引用:Zoran Karapancev / Shutterstock.com

コラム | 2021.08.21

逆輸入車から現地生産車に⁈国産メーカーの輸入車事情をご紹介 ラインナップは魅力的‼

Posted by KAKO MIRAI

国産メーカーは、今や海外で車の製造を行うことが多くなってきています。昔は逆輸入車に含まれていた現地生産車ですが、今では異なるカテゴリに分類されるようになってきました。逆輸入車と現地生産車の違いは何か、また近年の現地生産車には各社からどのようなラインナプとなっているのかをご紹介していきます。

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逆輸入車と現地生産車

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逆輸入車の本来の意味は、日本国内で製造された車を海外へ輸出し、海外で販売された後で日本に輸入された車のことをいいます。例えばスバルですが、2017年度国内総生産は約70万台。その中で約55万台が輸出されているのです。

日本名XVは、北米では「クロストレック」という言う名前で販売されています。スバルの最大輸出拠点となる川崎港は北米に向けた車両はここから船積みされていくのです。その「クロストレック」を日本で購入しようとすると、北米から輸入することになるため、逆輸入車となるわけです。

しかし近年では国産メーカーが海外に拠点を移し、海外で製造、販売を行うという方法を取っている場合が多くなりました。日本のメーカーが海外で生産を行い、それを国内へ輸入するという現地生産車という形態をとることが多くなっています。

逆輸入車は国内で生産された車のことをいい、現地生産車は海外で生産された車のことなので、厳密にいえば異なっている車であることを理解する必要があります。国産メーカーが海外生産を行っている拠点はアメリカを始め、東南アジアなど世界各国に広がっているようです。

現地生産車が拡大してきた大きな理由として挙げられるのは「ジャパンバッシング」といわれる日米貿易摩擦問題があります。80年代のアメリカでは日本の車を始めとするさまざまな製造品の成長によって、対日赤字の増大が問題視されていました。
日本の経済や政治を含め、アメリカが日本に対する反発や抗議するという意味で使用される言葉でもあります。そこで国産メーカーは、現地に工場を持ち生産することで雇用を増やし、現地で部品調達をするなど経済の復活にも協力したという経緯があったのです。

現在では多くの車が海外で生産されているため、国産車だと思って乗っていても本当は遠い国で製造された車だと輸入車だったということもあるかもしれません。

メリットとデメリット

ここでは、逆輸入車と現地生産車を大きな意味でまとめてひとつと考え、そのメリット、デメリットについてみていきましょう。

メリット

・日本メーカーの車でありながら、国内では設定のないグレードや仕様のモデルに乗ることができる

車種名が異なるものの、仕様はほぼ同じという車もあれば、国内では見ることのできない車種までさまざまです。特に国内では販売されていない車は、車好きにはたまらない一台ではないでしょうか。

・国産メーカーの製造した車であるので、安心して乗ることができる。

日本ブランドの国産車は安心して乗ることができます。また故障に対しても供給部品が国内メーカーで販売されているものが多いため不安は少ないといえるでしょう。

・割安に購入できるかもしれない

為替の変動による取引が行われるため、円高の場合には通常よりも安く購入できるかもしれません。

デメリット

・任意保険で割高になる場合も
逆輸入車や現地製造車の場合、任意保険が割高になる場合や入れないといったケースもあるようです。購入する際には、加入できる保険を調べておく必要があるでしょう。

・日本の規格に適合するように整備を行う

海外で製造されているため、日本の道路交通法に即していない仕様となっているパーツがあります。例えばリアウインカーの色がアメリカでは赤を使用していますが、日本では橙色(だいだいいろ)と決まっているのです。そのため整備をし直す必要があります。

また排ガス検査、予備検査を行った後陸運局で登録をすることが可能になり、手元に届くまでに期間が必要です。その分の費用も必要になるでしょう。

各メーカーが海外で製造する現地生産車のラインナップ

ここからは国産自動車メーカーが現地生産する車をご紹介していきます。

トヨタ

世界各国で現地生産車を製造しており、北米を中心とした車たちが日本でも人気になっているようです。

・タンドラ

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日本で人気のピックアップトラックといえばハイラックスですが、北米で人気なのはフルサイズのタンドラ。トヨタのアメリカ法人『USトヨタ』が販売しています。誕生したのは1999年のこと。ハイラックスをベースにボディサイズやエンジンを拡大して開発されました。

ボディタイプは3種類が設定されており、積載量が大きな「レギュラーキャブ」、6人乗りの「ダブルキャブ」、室内を広く設定した「クルーマックス」となっています。現行モデルは2007年からですが、2014年にマイナーチェンジを行いました。

全長5,814mm、全高2,030mm、全高1,925mmのボディサイズに5.7LのV型8気筒エンジンを搭載したハイパワーで、ピックアップトラックとして最大積載量は785㎏となっており幅広いユーザーに支持されているといえるでしょう。

特徴的なのは「TRD Pro」が設定され、悪路走破性を高めている点です。『TRD』が、北米のピックアップトラックにオフロードパーツを手掛けていたことはあまり知られていないかもしれません。

・タコマ

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フルサイズのタンドラに対して、ミドルサイズのピックアップサイズのタコマは、北米でも大きすぎないサイズ感で人気があるようです。ハイラックスより少し大きなサイズとなっています。

タコマの車名はインディアンの言語で「山に水を供給する」という意味を持ち力強さを表しているようです。グレードは「SR」「SR5」「TRDスポーツ」「TRDオフロード」「リミテッド」「TRDプロ」の6種類が設定されています

スペックは「レギュラーキャブ」「ダブルキャブ」は全長5,392mm、全幅1,889mm、全高1,793mm。「ダブルキャブロングヘッド」は全長5,727mm、全幅1,889mm、全高1,793mmとなっており、ミドルサイズとはいえかなり迫力のあるボディです。

エクステリアのデザインはタンドラや4ランナー(日本名ハイラックスサーフ)と共通のデザインが採用されていますが、押し出し感の強いタコマならではの精悍さがあるといえるでしょう。

・ヴィオス


ところ変わって東南アジアで販売が拡大しているのは、日本では販売されていないヴィオスです。国内ではセダンの人気が減少して入りこともあり、導入には至りませんでしたが東南アジア諸国では人気の高いモデルとなっています。

カローラセダンを一回り小さくしたボディサイズで全長4,425mm、全幅1,730mm、全高1,475mm。フロントマスクにはトヨタの「キーンルック」を装着し、まるでカムリを小さくしたようなデザインです。

北米ではフルサイズのピックアップをはじめ、SUVを多くラインナップしていますが、東南アジアでの主力はコンパクトセダン。世界各国のニーズに合わせて日本とは異なる車作りを行っているトヨタの現地生産車を堪能してみるのも楽しいのではないでしょうか。

日産

日産が海外で主力としているのは主に小型商用車です。もちろんそれだけにとどまらず、日本では生産されていない車たちがあります。

・インフィニティ Q60

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日産が北米を中心に製造しているインフィニティ。Q45(日本名:シーマ)を始めQ50(日本名:スカイライン)のほかQXシリーズも展開しています。中でもQ60はスカイラインクーペともいわれ、北米でも高い人気を誇っています。

グレードは「ピュア」「ラックス」のほかに全長4,690mm、全幅1,850mm、全高1,370mmの「レッドスポーツ400」が設定。ワイド&ローな美しいシルエットが特徴的です。現行モデルは3LのV型6気筒ガソリンターボエンジンのみとなっています。

トランスミッションは7速ATでパドルシフトが装備されました。インフィニティが日本に導入できなかった理由は、インフィニティ専用車の開発ができなかったことにあります。しかし、現在でもインフィニティの国内販売を望む声は根強く、輸入車として購入できればインフィニティファンの羨望の的になるかもしれません。

・キャシュカイ

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欧州で販売されているクロスオーバーSUVのキャシュカイは、以前国内でデュアリスとして販売されていたモデルです。欧州でクロスオーバーSUVがメジャーでなかった頃から市場をけん引してきた実績があります。

2021年2月に3代目となり、さらなる充実を図っているようです。パワートレインには品開発された12Vのマイルドハイブリッドシステムに1.3Lの直噴ターボを組み合わせています。

高性能のリチウムイオンバッテリーを採用したことで、回生エネルギーが向上しCO2の排出低減や燃費性能に貢献。また欧州では初となるe-POWERの追加もされる予定です。日産が世界初となる発電専用エンジン「VCターボ」を開発したことで注目も集まっているようです。

先代モデルでは北米で販売しているローグと共通デザインとしていましたが、新たなフロントフェイスへと生まれ変わり、すっきりとしたエクステリアは、ノートにも似ています。インテリアも欧州車と引けを取らないほどに充実しており、気になる存在といえるのではないでしょうか。

ホンダ

1952年に本田宗一郎さんは「世界一を目指すことで、初めて日本一になることができると語っています。ホンダが日本で最初に海外市場を目指し、2輪から輸出を始めアメリカでの販売網を確立しました。

積極的に活動の場を広げ、需要のある場所で生産するという現在の現地生産車の基本を実現しています。

・リッジライン

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米国専用として開発されたリッジラインは、2005年に誕生しました。ミドルクラスのピックアップトラック。日本で見ることができるのは、『ツインリンクもてぎ』のコース整備に使用される働く車でしかありません。

リッジラインの特徴は、ピックアップトラックという働く車としてのイメージではなく、インテリアも普通車に近い仕様がされていることにあります。また基本構造も通常のピックアップトラックがラダーフレームを採用する中、モノコック構造が採用されている点です。

2021年モデルでは、ガーニッシュが廃止され大きなフロントグリルが採用されています。プロテクターに樹脂製を採用したことで、ピックアップらしさが強調されたようです。グレードは「スポーツ」「ブラックエディション」「RTL」の3つが設定されました。

クールなカッコよさがあるリッジラインを、日本で乗っていたら、かなり注目を集めるかもしれません。

三菱

東南アジアでの現地生産が倍増している三菱は、小型トラックやアジア・ユーティリティ・ビークル アドベンチャーなどを生産していました。そして2020年からはアウトランダーPHVを海外初となる現地生産を開始するなど、活発な動きを見せています。

・ショーグンスポーツ

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国内では販売終了となってしまったパジェロは三菱を代表するSUVといえるでしょう。現在では世界戦略のグローバルカー、パジェロスポーツとして各国で販売されています。しかし英国においてショーグンスポーツというネーミングであることをご存じでしょうか。

1996年に誕生したパジェロスポーツは、2代目のパジェロをベースに作られています。日本ではチャレンジャーの名前で販売されていたことを覚えている人も多いかもしれません。2016年にフルモデルチェンジを行い、現行で3代目を迎えました。

ミドルサイズSUVのショーグンスポーツは3列シートの7人乗りです。パジェロのDNAを引き継いだ三菱のフラッグシップモデルで、オンロードはもちろんのこと、オフロードの悪路走破性も高くなっています。

パワーユニットはディーゼルのみの設定となり国内で販売されているデリカD:5と同じ系統のエンジンを搭載。燃費性能と排ガス性能を高めた欧州基準「Euro6D」をクリアしています。

ピックアップトラックL200(トライトン)のSUV版という位置づけになっており、堅牢で耐久性に優れたトラック性能も発揮。そのうえSUVのラグジュアリーさを兼ね備えたモデルは、SUVファンに大きな魅力ではないでしょうか。

マツダ

2007年に「サスティナブルZoom-Zoom宣言」を行い、世界の自動車メーカーが驚くような技術を搭載した車を作ることを目的にグローバル展開を始動したマツダ。タイや中国を始めメキシコなど世界各国で製造を行っています。

・CX-9

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国内では販売しないと公言しているCX-9は、北米を始めとするアメリカ、オセアニアで販売が進められている一台です。2016年に2代目にフルモデルチェンジが行われ、マツダ6の使用するプラットフォームを使用。ボディサイズや車重を拡大したモデルとなっています。

ボディサイズは5m級のラージSUVで、パワートレインは2.5Lの直噴直4ターボエンジンを搭載。2021年モデルではフロントグリルが一新されマツダ車特有のメッシュパターンが採用されています。

日本にはCX-8があるため、CX-9が導入されることはないようです。マツダ人気の高い今、CX-9は人目を惹く一台といえるでしょう。

まとめ

Zoran Karapancev / Shutterstock.com

日本の自動車メーカーが海外で販売する車は、国内でもあまり知られていない車種も多く存在します。国内メーカーの信頼性の高さはいうまでもありません。日本未発売というだけでテンションの上がる車好きにとって、悩ましい存在といえるのではないでしょうか。

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