引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto/review.htm

買取相場 | 2019.10.24

アグレッシブなスタイルが人気のタントカスタム、買取市場ではどう評価されている?

Posted by 菅野 直人

いまやトールワゴンやSUV、ミニバンといった車種は、いかに迫力満点でインパクトのあるフロントマスクであるか、こそが最重要項目。それは日本最大の販売台数を誇る軽スーパーハイトワゴンという車種においても例外ではなく、各車とも通常版の他に迫力あるフロントマスクを持つ純正ドレスアップ版をラインアップし、実際、そちらが販売のメインだという場合もあります。そのダイハツ版「タントカスタム」も、買取市場では通常版より高い評価を得ているようです。

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以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください

タントカスタムの中古市場での人気について

そもそも、軽トールワゴンに通常モデルとメッキパーツなどを多用した純正ドレスアップモデルの2種類をラインアップしたのはダイハツが初で、スズキ・ワゴンR(1993年発売)に対抗して1995年に発売した初代ムーヴにも、1997年に「ムーヴカスタム」を追加しました。

これがヒットに繋がったことから歴代ムーヴにカスタム仕様がラインアップされることとなり、ライバル各社も方向性の差はあれど同じような路線を歩んでいき、ミニバンやSUVに先駆け、トールワゴンに通常版とカスタム版が存在するのは当たり前のこととなっていきます。

2003年に登場した初代タントも例に漏れず通常版「タント」とドレスアップ版「タントカスタム」をラインアップ。ファミリー層向けにスペース効率を重視した軽スーパーハイトワゴンながら販売の主力は、通常版同様の使い勝手を維持しつつクールな外観をもつタントカスタム。代を重ねてもそれは変わらないどころか、メッキパーツは増え、フロントマスクの迫力は増していく一方です。

ファミリー層の中でもアグレッシブなスタイルを好む若いユーザーをはじめとするパーソナルカー需要として、さらにはドレスアップベースとしても新車市場、中古車市場ともに人気が高く、かつ通常版より少々高くても売れることから、買取市場でも明確に通常版タントより格上となっています。

買取査定額が期待できるタントカスタムのグレード

タントカスタムのグレード構成は通常版タントよりややシンプルになっており、標準版「X」が中心なのは同じですが廉価版「L」は存在せず、ターボ車は「X」のターボ版ではなく「RS」という独立グレードになっています。

これに対して内外装をよりクールにキメた特別仕様車などが随時設定されており、ファブリックとソフトレザー調のシルバーステッチつきシートなど、内装の上質感が向上された「トップエディション」系のグレードが、買取査定でも高値傾向にあります。

また、通常版タントと異なり最上級グレードでターボ車の「RS」系が高評価であり、内外装だけでなく走りの面でもアグレッシブさを求めるユーザー向けに中古車市場でも活況を呈しているのがよく反映された買取価格となっているのが、標準グレード「X」系の人気が高い通常版タントとの大きな違いといえるでしょう。

買取査定額が期待できるタントカスタムのカラー

通常版タントでは明るく派手なボディカラーでも買取高額上位にくるのに対し、タントカスタムの方はパールホワイトIIIやブラックマイカメタリックなどが、高額買取上位にくる傾向があります。

ただし紺や茶、パープル系など暗色系のカラーも上位にきていることから、基準はフォーマルというよりも、ひたすらクールな印象を与えるボディカラーが好まれるということなのかもしれません。たしかに、メッキパーツが多用されたタントカスタムには、白黒カラーや濃色系カラーがよく似合います。

1年落ちタントカスタムの目安査定額

1年落ち2018年式タントカスタムは2017年12月の改良で、車両の前後左右を映す4箇所のカメラ映像を合成して車を真上から見下ろしたような映像を表示する「パノラマモニター」を採用。また、「XトップエディションSAIII」をベースに、パノラマモニターと両側パワースライドドア、LEDヘッドランプを装備した「XトップエディションリミテッドSAIII」を設定したモデルが人気を博しているようです。

同様の特別仕様車は2018年8月に「RSトップエディションリミテッドSAIII」として追加されており、同年12月にはパワースライドドアは右側だけながら、フロントグリルLEDイルミネーションや専用アルミホイールを追加した特別仕様車「XトップエディションVS SAIII」「RSトップエディションVS SAIII」も用意。

オプション込みでおおよその新車価格と2019年9月現在での平均買取相場は以下の通り。

●X(FF/4WD):新車175万円/買取価格100万円程度
●X SAIII(FF/4WD):新車182万円/買取価格100万円程度
●X トップエディションSAIII(FF/4WD):新車189万円/買取価格100万円程度
●X トップエディションVS SAIII(FF/4WD):新車186万円/買取価格106万円程度
●X トップエディションリミテッドSAIII(FF/4WD):新車193万円/買取価格100万円程度
●RS SAIII(FF/4WD):新車195万円/買取価格98万円程度
●RS トップエディション SAIII(FF/4WD):新車199万円/買取価格105万円程度
●RS トップエディションVS SAIII(FF/4WD):新車194万円/買取価格119万円程度
●RS トップエディションリミテッド SAIII(FF/4WD):新車199万円/買取価格111万円程度

3年落ちタントカスタムの目安査定額

3年落ち2016年式タントカスタムは2015年12月に行われたマイナーチェンジで大型エアロバンパーの採用やメッキ加飾の追加で、上質かつアグレッシブな外観を得た3代目後期型の初期モデル。予防安全装備は当初レーザーレーダーのみの「スマートアシスト(SA)」でしたが、2016年11月の改良で単眼カメラを追加、対応速度を30km/h以下から50km/h以下へ引き上げた「スマートアシストII(SAII)」へ進化するなど、安全装備面の強化が図られています。

オプション込みでおおよその新車価格と2019年9月現在での平均買取相場は以下。

●X(FF/4WD):新車175万円/買取価格71万円程度
●X SAII(FF/4WD):新車182万円/買取価格79万円程度
●X SAIII(FF/4WD):新車182万円/買取実績なし
●X トップエディションSAII(FF/4WD):新車189万円/買取価格85万円程度
●X トップエディションSAIII(FF/4WD):新車189万円/買取価格89万円程度
●RS(FF/4WD):新車188万円/買取価格75万円程度
●RS SAII(FF/4WD):新車195万円/買取価格90万円程度
●RS SAIII(FF/4WD):新車195万円/買取価格95万円程度
●RS トップエディションSAII(FF/4WD):新車199万円/買取価格99万円程度
●RS トップエディションSAIII(FF/4WD):新車199万円/買取価格100万円程度

8年落ちタントカスタムの目安査定額

8年落ち2011年式タントカスタムは2007年12月に発売された2代目モデルの時代で、2010年9月にようやく4速ATを廃して全車CVTとなり、ミラクルオープンドア開口時に足元を照らす「スライドドアステップランプ」を採用、前席頭上にもオーバーヘッドコンソールを設置して収容力を持たせるなど経済性と使い勝手を改善。加えてタントカスタムはフロントバンパーやグリル、バックドアガーニッシュを変更して面目を一新したモデルです。

まだスマートアシストがない時代でグレード構成は簡素で、オプション込みでおおよその新車価格と2019年9月現在での平均買取相場は以下となります。

●L(FF/4WD):新車166万円/買取価格34万円程度
●X(FF/4WD):新車174万円/買取価格36万円程度
●RS(FF/4WD):新車186万円/買取価格32万円程度

事故車・修復歴ありのタントカスタムの場合は?

タントカスタムは売れ筋ということもあって、事故車買取でも通常版タントより破格の待遇を受けており、たとえば2年落ちタントカスタムが56万円で買い取られ、事故のダメージもエンジンには問題がなく、エアバッグが展開しない程度のダメージだったため修理費60万円をかけ中古車市場へ復帰した例があります。

ほかにも側面からの衝突、フロントからの衝突でかなりのダメージを受けても3年落ちで30万、4年落ちで28万で買い取られた事例もあり、買取市場における相場は、程度にもよりますが3~5割程度が期待できることもありそうです。

タントカスタムの残価率・リセールバリューは?

1年落ち2018年式では平均残価率50~61%程度(全グレード平均54%)、平均買取価格98~119万円(同101万円)と、購入した瞬間に残価が半分に下がる程度なら御の字、という実用車の市場価値の中ではかなり良好。
1年落ちとはいえ走行距離が異常に伸びているハードコンディションでもなければ、100万円前後での買取が多くなっています。

3年落ち2016年式でも平均残価率40~50%程度(全グレード平均46%)、平均買取価格71~100万円(同87万円)と、依然として高い価値を維持。
先々代モデルとなる8年落ち2011年式ではさすがに平均残価率17~21%程度(全グレード平均19%)、平均買取価格32~36万円(同34万円)と落ち込みますが、それでも通常版タントよりかなり高値で推移しています。

新車販売ではなかなかNo.1にはならないものの、手頃な価格となる中古車市場ではライバル車より多少高くともかなり積極的な需要があると考えられるので、タントカスタムを所有していて売却や下取りを検討しているユーザーは、もし程度良好で走行距離も年間5,000kmもいかないレベルであれば、リセールバリューに期待して積極的に査定に出してもいいモデルだといえるでしょう。

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    0
    2016年(H28)19千km

  • 2020/01に査定

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    2016年(H28)26千km

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