanical Doctor」を省略したもの。そのショップを舞台に1970年~1980年代の国産車が登場する内容となっています。

また当時最新だった自動車技術も取り入れた内容は、今後の車の発展を期待させるものでした。連載当初は実車の登場が多く、連載中断はオリジナルのレースが中心となっていき、実車の登場が少なくなってしまったのは、少し残念でもあります。

セリカXX:MA60

主人公が乗っていた2800GTは2.8Lの直6エンジンを搭載し、空力特性に優れていました。

サバンナRX-7:SA22C

ロータリー特有の小型軽量のエンジンによりフロントミッドシップを実現した初代RX-7 を使用しています。

フェアレディZ:240ZG

オーバーフェンダーとGノーズのデザインが特徴になったこのモデルは、日本の専売となっていました。

そのほかの作品

MFゴースト

Harmony Video Production / Shutterstock.com

2017年から連載が開始された『MFゴースト』。『頭文字D』 から15年の時を経て、内燃機関自動車の製造が中止され電気自動車や燃料電池が主流となった舞台で、ストーリーは展開されます。『頭文字D』 のメンバーが大人になって登場するなど、前作のファンには嬉しい展開。

藤原拓海の『トヨタ・スプリンタートレノ(AE86)』からカナタ・リヴィントンの『トヨタ・86』へと主人公は変化しています。また公道レースではあるもののクローズドコースで行われるレースイベントになりました。

『頭文字D』 とは異なり、国産車だけではなく輸入車も多く登場しています。今後は『トヨタ・86』で国産のみならずハイパワーの輸入車に立ち向かう姿が描かれていくことになるのでしょうか。

トヨタ・86GT

イギリスの名門レーシングスクールを首席で卒業した天才ドライバー、カナタ・リヴィントン。父親を捜すために日本へ来日し、片桐夏向(かたぎりかなた)としてレースに参戦していきます。英国のスクール時代は藤原拓海に指導を受けていました。

『AE86』 のコンセプトを引き継ぐ『トヨタ・86』は登場車種の中でも珍しい3ペダルのMT車を採用しています。『スバル』との共同開発により、2.0Lの水平対向エンジンを搭載し、最高出力は200ps。

日産GT-R NISMO(改)

GT-Rを受け継ぎ、モーターレースで得た技術をフィードックさせたハイパフォーマンスカー。走行シーンを選ばない安定感のある走りが魅力です。

相葉俊の愛車として登場しています。『MFゴースト』のレースで国産車唯一のトップ10に入るドライバー。

メルセデス・ベンツAMG GTS(改)
アウディ R8 V10 plus(改)
フェラーリ488GTB(改)
ポルシェ718ケイマンS(改)

まだまだ今後の展開が楽しみな漫画といえるでしょう。

まとめ

好きな車が登場する漫画はついつい読んでしまうもの。昔憧れた車にもう一度出会えたり、より一層憧れが強くなったりするかもしれません。車が好きだというその気持ちだけで、ワクワクできる漫画の世界も、現実とは違って楽しめる場所なのではないでしょうか。

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