買取相場 | 2023.01.30
ママ世代から人気のスズキ スペーシア。残価率の目安は?
Posted by UruCar
2013年に発売されたスペーシアは、それまで販売されていた軽ハイトワゴン、パレットの後継車種としてスズキを支えています。 名前からも分かる通り、広いスペースを確保できるのがこの車の特徴です。 現行では、S-エネチャージやアイドリングストップ機能による燃費の向上、スズキセーフティサポートによる安全性能の向上で、ママ世代からの人気も高いです。
以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください
SUMMARY
スペーシアの中古市場の人気について
前述の通り、スペーシアは充実した居住空間に加え、燃費向上になるハイブリッドシステム等の基本性能がファミリー層のニーズを満たし、人気を高めていると言えます。
その他にも、スーツケースをモチーフにした内外装のデザインや、ハイブリッドXでは最近のスズキ車に多い手法で、2トーンカラーを設定するなど、新鮮なデザインも人気の高さの理由と考えられます。そのため、中古市場における需要も高いと言えるでしょう。
買取査定額が期待できるスペーシアの人気グレード
現行のスペーシアは、ハイブリッドG、ハイブリッドXの2グレードが設定されており、当然ボディカラーや標準装備に差が出ますが、その中でもワンアクションパワースライドドアの有無が、グレード間における大きな差と言えます。
パワースライドドアの有無はスペーシアに限らず査定で大きなポイントとなることが多く、スペーシアにおいてもこの機能が装備されているハイブリッドXの人気が高いです。
買取査定額が期待できるスペーシアの人気カラー
スペーシアでは、ブルーイッシュブラックパール3・ピュアホワイトパールの人気が高いです。
具体的には、これらの色ですと他色の3万円~5万円前後でのプラス査定が期待できます。
さらに、ピュアホワイトパールは2トーンカラーも選択できるので、ルーフブラックのカラーにすることでより引き締まった印象になります。
1年落ちスペーシア(2022年式)の目安査定額
1年落ち2022年式のスペーシアは現行モデルです。
ママ世代やセカンドカーとしてのニーズが高いスペーシアは、買い物や子供の送り迎えなどに活躍するため、走行距離も1万km〜2万kmと若干過走行の車体が多いようです。
具体的には、人気カラーのブルーイッシュブラックパール3のハイブリッドX、1万km走行でおよそ87万円〜106万円前後の買取査定額を推移しています。
2年落ちスペーシア(2021年式)の目安査定額
スペーシアは2年前の12月にモデルチェンジをしているため、今回はモデルチェンジ前の2年落ち2021年式スペーシアのデータを参考にしました。
この年式で注目すべき点は、デュアルカメラブレーキサポート装備車かどうかです。
この装備のニーズが高く、標準装備のGリミテッドは2万km走行で65万円〜87万円前後の買取査定額を推移しています。
3年落ちスペーシア(2020年式)の目安査定額
3年落ち2020年式スペーシアは、2017年12月にモデルチェンジした現行(2代目)モデル。
2020年8月に、衝突被害軽減ブレーキが単眼カメラ+レーザーレーダー方式のデュアルセンサーブレーキサポートから、夜間歩行者検知機能つきの「デュアルカメラブレーキサポート」へ更新、全車速追従式のアダプティブクルーズコントロールを設定可能になったほか、SRSカーテンエアバッグが標準装備となるなど、安全装備の強化を中心に仕様変更されました。
なお、安全装備の強化と機能充実に伴い、最廉価グレードのハイブリッドGに設定されるレスオプション車「衝突被害軽減ブレーキ非装着車」を「スズキセーフティサポート非装着車」へと変更しています。「オプション込みでおおよその新車価格」と、2023年1月現在での平均買取相場は、以下の通りです。
ハイブリッドG 衝突被害軽減ブレーキ(スズキセーフティサポート)非装着車:新車150万円/買取価格86万円程度
ハイブリッドG:新車157万円/買取価格78万円程度
ハイブリッドX:新車173万円/買取価格106万円程度
平均買取価格:約90万円
平均残価率:約56%
4年落ちスペーシアの目安査定額
4年も落ちると走行距離による査定額の変動が激しくなってきます。
コンスタントに1年1万km走行したとして、全グレードで見た場合、およそ47万円〜66万円前後の買取査定額を推移しています。
この年式の最高査定額は2万km走行のXリミテッドで、71万円でした。
5年落ちスペーシア(2018年式)の目安査定額
5年落ち2018年式スペーシアは、2017年12月にモデルチェンジした現行(2代目)モデルの初期型で、スペーシアの前身であるパレット以来、ライバル車に対してデザインが地味で飛び抜けた使い勝手の良さもなかったスペーシアを一新、親しみやすいデザインとスペース効率のいいパッケージとなり、他社同様にスズキの主力軽自動車になりました。「オプション込みでおおよその新車価格」と、2023年1月現在での平均買取相場は、以下の通りです。
ハイブリッドG 衝突被害軽減ブレーキ非装着車:新車147万円/買取価格74万円程度
ハイブリッドG:新車153万円/買取価格75万円程度
ハイブリッドX 衝突被害軽減ブレーキ非装着車:新車162万円/買取価格88万円程度
ハイブリッドX:新車168万円/買取価格87万円程度
平均買取価格:約81万円
平均残価率:約51%
事故車・修復歴ありのスペーシアの場合は?
事故現状車としてのスペーシアの買取相場は、修復歴なしで取引されている価格のおよそ約40%前後での査定金額になるケースが多いです。
例えば、1年落ちのスペーシアでも、事故車の場合の査定額は34万円〜42万円前後という事になります。
しっかり修復がなされている1年落ちの修復歴有車ですと、通常買取価格に比べて60%前後の買取価格が期待でき、55万円~64万円前後での買取が期待できそうです。
スペーシアの残価率・リセールバリューは?
スペーシアのリセールバリューは軽自動車の中では平均値と言えます。
例えば、新車の販売価格は、ハイブリッドXで¥1,409,400であり、10%のオプション代金を加味して考えると、約155万円の車両価格となります。
そのため、1年落ちで65%〜78%の残価率の目安となります。
初回車検を迎える3年落ちのスペーシアは、モデルチェンジ前になり残価率が35%〜52%と、それなりに値崩れをする印象です。
つまり、モデルチェンジ後の現行モデルや、手入れがよく走行距離の短い車両が高い、高額な査定額を狙える範囲と考えられます。
スズキの高い安全性能や便利機能を注ぎ込まれたからこその人気をもつこのスペーシアは、モデルチェンジされてからまだ2年しか経っていないモデルです。
この先、リミテッドエディションやマイナーチェンジの発表が期待できる車種でもあり、既にスペーシアに乗ってるユーザーで、同じくスペーシアを次のモデルとして検討している方は、早めに査定をして高い査定額での売却をオススメします。