カスタム・アフターパーツ | 2021.03.26

アルミホイール、センターキャップの外し方は?必要性や役割について

Posted by 菅野 直人

アルミホイールの中心部分に取り付ける「センターキャップ」。 その車のメーカー、あるいはアルミホイールメーカーのロゴであったり、何かのマークであったり、様々に彩られ、ホイールデザインの一部となっていますが、一方であえて取り付けていない車も結構います。その必要性や役割、簡単な外し方を紹介しましょう。

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車のハブを保護し、デザインアクセントにもなるセンターキャップ

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自動車のタイヤホイールは一般的に、ブレーキローターやブレーキドラムと一体化して回転し、駆動輪の場合は、裏からドライブシャフトも連結されている「ハブ」と呼ばれるパーツへ取り付けられます。

国産車でポピュラーなものは、ハブに圧入されたスタッドボルトをホイールの穴に通し、ホイールナットで固定する方式ですが、逆にハブに設けられたネジ穴とホイールの穴を合わせ、ラグボルト(ホイールボルト)を通して固定するパターンもあり、ナットとボルトの違いはあるにせよ、締め込んでホイールを固定することには変わりありません。

その際、アルミホイールのほとんどは、センターハブ(ハブ中心部の出っ張り)との干渉を避けるため穴が空いており、ホイールのセンターを正確に出してタイヤを真円で回転させるため、内側でセンターハブに、「ハブリング」と呼ばれるアルミホイールとセンターハブを密着させるパーツを組み込むこともあります。

しかし、ハブリングもセンターハブそのものを覆うものではないため、アルミホイール装着状態では基本的にセンターハブがむき出しになります。

そうなると、ホコリや砂などにまみれて汚れやすく、またセンターハブがさびやすくなり見た目も悪くなってしまいます。

そのため、ホイールの外側から中央の穴を塞ぎ、センターハブを覆うようにカバーするパーツが必要となり、これが「センターキャップ」と呼ばれています。

スチールホイール(鉄チン)では、デザイン性を持たせるため、「ホイールキャップ」というリムに取り付けるカバーも販売されていますが、最初からデザイン性の高いアルミホイールでは、センターのみ覆うというわけです。

センターキャップは、純正ホイールであればメーカーのロゴが、社外品ホイールであればホイールメーカーのロゴ、あるいは無地になっており、どちらのパターンでも上からシールを貼ったりして容易にデザイン変更できるため、ホイールデザインの一部として、アクセントにもなります。

このように、センターハブの保護と、デザイン上のアクセントが、「センターキャップ」の役割です。

センターキャップ脱着は意外と簡単

ホイールからセンターキャップを外すのは簡単で、キャップの脇に細い溝があり、そこへ「アルミホイールセンターキャップレンチ」と呼ばれる専用工具の先を差し込み、テコの原理でキャップを浮かしてやれば、簡単に外れます。

先が細くて薄いマイナスドライバーでも代用できますが、アルミホイールセンターキャップレンチのように軸を曲げ、作業しやすいような形状のものと違い、アルミホイールを傷つけやすいため、専用工具を使うのが無難でしょう。

なお、装着する時は単に穴に合わせて押し込むだけですが、この際、ホイール側の形状を無視して無理やり押し込んだり、適当に装着してよく見れば浮いているような状態の場合、ホイールを傷つけたり、キャップが外れやすくなるため、注意が必要です。

あえてセンターキャップをつけないケースも多い

前項までの説明では、非常に有意義であり、アルミホイールには不可欠のように思えるセンターキャップですが、実際には「あえてつけない」、「つけようと思ったこともない」、「つけてる人いるけど、なぜ?」と、センターキャップへ関心を示さない人も少なくありません。

その最右翼がモータースポーツ系のドライバーで、実は筆者もその一人なのですが、ジムカーナやダートトライアル、ラリー、レース、サーキット走行といったスポーツ走行を行うドライバーにとって、センターキャップの重要度はかなり低いと言ってよいでしょう。

サーキットなど走行会場まで自走していく場合、公道用とスポーツ走行用でタイヤをホイールごと履き替えるのはよくある話です。

場合によっては、ホイールナットやラグボルトの頭まで覆い隠すセンターキャップは、そうした交換作業にとって邪魔でしかなく、仮にそれでも装着しようと考えたとして、脱着の際に壊すリスクがあります。

公道での一般的な走行より、はるかに激しいストレスがかかるスポーツ走行中にセンターキャップが脱落すれば、それを踏んだ他車が事故を起こす要因になる可能性もあり、そうならなくとも、走行終了後に小さなセンターキャップをコース中から探そうと思うのは時間の無駄でしかありません。

そのためか、スポーツ走行用途の軽量アルミホイールやマグネシウムホイールでは、そもそも最初からセンターキャップが付属していないものも数多くあります(その気になれば、汎用のセンターキャップでサイズの合うものを取り付けることはできますが)。

同様に、冬用タイヤが必要な地域では、年に2回のタイヤ交換が必要なため、業者任せであればともかく、自分で交換する人はセンターキャップがない方が作業は楽です。

また、かつてアルミホイールが車のドレスアップパーツとして一般的でなかった頃、スチールホイールへホイールキャップを取り付けることが多く、カー用品店でも多くの製品が陳列してありましたが、同時にどこの道路でもリムから外れて道端へ転がり、ゴミと化しているホイールキャップは数多く見かけました。

その記憶が残っているドライバーであれば、「センターキャップなんて何かの拍子に外れて転がるようなものを、なぜわざわざ取り付けるの?」と、不思議に思う人も少なくないでしょう。

取り付ければオシャレでセンターハブも保護できるとはいえ、その程度であれば、センターキャップなど必要ないというドライバーが多いのも、現実です。

必ず装着せねばならないというパーツでもありませんが、それでもドレスアップ要素を重視して取り付けたい場合、色やデザインなどが車やホイールにマッチしているか、小さいとはいえ意外に目立つパーツのため、慎重に検討してください。

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