買取相場 | 2019.08.17
セレナの兄弟車、スズキ ランディとは?マニアックな人気の秘密と買取価格をご紹介
Posted by UruCar
スズキが販売しているランディは、日産 セレナがベースのOEM車として知られるミドルサイズのミニバンです。あまりメジャーな車種ではありませんが、コアなファンがいることで知られています。 パワートレインをはじめ、基本スペックはセレナとほとんど同じですが、日産独自の最先端技術であるプロパイロット機能が搭載されていないなど、若干セレナとの違いもあります。 過去に存在した、スズキの軽自動車ベースの3列シート仕様車「エブリイ ランディ」から名を受け継いだランディですが、2019年版の最新買取相場はどうなのでしょうか。 また、下取り価格や売却値はどの程度なのでしょうか。スズキ ランディの買取相場について解説します。
以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください
SUMMARY
ランディの中古車市場での人気について
2007年にセレナのOEM車として発売されたミニバン、ランディ。兄弟車のセレナと違い、高速道路同一車自動運転技術「プロパイロット」や、「e-POWERモード」なども搭載されていないベーシックな1台ながら、その分シンプルな魅力が宿っていて、飾らないファミリー層から隠れた人気を集めるクルマになっています。
もちろん、コンスタントに売れ続けるセレナのOEM車両というところも評価されているポイントといえるでしょう。
買取査定額が期待できるランディの人気グレード
ランディの中でも、高額な買取査定額が期待できるグレードは、2.0Gです。
車線逸脱警報機能やエマージェンシーブレーキなどの標準装備に加え、夜間や暗い夜道などを自動で明るく照らす「ハイビームアシスト」や、前進・後進時に障害物との衝突防止を支援する「踏み間違い防止アシスト」、その他に「歩行者検知機能」などが追加されていることから、他グレードよりも高い人気があります。
他のグレードと比較しても、実際の買取相場では3万円〜8万円くらいの査定差があるようです。
買取査定額が期待できるランディの人気カラー
ランディの中でも、比較的高めな買取査定額が期待できる人気カラーは、ブリリアンホワイトパールです。
同モデルのボディカラーの中では定番人気をもつ色だけに、どの世代の方にも安定した人気を誇っています。
眩しいほどに白く光るボディカラーからは、まるで陶磁器のように輝くアーティスティックな空気感が感じられるようです。
他のカラーと比べて、実際の買取査定額では3万円〜5万円くらい上乗せが期待できるます。
3年落ちランディの目安買取査定額
日産セレナをOEM車とするスズキ ランディは、日本における家族構成と道路事情にマッチしたミニバンということもあり、たとえ3年落ちであっても高価買取が期待できると踏んでいる方もいるかもしれません。
しかし、実際はそれほどでもないのが真相です。それでは、3年落ちランディにおける実際の買取価格をみていきましょう。
例えば、3年落ち3万キロ以内 ランディ 2.0Gの場合、査定額は27万円〜32万円程に。
また、5年落ち3万キロ以内 ランディ 2.0Sの場合は、25万円〜30万円くらいの査定額が出ているようです。
3年落ちランディのおおよそ目安買取相場は、25万円〜35万円の間になります。
7年落ちランディの目安買取査定額
7年落ちのランディになると、期待しているような高価買取はなかなか望めないでしょう。ミニバンの中でも新車で購してから5年以上経過している車は価値が急激に下がる傾向があり、ランディの場合はその落差が顕著です。
例えば、7年落ち 5万キロ以内 ランディ 2.0S セットオプション装着では、26万円〜33万円程度の査定額が出ています。
また、7年落ち 7万キロ以内 ランディ 2.0Gでは、23万円〜29万円くらいの査定額で推移しています。
7年落ちランディのおおよそ目安買取査定額は、26万円〜35万円の間になります。
10年落ちランディの目安買取査定額
10年落ちのランディも、やはり高価買取を期待することはできません。
10年落ち5万キロ以内 ランディ 2.0S の場合、23万円〜27万円程度。
10年落ち7万キロ以内 ランディ 2.0G では20万円〜25万円くらい。
10年落ちランディのおおよそ目安買取相場は、20万円〜27万円といったところでしょうか。
ランディの前モデルからの変更点
ランディは2018年9月7日に一部分を改良してモデルチェンジが行われました。
道路標識をメーター内に表示させて運転者に事前に通知する「標識検知機能」や、最高速度の標識をメーターが通知してくれる「最高速度標識検知」など、安全性能の向上が図られたのが特長です。
また、ハイビームとロービームを自動で調節する「ハイビームアシスト機能」なども、モデルチェンジ後の変更点となります。
ランディの残価率・リセールバリューは?
車を売却する時にまず考えるべきなのが、愛車の残価率は現状どのくらいなのか、ということです。ランディの場合を見ていきましょう。
例えば、ランディ 2.0G を新車で購入した時の車両価格は、¥2,505,600であり、その後5年落ち3万キロ時の個体を売却した際の最高買取金額は¥400,000でした。
つまり、5年間で計算すると¥2,105,600が償却されて、残価率は16.0%となります。
また同様に、7年落ち5万キロ以内 ランディ 2.0Gの最高買取金額は¥320,000であり、その残価率は12.8%と、大きく目減りしてしまいます。
つまり、5年落ちで20%以下の価値しか残らないわけです。
どんな車も、基本的には残価率は年々減少していきます。特にランディの場合は残価率の目減りが激しい傾向にありますので、あらかじめ売却を計算に入れておくならば、年式が新しいうちに査定に出すよう心掛けてください。