買取相場 | 2020.09.14
ファミリーカーとしても高い人気4ドアトールワゴンのスペイドの買取相場ご紹介
Posted by UruCar
大開口ワイヤレス電動スライドドアを装備し、低床設定で乗降性に優れ、子供も乗りやすく荷物も詰める車、トヨタ スペイド。 乗員数に合わせた多彩なシートアレンジと、広々とした室内空間が特徴の4ドアトールワゴンの車です。 このように、使い勝手の良いスペイドですが、最新版の買取相場はいくらなのでしょうか。また、下取り価格と売却値はどうなのか? 今回は2019年版のスペイドの買取相場について紹介します。下取り価格、売却値で失敗しないためにも、是非参考にしてみましょう。
以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください
SUMMARY
スペイドの中古車市場での人気について
トヨタ スペイドは、大開口ワイヤレス電動スライドドアを搭載した4ドアトールワゴン車になります。
充実した標準装備から、利便性に優れた室内空間までの全ての性能を一つの車に合わせたような車で、大変人気のある車です。
そのコンパクトかつ取り回しの良さから、中古車市場でも需要のある車として高い人気を誇っています。
ファミリーカーとしても高い人気がある車です。
買取査定額が期待できるスペイドの人気グレード
スペイドの中でも高額な買取査定額が期待できるグレードはスペイド Xグレードです。
Xグレードはファミリーカーとしての機能性を持ちながら、価格が抑えられており、中古車市場では人気のあるグレードです。
Xグレードは、基本的な標準装備がしっかり備わっている分、少しでもオプションが付いていれば、それだけ高価買取査定が期待できます。
3年落ち3万キロ以内のスペイド Xグレードでは、70万円〜78万円程度。
5年落ち3万キロ以内スペイドXグレードでは、66万円〜70万円程度の買取査定額が期待できます。
Xグレードは他のグレードと比べて5万円〜8万円ほど高く査定されるので、覚えておきましょう。あなたが乗っているスペイドがXグレードであれば、相対的に高い査定額がつく可能性があります。
買取査定額が期待できるスペイドの人気カラー
スペイドの中でも良好な買取査定額が期待できる人気カラーは、ブラックマイカです。
微細な粒の塗装が施されており、それらが太陽光に美しく反射して輝くことで、高級感溢れるカラーになっています。
人気カラーということもあり、リセールバリューが高く設定されているのが特徴的です。
買取相場は他のカラーと比べて5万円〜8万円程度高く、高価買取査定が期待できます。
買取査定に出す前には一度スペイドのカラーを確認しておきましょう。人気カラーであれば、他のカラーよりも高価買取査定がされる可能性が高いと言えます。
2年落ちスペイドの目安査定額
2年落ち2018年式スペイドは、助手席側に大型スライドドア、運転席側には通常の前後ヒンジドア、そしてテールゲートという構成の変則4ドアハッチバック車「ポルテ」の兄弟車として2012年7月から販売されている現行モデルです。
2017年12月の改良で、スマートエントリー&スタートシステム、盗難防止システムなどをセットにした「スマートエントリーパッケージ」が全車標準装備となり、標準グレード「F」をベースに、簡単脱着可能で、繰り返し丸洗いが可能なウォッシャブルシートカバーシートなどを装備して、車内空間も高品質化した、特別仕様車「FクイーンIII」を発売しました。
2018年11月には、やはり「F」ベースで本革巻きステアリングや、豪勢皮革とファブリックの専用シートなどで内装を上質にした、特別仕様車「Fノーブルコレクション」も発売されました。オプション込みでのおおよその新車価格と、2020年8月現在での平均買取相場は、以下の通りです。
X(FF/4WD) | 新車210万円/買取実績なし |
F(FF/4WD) | 新車215万円/買取価格61万円程度 |
FクイーンIII(FF/4WD) | 新車228万円/買取価格80万円程度 |
Fノーブルコレクション(FF/4WD) | 新車226万円/買取実績なし |
Y(FF/4WD) | 新車216万円/買取実績なし |
G(FF/4WD) | 新車226万円/買取実績なし |
平均買取価格 | 71万円程度 |
平均残価率 | 約32% |
4年落ちスペイドの目安査定額
4年落ち2016年式スペイドは、助手席側に大型スライドドアを持つ変則4ドアハッチバック車「ポルテ」の兄弟車として2012年7月から販売されている現行型で、2015年7月の一部改良で1.3Lエンジンを廃止し、全車とも新型の1.5Lエンジンへと換装して以降のモデルで、FF/4WDともに燃費性能が大幅に向上しています。
2016年6月には、さらなる改良で、衝突回避支援パッケージ「TSS(Toyota Safety Sens)」のレーザーレーダー&単眼カメラセンサー版や、急ブレーキ時にハザードランプを点滅させる緊急ブレーキシグナルなどを全車標準装備として、予防安全性能を大幅に高めました。オプション込みでのおおよその新車価格と、2020年8月現在での平均買取相場は、以下の通りです。
V(FF) | 新車180万円/買取実績なし |
X(FF/4WD) | 新車201万円/買取価格47万円程度 |
F(FF/4WD) | 新車206万円/買取価格38万円程度 |
Fクイーン/FクイーンII(FF/4WD) | 新車219万円/買取価格40万円程度 |
Y(FF/4WD) | 新車207万円/買取価格37万円程度 |
G(FF/4WD) | 新車217万円/買取価格37万円程度 |
平均買取価格 | 40万円程度 |
平均残価率 | 約19% |
6年落ちスペイドの目安査定額
6年落ち2014年式スペイドは、助手席大型スライドドアを持つ変則4ドアハッチバック車「ポルテ」(2代目)の兄弟車として、フロントマスクを精悍なものにするなど外装を変え、2012年7月に発売された現行モデルの初期型で、まだ1.3L車と1.5L車、2つのエンジンラインナップがありました。
2014年4月に初の特別仕様車として、標準グレード「F」をベースにスマートエントリーパッケージなどを特別装備、内装をブラックで統一するなど、スタイリッシュにした「Fジャック」を発売しています。オプション込みでのおおよその新車価格と、2020年8月現在での平均買取相場は、以下の通りです。
V(1.3L・FF) | 新車162万円/買取実績なし |
X(1.3L・FF/1.5L・FF/4WD) | 新車183万円/買取価格25万円程度 |
F(1.5L・FF/4WD) | 新車193万円/買取価格29万円程度 |
Fジャック(1.5L・FF/4WD) | 新車200万円/買取価格25万円程度 |
Y(1.5L・FF/4WD) | 新車193万円/買取価格20万円程度 |
G(1.5L・FF/4WD) | 新車204万円/買取価格26万円程度 |
平均買取価格 | 26万円程度 |
平均残価率 | 約13% |
事故車、修復歴ありのスペイドの場合は?
事故車や修復歴ありのスペイドであっても、その優れた利便性から、そこそこの買取査定額がつきやすい傾向があります。
実際に買取査定されたスペイドの事故車と修復歴ありの車を見てみましょう。例えば3年落ちスペイド 1.5Eの事故車では、3万円〜6万円の買取査定に。
5年落ちスペイド 1.5Fでは、3万円〜5万円の買取査定額が付いています。
一方で修復歴ありの3年落ちスペイド 1.5Yでは65万円〜72万円程度の買取査定額が出ています。
スペイドの事故車の場合の買取相場は3万円〜6万円程度。
修復歴ありのスペイドの場合は、年式や走行距離にもよりますが45万円〜70万円程度の買取査定額が出ているようです。
スペイドの残価率・リセールバリューは?
買取査定における車の残価率やリセールバリューは、新車価格や中古車市場での人気度によって数値が大きく違ってきます。
スペイドの残価率とリセールバリューはどうなのか、みていきましょう。
例えば、5年落ちスペイド 1.5Yの残価率は、40%〜45%程度。
5年落ちスペイド 1.5Eの残価率は、47%〜52%と、他のグレードよりも高い残価率になります。
スペイドはファミリーカーとして中古車市場でも需要のある車です。
良い状態でスペイドを乗っていれば、思ったよりも高額な査定が金額になるかもしれません。まずは一度、無料査定に出してみてはいかがでしょうか。
スペイドを高く売るためのポイント
助手席側に便利な大型スライドドアを持つスペイドは、基本的な用途として、乗降の安全に一層の配慮が必要な高齢者や小さな子供を乗せたり、あるいはラゲッジ(荷室)だけでなく、後席スペースへも安全に大荷物を積むような用途に向いた車です。
そうした用途では、普通のセダンやハッチバック車より車内の傷や汚れがつきやすく、それゆえ、丸洗い可能なウォッシャブルシートカバーつきの特別仕様車が販売されているほどで、通常のグレードでも社外品のシートカバーを購入するなどして、車内をなるべく新車に近いコンディションに保つことが高価買取のポイントとなります。
スペイドの走行距離による値動きの変化
スペイドの2020年8月現在における走行距離ごとの買取相場を紹介します。
13万km台 | 6.3~21.5万円 | 6万km台 | 12.3~45.2万円 |
12万km台 | 8.2~9.7万円 | 5万km台 | 8.7~47.1万円 |
11万km台 | 9.7~10.2万円 | 4万km台 | 6.3~51.8万円 |
10万km台 | 7.2~13.3万円 | 3万km台 | 18.4~85.2万円 |
9万km台 | 5.3~21.3万円 | 2万km台 | 11.6~97.3万円 |
8万km台 | 9.1~29.3万円 | 1万km台 | 19.6~41.1万円 |
7万km台 | 7.8~33.4万円 |
発売から8年が経過、人気車種というわけではないため、初期型はかなり買取査定が厳しめとなっていますが、比較的高年式で走行距離少なめ、程度良好車であれば、それなりの買取価格がつけられており、走行距離の面では、おおむね3万km~4万km台、6万km~7万km台を超えると査定が厳しくなる傾向です。
年間走行距離が1.5~2万kmあたりを超えると、年式や程度に関わらず査定が厳しくなっていく傾向のため、買取の査定を受ける際には、購入してから現在までの期間と走行距離から、およその年間走行距離を計算しておくと、あらかじめの目安となるかもしれません。
スペイドを売るのにベストなタイミングは?
「乗降に便利な大型スライドドアを持ち、ある程度ハイルーフで車内空間もゆったり、それでいて車体はコンパクトで取り回しやすく、軽自動車ではない」という、かなりユーザーを絞り込んでニッチ需要を狙った車なだけに、万人受けする流行のミニバンやSUVほどの人気車種ではありません。
それゆえ高価買取には、よほどの高年式で程度良好、走行距離も少ないなど、厳しい条件のつく車種ではありますが、あえて売却にベストなタイミングというと、「それまで比較的走行距離が少なく、車内の傷や汚れも目立たなかったのが、今後は長距離ドライブや車内の扱いが少々乱雑になる用途が想定される時期」ということになります。
たとえば、子供がまだ小さく乳幼児向けチャイルドシートを使って大人しく乗っていたのが、成長とともにもっと広い車内スペースを要求されたり、引っ越しなどで帰省のため長距離ドライブが求められる場合など、より最適な車種への乗り換えが勧められる場合です。
そのような場合、スペイドのように時期によって大きく価値が変動しにくい車では、早めに乗り換えるに越したことはなく、そうした時期が来れば、早めに査定を受けて買い替えの商談を進めるのをオススメします。
また、トヨタではトヨタブランド全販売店で2020年5月より全車種販売に踏み切り、それにともなう車種整理でポルテとスペイドいずれか、あるいは両方とも廃止される可能性もあるため、「型落ち」感が出てネームバリューも落ちる前の今(2020年8月現在)が、まさに時期としては最適です。