買取相場 | 2022.06.24
大人気軽スーパーハイトワゴンのデイズルークス、いくらで売れる?
Posted by UruCar
デイズルークスは、2014年2月に発売されたスーパーハイトワゴンであり、三菱自動車からはekスペースとして販売する、共同開発車となります。 トールワゴンである『デイズ』に比べ、全高が155mm高いため、室内高は1400mmの広さを誇り、子育て世代のセカンドカーとして人気な他、子育てを終え、ミニバンやSUVからの乗り替えもターゲット層となっています。 デイズルークスは、大人が4名乗車しても、後席の足元には余裕があり、分割でシートのスライド機能もありますから、チャイルドシートを付けて、運転席から手の届く範囲へ寄せる事もできます。 若い世代には、メッキを多用したハイウェイスターが人気で、ターボ車のグレードもありますから、4名乗車でもストレスを感じる事なくドライビングができます。 そんなデイズルークスですが、中古車市場ではどんな値動きをするのか見ていきましょう。
以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください
SUMMARY
デイズルークスの中古市場での人気について
販売からまだ5年となりますが、中古市場では約2500台が流通する人気車種となっています。
主なターゲット層は子育て世代となり、室内高も1400mmあるため、乗降がスムーズな他、お子様が立って着替えをする事も可能で、この辺りが各社力を入れて差別化を図ろうとしていますね。
また先進安全性能面は2018年に強化され、衝突回避支援システムがレーダーからカメラ方式になり、車・歩行者ともに、前進・後進に対して作動する事になりました。
その他、踏み間違い衝突防止アシストについても前方・後方ともに作動。
現在は標準装備が当たり前になってきています。
また、売上トップとなるホンダのN-boxとの機能面の違いは、後部座席が独立でスライドする事でしょうか。
筆者の私も経験しましたが、チャイルドシートを乗せる時期には、運転席から手が届く所へスライドできるのは非常に助かりましたし、安心でした。
外観で好みが別れるのはもちろんですが、こういったポイントで選ばれるのも、人気となる理由なのでしょう。
買取査定額が期待できるデイズルークスの人気グレード
デイズルークスは、幅広いグレードラインナップで、価格帯も125万~206万円となっています。その中でも人気なのが、中間グレードの『ハイウェイスターX』になります。
こちらはエアロ仕様となり、フロントグリルにメッキを施し、スタイリッシュなスタイルが人気となります。
次に人気なのが、標準仕様の『X』ですが、1番人気のハイウェイスターXと比べると、ハイウェイスターエアロ・オートライト・LEDヘッドライト・本革巻きステアリングなどが『X』には無く、グレード間の価格差は約20万円ですが、乗ってみると金額以上の差を感じるでしょう。
買取査定額が期待できるデイズルークスの人気カラー
デイズルークスでは、全14色のラインナップとなっており、ホワイトパールとブラックの定番2色が人気で、多色よりもプラス査定になります。
次いでモカブラウンも人気で、この3色は査定でマイナスになる事は、まずあり得ません。
1年落ちルークス(2021年式)の目安査定額
1年落ち2021年式ルークスは、2020年3月のフルモデルチェンジにあたり、従来の「デイズルークス」から、かつてスズキ パレットのOEM供給を受けていた頃の「ルークス」へと、車名を戻したモデル(デイズルークスを挟み、通算3代目)。
全車マイルドハイブリッド化した新型エンジンを搭載、運転支援システム「プロパイロット」を軽自動車でありながら上級グレードへ採用するなど意欲的なモデルで、2020年12月にはハイウェイスター系のグレードへ特別仕様車「アーバンクロム」を追加しています。
安全上の問題(運転席エアバッグ)の問題で2021年12月から2022年2月まで生産・出荷を停止、その後も2022年6月現在で未だリコール待ちという状況ではあるものの、一応は解決の目処が立ったという事で、買取市場ではデイズルークス時代の2年前における1年落ち車(2019年式)に比べ、平均で40万円程度も買取価格が上がりました。
おそらく今後も、しばらくは高い水準での買取が期待できるモデルです。
「オプション込みでおおよその新車価格」と、2022年6月現在での平均買取相場は以下。
●S:新車163万円/買取実績なし
●X:新車178万円/買取価格108万円程度
●ハイウェイスターX:新車199万円/買取価格126万円程度
●ハイウェイスターX アーバンクロム:新車206万円/買取実績なし
●ハイウェイスターXプロパイロットエディション:新車210万円/買取価格131万円程度
●ハイウェイスターX アーバンクロム プロパイロットエディション:新車217万円/買取価格140万円程度
●ハイウェイスターGターボ:新車208万円/買取価格151万円程度
●ハイウェイスターGターボ アーバンクロム:新車215万円/買取実績なし
●ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション:新車220万円/買取価格141万円程度
●ハイウェイスターGターボ アーバンクロム プロパイロットエディション:新車227万円/買取価格155万円程度
●オーテック:新車204万円/買取実績なし
平均買取価格:約136万円
平均残価率:約65%
2年落ちデイズルークスの目安査定額
2年落ち2020年式デイズルークスは、2018年5月に衝突被害軽減ブレーキ「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」のセンサーをレーザーレーダー式から単眼カメラ式へ変更、作動速度域を大幅に広げるとともに、歩行者検知機能も追加、ハイウェイスターでLDW(車線逸脱警報)も標準装備としています。オプション込みでのおおよその新車価格と2022年6月現在での平均買取相場は以下の通りです。
●S エマージェンシーブレーキ・レス(FF/4WD):新車145万円/買取実績なし
●S(FF/4WD):新車153万円/買取価格69万円程度
●X(FF/4WD):新車166万円/買取価格88万円程度
●X Vセレクション(FF/4WD):新車173万円/買取価格90万円程度
●ボレロ(FF/4WD):新車183万円/買取実績なし
●ハイウェイスターX(FF/4WD):新車189万円/買取価格103万円程度
●ハイウェイスターXターボ(FF/4WD):新車192万円/買取価格110万円程度
●ハイウェイスターX Vセレクション(FF/4WD):新車196万円/買取価格107万円程度
●ハイウェイスターX Gパッケージ(FF/4WD):新車197万円/買取価格88万円程度
●ハイウェイスターGターボ(FF/4WD):新車203万円/買取価格115万円程度
●ライダー(ハイウェイスターXベース FFのみ):新車203万円/買取実績なし
●ライダー(ハイウェイスターXターボベース FF/4WD):新車212万円/買取実績なし
●ライダー(ハイウェイスターX Gパッケージベース FF/4WD):新車217万円/買取価格106万円程度
●ライダー(ハイウェイスターGターボベース FF/4WD):新車223万円/買取実績なし
平均買取価格:97万円程度
平均残価率:約52%
5年落ちデイズルークスの目安査定額
5年落ち2017年式デイズルークスは、2016年12月のマイナーチェンジでフロントを中心にデザインが変更されるとともに、従来の「ハイウェイスターターボ」を2分化した新グレード「ハイウェイスターXターボ」「ハイウェイスターGターボ」を新設定、専用デザインの特別仕様車「ボレロ」を発売したモデルです。オプション込みでのおおよその新車価格と2022年6月現在での平均買取相場は以下の通りです。
●S(FF/4WD):新車151万円/買取価格50万円程度
●X(FF/4WD):新車164万円/買取価格66万円程度
●X Vセレクション(FF/4WD):新車171万円/買取価格66万円程度
●ボレロ(FF/4WD):新車180万円/買取価格81万円程度
●ハイウェイスターX(FF/4WD):新車186万円/買取価格77万円程度
●ハイウェイスターXターボ(FF/4WD):新車189万円/買取価格75万円程度
●ハイウェイスターX Vセレクション(FF/4WD):新車193万円/買取価格88万円程度
●ハイウェイスターX Gパッケージ(FF/4WD):新車194万円/買取価格80万円程度
●ハイウェイスターGターボ(FF/4WD):新車200万円/買取価格86万円程度
●ライダー(ハイウェイスターXベース FFのみ):新車199万円/買取実績なし
●ライダー(ハイウェイスターXターボベース FF/4WD):新車208万円/買取価格80万円程度
●ライダー(ハイウェイスターX Gパッケージベース FF/4WD):新車212万円/買取価格79万円程度
●ライダー(ハイウェイスターGターボベース FF/4WD):新車218万円/買取実績なし
平均買取価格:75万円程度
平均残価率:約40%
7年落ちデイズルークスの目安査定額
7年落ち2015年式デイズルークスは、2014年12月に「X」「ハイウェイスターX」を除く全グレードへレーザーレーダー式の「エマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い衝突防止アシスト」「VDC」などをメーカーオプション設定し、それらを標準装備した「Vセレクション+セーフティII」をXやハイウェイスターXなどへ設定したモデルです。2015年4月にはSRSサイドエアバッグシステムともども全車標準装備となりました。オプション込みでのおおよその新車価格と2022年6月現在での平均買取相場は以下の通りです。
●S(FF/4WD):新車151万円/買取価格39万円程度
●X(FF/4WD):新車162万円/買取価格52万円程度
●X Vセレクション+セーフティII(FF/4WD):新車162万円/買取価格52万円程度
●X Vセレクション(FF/4WD):新車172万円/買取実績なし
●ハイウェイスターS(FF/4WD):新車175万円/買取価格37万円程度
●ハイウェイスターX(FF/4WD):新車182万円/買取価格54万円程度
●ハイウェイスターX Vセレクション+セーフティII(FF/4WD):新車182万円/買取価格62万円程度
●ハイウェイスターX Vセレクション(FF/4WD):新車192万円/買取価格64万円程度
●ハイウェイスターX Gパッケージ(FF/4WD):新車190万円/買取価格61万円程度
●ハイウェイスターターボ(FF/4WD):新車204万円/買取価格65万円程度
●ライダー(ハイウェイスターXベース FFのみ):新車193万円/買取実績なし
●ライダー(ハイウェイスターX Vセレクション+セーフティIIベース FFのみ):新車194万円/買取実績なし
●ライダー(ハイウェイスターX Gパッケージベース FF/4WD):新車208万円/買取価格58万円程度
●ライダー(ハイウェイスターターボベース FF/4WD):新車222万円/買取価格54万円程度
●ライダーブラックライン(ハイウェイスターXベース FFのみ):新車193万円/買取実績なし
●ライダーブラックライン(ハイウェイスターX Vセレクション+セーフティIIベース FFのみ):新車194万円/買取実績なし
●ライダーブラックライン(ハイウェイスターX Gパッケージベース FF/4WD):新車208万円/買取実績なし
●ライダーブラックライン(ハイウェイスターターボベース FF/4WD):新車222万円/買取価格82万円程度
平均買取価格:57万円程度
平均残価率:約30%
事故車・修復歴ありのデイズルークスの場合は?
発売から7年とまだ浅いですが、中古車市場には約2500台が流通している事から、人気車種だと分かります。
事故車・修復歴ありの場合は、人気車種とは言っても価値はグンと下がる事になり、通常の査定額の60%~70%が期待値となります。
前述の5年落ちを例に見てみますと、おおよそ40万~50万円の査定額となるでしょう。エンジンに達するまでの損傷となりますと、更に価値は下がります。
デイズルークスを高く売るためのポイント
軽乗用車とはいえ後席両側スライドドアを持ち車内が広いデイズルークスは、ファミリーカーとして使っているユーザーも多いと思います。
そうなると必然的に生じる車内の汚れや傷の対策として、普段からシートやフロアマットに直接汚れが付着しないよう、カバーなどをしておくことにより「車内は新車の姿そのまま」で買取査定を受けられればポイントは非常に高くなります。
そのうえでボディの徹底的な洗車や消臭も済ませ、ホイールやタイヤも含め可能な限り傷が少なくピカピカの状態で査定を受ければ、その年式や走行距離で最大限の買取価格提示が得られる可能性は高まるでしょう。
デイズルークスの走行距離による値動きの変化
デイズルークスの2022年6月現在における走行距離ごとの買取相場を紹介します。
11万km台:25.2万円~27.2万円
10万km台:24.2万円~52.4万円
9万km台:20.0万円~37.4万円
8万km台:20.0万円~43.6万円
7万km台:29.2万円~54.4万円
6万km台:33.2万円~67.5万円
5万km台:31.2万円~81.8万円
4万km台:28.2万円~88.8万円
3万km台:35.4万円~101.3万円
2万km台:42.4万円~104.3万円
1万km台:41.4万円~125.0万円
発売から約7年ということでそれなりに走行距離の進んだ車も多いのですが、「ハイウェイスター」系のような人気グレード、「ボレロ」のような評価が高い特別仕様車もあり、走行距離ごとの高額買取上限はマチマチです。
ただし、全体の傾向として、全ての走行距離帯において平均的な買取額こそライバル車には及ばないものの、20万円を切るような非常に低い評価を受ける車が少ないことがあり、デイズルークスが大人気車とまではいかないまでも、一定の人気を誇る類の車であることがわかります。
現状では、走行3万km台までが100万円を超える高額買取も得られる距離で、3万kmから7万kmくらいまでが比較的高額査定も見込める傾向にあるようです。
デイズルークスを売るのにベストなタイミングは?
「デイズルークス」という車は1代で終わり、2020年3月にもモデルチェンジする新型は「ルークス」と、デイズルークスの先代にあたるスズキ・パレットOEM車へと車名が戻り、デイズから独立します。
新型エンジンや日産流のレベル2運転支援システム「プロパイロット」など新世代の高効率&予防安全装備が多数搭載されることを除けば、スペース効率がよくて快適さと経済性の高い軽スーパーハイトワゴンというコンセプトは不動で、現在販売されているデイズルークスは今後、単に「型落ち」としての扱いになるのは確実です。
また、買い替え需要でデイズルークスを手放すユーザーも増え、市場には一時的にせよ需要に対して中古車があぶれる状態になりますから、しばらくは買い替えでの下取り材料として使う方が増えますし、中古車市場でもインフレが起きて価値が下がるため、買取店での単なる売却ではあまり高い評価を受けられない時期が続くでしょう。
ただし、趣味車ならともかく実用車の場合、型落ちである以上はそれ以降も新型車によほどの問題でも起きない限り価値は下がり続けますから、新型車が発売されて以降の評価に左右されず、売ってもよい状況になり次第、早めに買取査定を受けるのがベストと思われます。
デイズルークスの残価率・リセールバリューは?
ハイトワゴン系で、常にトップランクの販売台数を誇るデイズルークスですが、前述の通り、年式に応じた査定額の下がり方は、緩やかな傾向にあるでしょう。
今や、車種によってはコンパクトカーよりも高額となる軽自動車ですが、その居住性や質感、維持費の安さもあり、中古市場でもやはり高値で取引される時代となりました。
では、実際にどれだけの残価値となるのか、グレードを絞って見ていきましょう。
まず、中間グレード『X』の1年落ちで見てみますと、新車時販売価格は1,436,400円に、ディーラーオプション装備代としておよそ10%を加味した場合、このグレードにおける平均査定額は784,000円となり、その場合の残価率は44.6%~54.6%となります。
また、『ハイウェイスターX』の3年落ちの場合ですと、新車時販売価格1,620,000円に同じくディーラーオプション装備代として10%を加味した場合、このグレードにおける平均査定額は677,000円となり、残価率は32.9%~42.9%という結果になります。
これは、ハイトワゴンの販売台数上位だからこその結果であり、一般的には更に残存価値は下がります。
ですから、常に販売台数上位の車種を購入し、ベストタイミングで下取りなどに出すというのも、1つの賢い選択でしょう。
前述しましたが、デイズルークスは2020年3月にフルモデルチェンジを予定していますので、売却・下取りのタイミングは今が最終の見極め時期だと言えます。
高い買い物ですから、このタイミングを逃さずに、1度査定をしてもらうと良いでしょう。