引用:https://www.subaru.jp/impreza/g4/

買取相場 | 2023.07.25

走りに定評のあるスバルのセダン、インプレッサG4の査定相場は?

Posted by UruCar

2011年、インプレッサの家系図の再編が行われました。インプレッサのセダンはインプレッサG4として、ハッチバックはインプレッサスポーツとして独立をし、2014年にはWRXも単一車種として販売されることとなったのです。 インプレッサG4はWRXの下位グレードのようなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、スバルの中でのオーソドックスなサイズのセダンとしてしっかり立ち位置を任されている一台なのです。 今回は、インプレッサG4の買取相場について見ていきます。

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以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください

インプレッサG4の中古市場での人気について

インプレッサG4は、スバルのセダンとして一番コンパクトな部類となりますが、全長は4625mmあり、実はミドルサイズと呼んでよい大きさです。しかもスバル車は昔から後部座席が広く作られており、大人4人が快適に移動できる空間がしっかり確保されています。

そのように、セダンとしての基本性能がしっかり備わるインプレッサG4ですが、近年のセダン需要の小ささから、その人気に少し陰りが出てきてしまっているのも事実ではあります。

とはいえ、走りに定評のあるスバルのセダンで、なおかつ取り回しの容易なコンパクトさも兼ね備えているがゆえに、スバリストのみならず根強いファンは多数存在しており、中古市場においても一定の流通量はあると言えるでしょう。

買取査定額が期待できるインプレッサG4の人気グレード

インプレッサG4のグレード体系は、ハッチバックのインプレッサスポーツ同様に1.6リッターと2リッターの二本立てです。

2リッターモデルには、LとSがあり、特に人気のグレードは2.0i‐Sアイサイトとなります。
これはいわゆるトップグレードとなり、スバル車で人気の高い4WD仕様はやはりプラス査定につながります。

買取査定額が期待できるインプレッサG4の人気カラー

インプレッサG4の中で人気カラーと言えば、その他の競合他車と同じくやはり白黒の人気が高いです。
インプレッサファミリーのインプレッサスポーツ等と比べても、インプレッサG4はセダンであるためにカラーによる価格差は顕著に表れ、クリスタルホワイトパールとクリスタルバラックシリカの2色が、他色に比べて3万円~5万円前後での査定アップとして期待できます。

3年落ちインプレッサG4(2020年式)の目安査定額

3年落ち2020年式インプレッサG4は、スバルのエントリーモデルながら、歩行者衝突時保護エアバッグなど衝突安全・「アイサイト」など予防安全技術ともに高いレベルで、水平対向エンジンによる走りの評価も高いインプレッサの4ドアセダン版であり、2016年10月にモデルチェンジした5代目です。

2019年10月に発表、2リッター車は同年11月、1.6リッター車は翌2020年1月に発売された大幅改良版では内外装の変更やアイサイトの機能強化が行われ、さらに2020年10月にも改良を受けていますが、5ドアハッチバック版のインプレッサスポーツと異なり、マイルドハイブリッドのe-BOXERや、スポーティなSTI SPORTは設定がなく、あくまで実用セダンに徹しています。

そのため燃費など経済性、環境性能の面ではハイブリッド車もあるライバルに対して劣るものの、熱心なスバルファンの存在によってか、さほど人気のない4ドアセダンというジャンルの割には、新車時の5割近いリセールバリューが期待できそうです。

「オプション込みでおおよその新車価格」と、2022年8月現在での平均買取相場は、以下のようになっています。

1.6i-Lアイサイト:新車234万円/買取価格109万円程度
1.6i-Sアイサイト:新車261万円/買取実績なし
2.0i-Lアイサイト:新車261万円/買取実績なし
2.0i-Sアイサイト:新車288万円/買取価格135万円程度

平均買取価格:約122万円
平均残価率:約47%

4年落ちインプレッサG4(2019年式)の目安査定額

4年落ち2019年式インプレッサG4は、スバルが2016年10月から2023年4月まで販売していた小型車、「インプレッサ」の4ドアセダンモデルです。

1992年4月に発売した初代モデル以来、空白期間はありながらも4ドアセダンを設定しており、4代目(2011年発売)から4ドアセダンを「インプレッサG4」、5ドアハッチバックを「インプレッサスポーツ」として販売していましたが、日本のみならず世界的なセダン市場縮小で2023年にモデルチェンジした6代目からは4ドアセダンが廃止、5代目インプレッサG4が2023年時点で最後の4ドアインプレッサとなっています。

2019年式は、2018年11月に「オートビークルホールド機能」を追加、信号待ちや渋滞中にうっかりブレーキペダルをゆるめても停止状態を保持してくれる機能で安全性を高める改良を受けたモデルで、2019年11月には先進的な安全運転支援システム「ツーリングアイサイト」の全車標準装備化と、サスペンションなども改良されています。「オプション込みでおおよその新車価格」と、2023年7月現在での平均買取相場は、以下のようになっています。

1.6i-L アイサイト:新車228万円/買取実績なし
1.6i-L アイサイト Sスタイル:新車246万円/買取実績なし
2.0i-L アイサイト:新車256万円/買取価格66万円程度
2.0i-S アイサイト:新車281万円/買取価格80万円程度

平均買取価格:約73万円
平均残価率:約27%

5年落ちインプレッサG4(2018年式)の目安査定額

5年落ち2018年式インプレッサG4は、スバルが2016年10月から2023年4月まで販売していた5代目インプレッサの4ドアセダンモデルで、モデルチェンジで6代目となった現行インプレッサでは5ドアハッチバックのみとなったため、現状では最後の4ドアインプレッサです。

2018年式は、2017年10月に安全運転支援システム「アイサイト」の夜間歩行者認識能力を強化、後退時の自動ブレーキも追加したほか、メーカーオプションの「アイサイトセーフティプラス」ではサイドニューモニターを追加するなど、予防安全性能が改良されたモデル。

2018年4月にはスバル360発売、つまりスバルが4輪車メーカーとなってから60周年を記念した特別仕様車「1.6i-LアイサイトSスタイル」を発売、同11月には長い停車時や渋滞中にうっかりブレーキペダルを緩めたことによる事故を防ぐため、ブレーキペダルから足を話しても停車状態を保持する「オートビークルホールド」機能を追加しています。「オプション込みでおおよその新車価格」と、2023年7月現在での平均買取相場は、以下のようになっています。

1.6i-L アイサイト:新車226万円/買取価格45万円程度
1.6i-L アイサイト Sスタイル:新車244万円/買取実績なし
2.0i-L アイサイト:新車252万円/買取価格59万円程度
2.0i-S アイサイト:新車276万円/買取価格89万円程度

平均買取価格:約64万円
平均残価率:約25%

7年落ちインプレッサG4(2016年式)の目安査定額

ミドルサイズセダンのインプレッサG4ですが、実際に乗ってみると確かに『インプレッサ』の名を冠するだけあり走りも楽しく、走りに重きを置くユーザーとしては中古市場では積極的に選びたくなる車です。

7年経過車の買取相場は、人気グレードの2.0i‐Sアイサイトで100万円~130万円前後の間を推移しています。
また、ボディカラーがブラック、走行距離1万キロ程度ですと、最高値で約160万円程の査定額が出たデータもみつけることができました。

9年落ちインプレッサG4(2014年式)の目安査定額

9年落ちのインプレッサG4は先代の後期モデルとなります。
車両状態により価格分布はまちまちとなりますが、ボリュームゾーンでは60万円~85万円前後の買取価格分布が見えています。
最高値では100万円程の買取価格が出た個体もあり、状態如何によってはセダンとしては比較的残価値が残りやすいような期待もあります。

11年落ちインプレッサG4(2012年式)の目安査定額

先代前期モデルとなる11年落ちのインプレッサG4は、距離と年式判断、車両状態の評価が買取価格に直結するようになります。

例えば、距離浅・白黒・外装状態良好ですと60万円台後半の買取価格を指し示すこともあるようですが、10年経過車の買取価格のボリュームゾーンは50万円~60万円程度となります。

事故車・修復歴ありのインプレッサG4の場合は?

インプレッサG4は、修復歴有りの車の場合、修復歴の無い車の査定額の約65%前後での買取が成立することが多いようです。
つまり、3年落ち修復歴有りの車両で80万円~90万円程度での買取価格が期待値となります。(もちろんグレードによって上下はします)

なお、事故現状車ですとエアバッグ展開済みで10万円~20万円、外板+軽度骨格損傷で20万円~30万円程度での買取実績が確認できました。

インプレッサG4の残価率・リセールバリューは?

使い勝手の良いミドルサイズセダンは、セダン人気が下火になってしまった現代においては、探すとあまりないのが現状です。

一般的にセダンというと大型のセダン、もしくはカローラなどの小型セダンを思いつかれる方が多いのではないでしょうか?ミドルサイズセダンの需要は、ここ数年壊滅的状況です。しかし、そうはいっても一定の需要はあるのも事実。そんな不遇の時代を生き抜くこのインプレッサG4は、財として見た場合いったいどうなのでしょうか?

具体的には、例えば7年落ちの2.0i-Sアイサイトですと、新車価格は¥2,376,000で、仮に10%程のオプション費用を加味したとすると、約260万円の車という事になります。

その車を登録後6年で売った場合、最高買取価格は160万円で、つまり残価率は59%~61%程の数値となり、セダン車の評価としては中の上と言えるでしょう。

その後のデータでは経年ごとに償却額が決まっていくようなデータとなっています。
例えば、8年目の残価率は先代の車両本体価格が現行モデルより高価であったこともあり、残価率は35%~38%前後で、10年経過車で20%~23%ほどとなります。

8年残価率、10年残価率を見ても価格変動が大きいのは初年度登録より3年以内と5年経過後であり、7年後ではかなり残価値は落ちると思われます。

上述のように、インプレッサG4は非常に興味深い値動きのモデルでした。
と言いますのも一般的な国産セダンよりも3年後残価値は高く、5年を経過したあたりからまた一段下がるような価格推移のグラフとなったためです。

この推移から読み取れるのは、初回車検を通した後2回目の車検までに乗り換えるという事が一番損を減らす方法となりますので、お乗り換えや売却を検討中の方は、時期を考慮されて上で査定に出してみてください。

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インプレッサ G4の査定事例

  • 2020/01に査定

    インプレッサG4 2.0iアイサイト プラウドエディション

    1,906,300
    2015年(H27)6千km

  • 2020/01に査定

    インプレッサG4 2.0i-Sアイサイト

    1,562,000
    2013年(H25)21千km

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