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コラム | 2020.12.04

ワイルドスピードだけじゃない!カッコいいアメ車が心を揺さぶる名作映画4選

Posted by KAKO MIRAI

車好きにとって、スタイルはとても重要です。それともうひとつ。それはサウンドではないでしょうか。スクリーンに登場する車のサウンドはとても心地よく、さらにカッコよさを増します。『ワイルドスピード』は、アメ車の魅力にあふれていました。そんな名作はほかにもあるのです。心に残る印象的なアメ車が登場した映画をご紹介していきましょう。

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バックトゥザフューチャー

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 1985年に1作目が公開されると、世界的ヒットを記録。1990年に第3作まで制作されました。高校生のマーティーと年の離れた科学者ドクが巻き起こすタイムトラベルの物語です。

このとき、タイムマシーンとして使用されたのが『デロリアン』でした。

1975年に設立された『デロリアン・モーター・カンパニー』は、『ゼネラルモーターズ』の副社長を務めたジョン・ザッカリー・デロリアンによって作られました。『GM』時代は『ポンティアック』を担当し、「元祖マッスルカー」と呼ばれた『ポンティアックGTO』。

彼が作りたかったGTカーを『ロータス社』に開発の依頼をしますが、イギリス近郊で建設していた新工場の決定に手間取ります。それに加えて車両開発も難航。6年という長い時間の末に誕生したのが『DMC-12』です。

劇中でも目についたのは、無塗装のステンレスボディと大きなガルウィングではないでしょうか。ストーリーと相まって少し近未来な独創的なデザインが魅力的でした。それもそのはず、ボディデザインを手がけたのは、イタリアの有名デザインメーカー『イタルデザイン』。

『イタルデザイン』は1980年に『いすゞ自動車・ピアッツア』のデザインを担当したことでも知られているのではないでしょうか。『117クーペ』の後継として誕生し、美しいデザインセンスは、当時話題になりました。

パワーユニットは、フランスの『ルノー』『プジョー』、スウェーデンの『ボルボ』3社によって共同開発。3社の頭文字をとり『PRV』と命名したV型6気筒SOHCが採用されています。ヨーロッパ仕様で150psを発生させることが可能です。

1作目では1885年の30年前、2作目は30年後の未来、3作目では100年前と、デロリアンが自由に時空空間を移動しています。次元移転装置を作動させるためには莫大な電力を必要とし、時速88マイル(141㎞/h)の速度で疾走する際のサウンドは、少し低めのいい音でした。

経営状況の悪化で『DMC-12』が唯一となった数奇な運命は、『バックトゥザフューチャー』の活躍と相まって、その魅力を高めているといえそうです。

ナイトライダー

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1980年代のアメリカを舞台に世の中の不正や悪に立ち向かうマイケル・ナイト。その相棒に使用されたのは、『GM』ブランドの『ポンティアック・ファイヤーバード・トランザム』の3代目1982年型をベースに作られていました。

劇中では「ナイト2000」と呼ばれており、高性能の人工知能を取り付けているため、自分で考えた言葉で話し、自走することもできます。『トランザム』のドロドロというサウンドを十分に楽しめるシーンが多くありました。

とにかく驚いたのは、インテリアではなかったでしょうか。まるでコクピットのようで、ステアリングには操縦桿。運転席の周囲を埋め尽くすほどの電飾とスイッチの数々。ブラックのボディは、塗装ではなく、分子結合殻で覆われているため、どのような物質よりも硬いといいます。

アメリカで1982年から1986年まで放送されたテレビドラマですがその人気は非常に高いものでした。販売店には『ナイトライダー』仕様の『トランザム』を購入したいという人が多くなり、劇中で『トランザム』と呼ばないことやエンドロールからメーカーを消すように要請したという逸話も残っています。

さて『トランザム』と呼ばれ親しまれていますが、実はグレード名だと知っていますか。正式名称は『ポンテアック・ファイアーバード・トランザム』といいます。『ファイアーバード』の中の、ハイパフォーマンスグレードが『トランザム』なのです。『ポンティアック』は『GM』ブランドのひとつ。

『カマロ』とは姉妹車の関係にあります。3代目の初期搭載型V8エンジンでは、145psと控えめな出力でしたが、後に登場した「GTA」 では『コルベット・C4』の5.7L V8のエンジンと選択可能になりました。

しかしスペックは『コルベット』を下回るデチューンが施され、235psとなっています。『ポンティアック』はユーザーからの支持も高い車ではありましたが、経営不振のあおりを受け、2010年で廃止されることになりました。

テレビドラマとして放映されていた『ナイトライダー』ですが、『ワイルド・スピード SKY MISSION』で監督を務めたジェームズ・ワンさんが映画化を進めています。詳細はまだ伏せられていますが、『トランザム』なのか他車なのか、気になるところです。

トランスフォーマー

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ハリウッド映画として有名な『トランスフォーマー』は日本のおもちゃから始まっています。現在の『タカラトミー』とアメリカの『バズロブ社』の業務提携。国内の他社メーカーを含め作られたものが『トランスフォーマー』でした。

ビーグルモードで変形擦り際には、実在する車が使用されているところも見どころとなっています。メインキャラクターの「オプティマス・プライム」は『ピータービルト379トレーラー』、「バンブルビー」は『シボレー・カマロ』、「ラチェット」は『ハマーH2』が採用されてきました。

1989年に公開され、2019年までに9作品が誕生しています。2019年にはスピンオフ作品となる『バンブルビー』が日本でも公開されました。キャラクターそのものの名前でもあり、歴代の『カマロ』を使用しています。

名車『カマロ』を復活させた立役者は『トランスフォーマー』かもしれません。というのも、『カマロ』の歴史は古く、1967年に遡ります。アメリカを代表するスポーツカーとしてその名を馳せてきましたが、2002年には本国での人気低迷により、生産終了に追い込まれました。

もう、二度と見ることができないと思われていた『カマロ』でしたが、2009年に5代目の生産が開始されることになったのです。これはもう『トランスフォーマー』のおかげでしょう。

「バンブルビー」がずっと『カマロ』に擬態しているのは、単に監督が大好きな車だったからにほかなりません。ここで、歴代の映画の中で使用された車種をご紹介していきます。

2007年『トランスフォーマー』

1970年~1981年に発売されていた2代目のカマロでした。初代から引き継がれたプラットフォームで「GM Fボディ」を採用。V6、V8のエンジンで、排気量は3.8L~7Lまでありました。

1974年には排ガス規制のため大幅なパワーダウンが行われたほか、フロントマスクとテールもリファインされています。2代目は歴代の中でも12年に渡り販売されていた息の長い車です。

劇中に登場したのは1974年の中期型。オートボットのメンバーに「おんぼろカマロ」と言われ、最新型にスキャンしなおすシーンは胸が躍ります。撮影当時に新型『カマロ』は発売前。『GM』のトップシークレットであったため、情報が流出しないよう細心の注意がされたようです。

2009年『トランスフォーマー・リベンジ』

2作目では5代目カマロの中でも「SS SR」が使用されています。6.2LのV8サウンドは聴きごたえのあるいい音です。

2011年『トランスフォーマー・ダークサイドムーン』

3作目でも5代目カマロが使用されていますが、2作目とは異なるカラーリングでした。

2014年『トランスフォーマー・ロストエイジ』

4作目に登場した『カマロ』は、映画のために特別に作られたモデルだったので、デザインが通常とは異なっていました。監督の「筋肉質で攻撃的なデザイン」という注文を受け『シボレー』が製作したものです。シャープな印象に生まれ変わっています。

もう一台『カマロ』が登場していたことを覚えていますか。ブラックのボディカラーに仕上げた1996年の初代です。雰囲気が異なっていて、違ったカッコよさが魅力的でした。

2017年『トランスフォーマー・最後の騎士』

5作目では2016年モデルが使用されています。エアロを装着したフロントマスクは精悍さを増しているようにみえます。

2019年『バンブルビー』

バンブルビーに焦点を絞ったスピンオフ作品です。今回は『カマロ』ではなく『フォルクスワーゲン・タイプ1(ビートル)』で登場。1980年代に『タカラトミー』が最初に考案したのは『ビートル』のような丸みのあるデザインだったといいます。

『カマロ』も『ビートル』もイエローカラーが良く映えるデザインといえるのではないでしょうか。

カーズ

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2006年に公開された『ディズニー』アニメーション。2011年には2作目、2017年には3作目が上映されました。車だけの社会で、言葉を持つキャラクターたちのカーレースを題材としたストーリーです。

アニメーションで描かれているため、リアルな車を想像することは難しいのではないか、また大人が見ても楽しいのか疑問に思うかもしれません。しかしカーレースのモデルとなっているのは『NASCAR』です。

アメリカ独自のレースで、サーキットの形状が楕円型。ヨーロッパや日本で使用されるロードコースとは異なります。1周0.5マイル(0.8㎞)のショートオーバルから2.66マイル(4.3㎞)まであり、時速300㎞に達する超高速レースが繰り広げられるのです。

それだけではなく、メインキャラクターも実在する人物が登場しています。例えば、「キング」というキャラクターは、『プリムス・ロードランナー』です。これは『NASCAR』の「グランドナショナルクラス・レース」で8勝しているリチャード・ペティをモデルにしています。

キングのカーナンバーは、本人が使用していた「43」番。そしてキングの声優を務めたのはリチャード・ペティさん自身でした。そのほかにはレース解説者も『NASCAR』で解説を担当しているダレル・ウォレットさんです。

本物のレースさながらの実況を楽しめるので、『NASCAR』を見ている感覚になれるかもしれません。アニメを超えた見ごたえが感じられるのではないでしょうか。

『ロードランナー』は、高級化してしまったマッスルカーに若年層を呼び戻そうとコスト削減を行い、低価格帯で発売されたモデルでした。初代は1968年に発売されていますが、『カーズ』で使用されたモデルは1970年に発売された『スーパーバード』です。

これは『NASCAR』のホモロゲーションモデルで、専用フェイスとロングノーズ、ゴールポストウィングを装着しています。この巨大なリヤウィングは高さ70㎝ともいわれるほど。角度の調整もできるという機能が搭載されていました。

簡素化されたモデルではありましたが、エンジンは妥協していません。6.3LのV8が用意され、オプションではありますが、「へミエンジン」に変えることもできます。「へミ」ともなると431psを発生させることができました。

アニメとはいえ、車好きの大人がアメリカを存分に楽しめる要素の多い映画だということができるではないでしょうか。

 

まとめ

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それぞれの映画に登場するアメリカンマッスルカー。エンジンから伝わる躍動感は、身体中に響き渡ります。アメ車が持つ魅力は、他車には感じられないものがあるといえるでしょう。スクリーンの中の美しいデザインを楽しみつつ、V8のバブリーサウンドに酔いしれてみてはいかがでしょうか。

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