引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf/specifications/nismo.html

買取相場 | 2019.10.24

EVの立役者、日産・リーフは売るといくらくらいになるのか?ガソリン車と違うEV特有の事情とは?

Posted by 菅野 直人

2010年に発売後、コンパクトカークラスで自動車としても十分な使い勝手が与えられつつ、高望みさえしなければ実用性ある航続距離を保つことで、順調に販売を重ねてきたEV(電気自動車)、それが「日産・リーフ」。 2017年には国産量販EVとして唯一のモデルチェンジを果たして大きく性能が向上し、2018年度(2018年4月~2019年3月)の登録車販売台数でも35位(22,318台)に入るなど、日本国内にEVを定着させた立役者でもあります。しかし、買取市場ではEV特有の事情があるようです。

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以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください

リーフの中古市場での人気について

2010年12月に初代モデルが発売された純然たるEV(電気自動車)、リーフは発売当初カタログスペックで満充電200km、実用上も100kmは走行できる航続距離が与えられて、市販EVでようやく街乗りや短距離の高速道路移動ならこなせるレベルに到達。都市部を中心として頻繁に見かけることができる初の量販EVになりました。

その後もモーターやバッテリーの改良による高効率化、軽量コンパクト化、バッテリー容量拡大による航続距離増加を経て、2019年1月に2代目リーフへ追加された「e+(イープラス)」ではついにカタログ航続距離がJC08モードで570km、WLTCモードでも458kmを達成しています。

その一方、第2次世界大戦直後の一時期をのぞけば日本で盛んになったことがないのがEVという新ジャンル。それだけに、一般的なユーザーにはまだ未知数であり、かつ過渡期ゆえの性能不足、なにより日進月歩で同モデルでも世代交代が早く旧式化しやすい、最後に充電ステーションなどインフラ整備不足といった問題も重なって、中古車市場での人気は決して高いとはいえず、買取査定も厳しいのが実情です。

買取査定額が期待できるリーフのグレード

通常の自動車とは異なり、多少の程度の差や走行距離よりも実際に満充電で何km走れるかが重要であるリーフにとって、グレード間の装備格差は買取価格へ大きな影響を与えません。もちろん、単純に装備がよければ買取価格に反映されますが、それは装備が評価されているだけであり、車両本体の評価はどのグレードでも変わらないと考えた方がよさそうです。

買取査定額が期待できるリーフのカラー

ボディカラーもリーフの買取査定にはあまり影響を与えていないようで、白や黒、シルバーといった、冠婚葬祭をはじめとする日本的フォーマルな場で通用する定番色は一応高価買取上位にきているものの、それ以外のボディカラーの査定額が極端に落ちるというわけでもありません。要するに、フォーマルな場で使うにはまだ性能や信頼性が不足している段階にあるといえるようです。

1年落ちリーフの目安査定額

1年落ち2018年式リーフは2017年10月にモデルチェンジした現行モデルで、日産のデザインアイデンティティ「Vモーショングリル」がフロントマスクに配され、レベル2運転支援システム「プロパイロット」が設定されるなどしたモデルで、カタログ航続距離はJC08モードで400km、WLTC燃費モードで322km。

2019年9月現在での平均買取相場は以下のようになっています。

●S:新車347万円/買取実績なし
●X:新車386万円/買取価格174万円程度
●X 10万台記念車:新車408万円/買取価格171万円程度
●G:新車439万円/買取価格181万円程度
●ニスモ:新車443万円/買取実績なし

4年落ちリーフの目安査定額

4年落ち2015年式リーフは12月にマイナーチェンジを受け、従来のバッテリー容量24kwhモデルに加え、30kwhモデル(JC08モード280km)も追加されており、それ以降は同グレードに24kwh/30kwhモデル双方が存在するようになっています。

2019年9月現在での平均買取相場は以下の通りです。

●S:新車309万円/買取価格44万円程度
●S(24kwh):新車308万円/買取実績なし
●S(30kwh):新車352万円/買取実績なし
●S エアロスタイル:新車342万円/買取実績なし
●S エアロスタイル(24kwh):新車341万円/買取実績なし
●S エアロスタイル(30kwh):新車385万円/買取実績なし
●X:新車355万円/買取価格46万円程度
●X(24kwh):新車358万円/買取実績なし
●X(30kwh):新車402万円/買取価格69万円程度
●X エアロスタイル:新車388万円/買取価格66万円程度
●X エアロスタイル(24kwh):新車394万円/買取実績なし
●X エアロスタイル(30kwh):新車437万円/買取価格54万円程度
●X 80thスペシャルカラーリミテッド:新車381万円/買取価格52万円程度
●G:新車398万円/買取価格53万円程度
●G(24kwh):新車399万円/買取実績なし
●G(30kwh):新車442万円/買取実績なし
●G エアロスタイル:新車425万円/買取価格43万円程度
●G エアロスタイル(24kwh):新車429万円/買取実績なし
●G エアロスタイル(30kwh):新車472万円/買取実績なし

6年落ちリーフの目安査定額

6年落ち2013年式リーフはスタイリッシュなエクステリアパーツを装着した「エアロスタイル」登場前で、もっともオーソドックスな2010年12月発売当時からの姿を保っており、2012年11月にはJC08モード航続距離が200kmから228kmへと向上。

2019年9月現在での平均買取相場は以下となります。

●S:新車353万円/買取価格26万円程度
●X:新車398万円/買取価格28万円程度
●G:新車439万円/買取価格35万円程度

事故車・修復歴ありのリーフの場合は?

リーフの事故車買取では、2011年式モデルでエアバッグが展開するほどのダメージを受けながら21万円で買い取られ、210万円もの修理代をかけ中古車市場へ復帰した事例があります。ただしこれは2016年3月にあった話で、現在5年落ちでも200万円せず中古車が買えるリーフではこのような修理代をかける必要がありません。

リチウムイオンバッテリーの経年劣化が知られるようになった現在、5年落ちで事故車などバッテリーリサイクルや内外装部品取りに回されるだけだとしても、不思議はないでしょう。

リーフの残価率・リセールバリューは?

未来的な環境対策車として新車ではもてはやされているリーフですが、こと中古車となると、リチウムイオンバッテリーは充電を繰り返すうち、経年劣化でどんどん実際の容量が少なくなる、という問題が広く知られるようになりました。

劣化をある程度防ぐには小刻みな充電を繰り返し、ほぼ放電した状態から長時間をかけての満充電をあまり行わないことですが、バッテリー容量の少ない初期型ほどすこし走っただけでかなり放電してしまうため、初期型などは中古車市場でも捨て値に近い価格(新車価格の1~2割程度)で売られているのが実情です。

それが知られるようになってから買取市場でも査定額は低迷しており、1年落ちですでに平均残価率41~45%(全グレード平均43%)、平均買取価格171~181万円(同175万円)でしかありません。

これが旧型の4年落ち2015年式ともなると平均残価率10~17%(全グレード平均14%)、平均買取価格43~69万円(同53万円)と値落ちが激しく、6年落ち2013年式では平均残価率7~8%(全グレード平均7%)、平均買取価格26~35万円(同30万円)と、購入時に国や自治体から出る補助金を加味しても旨味は少ないといえましょう。

技術の進歩で自動車としての寿命が来る前に著しく旧式化してしまう車種でもあり、リセールバリューを気にするのであれば可能な限り早期に買い換えるか、購入するよりもリース契約やいわゆる残クレを活用した方がベターかも知れません。

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リーフの下取り、売却で損をしないためには?

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リーフの査定事例

  • 2020/01に査定

    リーフ S(30kwh)

    1,386,000
    2017年(H29)21千km

  • 2020/01に査定

    リーフ X サンクスエディション(30kwh)

    1,690,700
    2017年(H29)39千km

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