引用:https://toyota.jp/voxy/exterior/

買取相場 | 2023.01.30

乗って良し、見た目良しの人気車種、ヴォクシーの残価率は?

Posted by UruCar

より幅広いユーザーに向けてシンプルリッチな魅力が磨かれたノアや、車格上の高級感を訴求するエスクァイアとは対照的に、インパクトあふれるアグレッシブな造形を好むエッジなユーザー層に向けてネッツ トヨタ店から供給されているのが、今回紹介するトヨタ ヴォクシーです。 カスタム版特別仕様車である煌(きらめき)を中心に人気を誇り、経済性に優れたハイブリッドモデルの追加も相まって、FF(全輪駆動)1BOXタイプの5ナンバーサイズミニバンとして支持を集めているのは、ご存じの通りだと思います。

最新売却前に見たい、編集部一押し!一括査定サイトまとめ

以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください

ヴォクシーの中古市場での人気について

2001年、それまで商用車ベースだったタウンエース ノア/ライトエース ノアがFF乗用車ベースに生まれ変わることとなり、カローラ店扱いのタウンエース ノアはノアの名を引き継いだ一方、ネッツ店扱いとなるタイトエース ノアはヴォクシーを新たに名乗ることとなりました。

その名の通り、スクエアかつエッジの効いたボディフォルムが与えられているヴォクシー。
兄弟車のノアとは内外装のデザインテイストが大きく異なっており、上下2段式ヘッドライトやメッキグリル、クリアテールなどを採用。
インテリアの造形・雰囲気も含め、アグレッシブなスタイルを好む若々しいユーザーを意識したデザインづくりが大きな特徴です。

もっとも、後席両側スライドドアや2リッター・ガソリンエンジンを搭載した5ナンバーサイズのFFハイルーフ1BOXボディとなる点、代を重ねて2019年9月現在は3代目に移行している点、また現行モデルより1.8リッター・ハイブリッドモデルが追加された点など、基本パッケージや諸元、モデルサイクルはノアや末弟のエスクァイアと同じ。

ただし、デザインテイストの違いからターゲット層は大きく異なっており、特別仕様車もノアのW×B(ダブルバイビー)に対してヴォクシーは煌(きらめき)名義が与えられるなど、ドレスアップ志向の強いユーザーにアピールし続けています。
さらに、同じネッツ店扱いの最上級ミニバン、ヴェルファイアがヴォクシーと同じデザインコンセプトをまとって登場すると、ヴォクシーは将来的にヴェルファイアにクラスアップするユーザーの入門編的役割も担いました。

国産ミニバンがこぞって迫力あるフロントマスクを採用して存在感を増すなか、その元祖的ミニバンの1台であるヴォクシーも抜かりなく進化の歩みを止めず、中古車買取価格も高値を維持し続けています。

買取査定額が期待できるヴォクシーのグレード

プリウスと同じ1.8リッター・ハイブリッド システム(FFのみ)が3代目現行型に設定されるまで、設定パワーユニットと駆動方式は2リッターガソリンエンジンのFFか4WD(全輪駆動)という組み合わせです。

装備差や外観違い、3ナンバー仕様のエアロ装備車(ZS系)などで数種類のグレードに分かれ、さらに7人乗りのみのハイブリッド仕様やG’s(GR SPORT)などスポーティ仕様をのぞき、2列目に7人乗りキャプテンシートと8人乗りベンチシートが設定されています。

注目すべきトピックスは、初代から内外装カスタム版特別仕様車ZS 煌(きらめき)が用意されている点です。
この磨き抜かれた豪華な仕立てこそがヴォクシー人気を牽引してきたといっても過言ではありません。

買取査定で高額が期待できるのは、ガソリンエンジン/ハイブリッドともに定番人気の煌(きらめき)シリーズで、ついでZS系やG’s(GR SPORT)といったスポーティ系。とりわけ煌の残価率は凄まじく、さすがはヴォクシーと舌を巻くほどの高価買取査定が待っています。

買取査定額が期待できるヴォクシーのカラー

買取査定時における評価が高いのは、やはり白と黒で、ホワイトパールクリスタルシャインとブラックカラーです。
そこにボルドーマイカメタリックがやや目立つくらいでしょう。

もっとも、現行の煌(きらめき)をはじめメッキパーツによる加飾が目立つようになると、さほど車体色の違いによる査定格差は生じず、単に販売台数の差が買取価格高額上位の多さに反映されているだけかもしれません。

要するには、エッジィな車のキャラクター上、白や黒以外でも紫などの濃色系のボディカラーも高額買取につながると考えておけばいいでしょう。

1年落ちヴォクシー(2022年式)の目安査定額

1年落ち2022年式ヴォクシーは、2022年1月にモデルチェンジしたばかりの現行(4代目)モデルで、従来からの5ナンバーミドルクラスハイルーフ低床ミニバンから歴代初の標準で3ナンバーボディとなり、先代末期で整理された廉価グレードは最初から設定せず、車両本体価格が全体的に上がるなど、実質的に車格アップしました。

ハイブリッド車にも4WDが初設定され、エンジンやミッションも一新されてクラストップレベルの動力性能や低燃費を達成、パワースライドドア装着車へ後方からの車両接近時に警報を鳴らし、オープン操作をキャンセルするなど安全性を高めた「安心降車アシスト(ドアオープン制御付)」を設定するなど安全性を高めています。

なお、車格アップと大幅に上がった車両本体価格に関わらず、半導体不足などを原因とした納期の長期化で中古車や非ディーラー系販売店の在庫車にはプレミア価格がついており、買取相場でのリセールバリューも高騰中です。「オプション込みでおおよその新車価格」と、2023年1月現在での平均買取相場は以下の通りです。

(現行モデルガソリン車)
S-G:新車351万円/買取価格278万円程度
S-Z:新車384万円/買取価格318万円程度

平均買取価格:約298万円
平均残価率:約81%

(旧モデルガソリン車)
ZS:新車322万円/買取実績なし
ZS煌III:新車333万円/買取価格254万円程度
ZS GR SPORT:新車364万円/買取実績なし

平均買取価格:約340万円
平均残価率:約76%

(現行モデルハイブリッド車)
ハイブリッドS-G:新車386万円/買取価格315万円程度
ハイブリッドS-Z:新車424万円/買取価格359万円程度

平均買取価格:約337万円
平均残価率:約83%

※旧モデルハイブリッド車の2022年式は買取実績なし。

3年落ちヴォクシー(2020年式)の目安査定額

3年落ち2020年式ヴォクシーは、2014年1月から2022年1月まで販売されていた旧型(3代目)で、2019年1月の改良により、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」の衝突被害軽減ブレーキが昼間歩行者にも対応するなど、安全性を高めたモデル。

2020年4月には、同年5月からのトヨタ全車種、「トヨタ」ブランド全販売店取り扱いに対応したエンブレム変更(ネッツエンブレムからトヨタエンブレムへ)や、姉妹車のノアと併売になるため、3ナンバーの人気グレードZS系のみ残す他はグレード整理されました。

2020年10月には人気の特別仕様車の最終モデル、「ZS煌(きらめき)III」が登場しています(2023年1月現在、4代目へはまだ設定なし)。「オプション込みでおおよその新車価格」と、2023年1月現在での平均買取相場は以下。

(ガソリン車)
X:新車295万円/買取価格155万円程度
Xウェルジョイン:新車299万円/買取実績なし
V:新車324万円/買取実績なし
ZS:新車322万円/買取価格229万円程度
ZS煌II:新車333万円/買取価格240万円程度
ZS煌III:新車333万円/買取価格260万円程度
ZS GR SPORT:新車364万円/買取価格245万円程度

平均買取価格:約226万円
平均残価率:約68%

(ハイブリッド車)
ハイブリッドX:新車337万円/買取実績なし
ハイブリッドV:新車354万円/買取価格204万円程度
ハイブリッドZS:新車369万円/買取実績なし
ハイブリッドZS煌II:新車378万円/買取価格256万円程度
ハイブリッドZS煌III:新車378万円/買取価格285万円程度

平均買取価格:約248万円
平均残価率:約67%

5年落ちヴォクシー(2018年式)の目安査定額

2年落ち2018年式ヴォクシーは、2020年2月現在の現行モデル(3代目)へオートレベリング機能付Bi-Beam LEDヘッドランプや面発光LEDクリアランスランプを採用して内外装を引き締め、パワースライドドアへスマートロック操作機能を追加するなど装備面でも改良された、2017年7月にマイナーチェンジした後のモデルです。

2017年9月には「ZS GR SPORT」、同年11月にはヴォクシー恒例の売れ筋、特別仕様車「ハイブリッドZS 煌」「ZS 煌」を追加しています。オプション込みでのおおよその新車価格と2023年1月現在での平均買取相場は以下の通りです。

●X(FF7名/FF8名/4WD7名/4WD8名):新車284万円/買取価格137万円程度
●X サイドリフトアップシート装着車(FF7名/4WD7名):新車304万円/買取実績なし
●V(FF7名/FF8名/4WD7名/4WD8名):新車316万円/買取実績なし
●ZS(FF7名/FF8名/4WD7名/4WD8名):新車315万円/買取価格199万円程度
●ZS 煌(FF7名/FF8名/4WD7名/4WD8名):新車325万円/買取価格210万円程度
●ZS GR SPORT(FF7名):新車359万円/買取価格226万円程度
●ハイブリッドX(FF7名):新車331万円/買取価格181万円程度
●ハイブリッドV(FF7名):新車345万円/買取価格199万円程度
●ハイブリッドZS(FF7名):新車360万円/買取価格189万円程度
●ハイブリッドZS 煌(FF7名):新車370万円/買取価格246万円程度

平均買取価格:198万円程度
平均残価率:約59%

7年落ちヴォクシー(2016年式)の目安査定額

4年落ち2016年式ヴォクシーは、2014年1月に発売された現行(3代目)ヴォクシーの前期型で、まだ最廉価グレードの「X Cパッケージ」の設定があり、2014年11月に発売された定番の特別仕様車「ZS 煌」が引き続き販売されていました。

2016年1月にはハイブリッド車の最上級グレード「ハイブリッドZS」が追加されたほか、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」を「V」「ZS」「ZS 煌」およびハイブリッド全車へ標準装備し、同年4月には「ZS G’s」、同年7月には「ハイブリッドZS 煌II」、「ZS 煌II」が発売されています。オプション込みでのおおよその新車価格と2023年1月現在での平均買取相場は、以下の通りです。

●X Cパッケージ(FF7名/FF8名/4WD7名/4WD8名):新車260万円/買取価格74万円程度
●X(FF7名/FF8名/4WD7名/4WD8名):新車282万円/買取価格124万円程度
●X サイドリフトアップシート装着車(FF7名/4WD7名):新車299万円/買取実績なし
●V(FF7名/FF8名/4WD7名/4WD8名):新車307万円/買取価格145万円程度
●ZS(FF7名/FF8名/4WD7名/4WD8名):新車307万円/買取価格155万円程度
●ZS 煌(FF7名/FF8名/4WD7名/4WD8名):新車316万円/買取価格178万円程度
●ZS 煌II(FF7名/FF8名/4WD7名/4WD8名):新車321万円/買取価格181万円程度
●ZS G’s(FF7名):新車343万円/買取価格175万円程度
●ハイブリッドX(FF7名):新車326万円/買取価格135万円程度
●ハイブリッドV(FF7名):新車339万円/買取価格159万円程度
●ハイブリッドZS(FF7名):新車355万円/買取価格179万円程度
●ハイブリッドZS 煌II(FF7名):新車365万円/買取価格197万円程度

平均買取価格:155万円程度
平均残価率:約48%

13年落ちヴォクシー(2010年式)の目安査定額

10年落ち2010年式ヴォクシーは、2007年6月から2014年1月まで販売されていた先代(2代目)が、2010年4月にマイナーチェンジされる時期の前期・後期型が混在する時期のモデルです。

マイナーチェンジでは2リッターガソリンエンジンの改良や、CVTの改良で7速シーケンシャルシフトマチックを全車に採用するなど、スポーティに振った上で内外装を変更、それまでサイドリフトアップシート装着車や2列5人乗りの「TRANS-X」グレードを除けば全車8人乗りだったのが、2列目にマルチ回転キャプテンシートを採用した7人乗り仕様が追加されました。

また、特別仕様車は定番の「ZS 煌」「ZS 煌II」のほか、2010年6月には「Z G’s」「ZS G’s」および剛性アップパーツや空力パーツを追加した「ZS G’s version EDGE」が追加されています。オプション込みでおおよその新車価格と2023年1月現在での平均買取相場は、以下の通りです。

●TRANS-X(FF5名/4WD5名):新車234万円/買取価格20万円程度
●X(FF8名/4WD8名 ※2010年4月以降FF7名/FF8名/4WD7名):新車238万円/買取価格37万円程度
●X Lエディション(FF8名/4WD8名 ※2010年4月以降FF7名/FF8名/4WD7名):新車258万円/買取価格29万円程度
●X Lエディション サイドリフトアップシート装着車(FF7名/4WD7名):新車276万円/買取実績なし
●Z(FF8名/4WD8名 ※2010年4月以降FF7名/FF8名/4WD7名/4WD8名):新車266万円/買取価格22万円程度
●Z G’s(FF7名/FF8名):新車290万円/買取実績なし
●ZS(FF8名/4WD8名 ※2010年4月以降FF7名/FF8名/4WD7名/4WD8名):新車285万円/買取価格51万円程度
●ZS サイドリフトアップシート装着車(FF7名/4WD7名):新車304万円/買取実績なし
●ZS 煌(FF8名/4WD8名 ※2010年9月以降FF7名/FF8名/4WD7名/4WD8名):新車293万円/買取価格56万円程度
●ZS 煌II(FF8名/4WD8名):新車291万円/買取価格60万円程度
●ZS G’s(FF7名/FF8名):新車311万円/買取実績なし
●ZS G’s Version EDGE(FF7名/FF8名):新車345万円/買取実績なし
●V(FF7名/4WD7名):新車308万円/買取価格29万円程度

平均買取価格:38万円程度
平均残価率:約14%

事故車・修復歴ありのヴォクシーの場合は?

ヴォクシーの事故車買取事例を見ていくと、9年落ちの2010年式、エアバッグが開かない程度の事故(修復歴ありになるかは不明)でエンジンも無事という個体が26万円で買い取られ、約80万円の修理代をかけて再び中古車市場へ…という例があります。
通常、9年落ちの車にそこまで修理代をかけるのは異例であり、それだけ需要が見込まれる証拠です。なにしろ26万円といえば、同時期のヴォクシー中古車買取平均価格と同じなのですから。

おそらく、ZS系といった人気グレードだったからこその話だと考えられますが、ヴォクシーほどの人気車種なら事故歴・修復歴ありでもタダで引き取りとはならない可能性が、それなりに高いといえるでしょう。

ヴォクシーを高く売るためのポイント

他のノア3兄弟(ノア、エスクァイア)と合わせれば日本でもっとも売れているミニバンであり、中古車市場でも人気車種なだけに多少古かったり過走行でも値段がつくヴォクシーですが、そこからさらに高値で売ろうとするならファミリーカーとしての基本を抑えるのが一番です。

すなわち、車内を汚さず食べ物や飲み物でシミができても可能な限り除去したり、車内外に傷をつけないよう注意し、外装の小キズやへこみなどを作らず、できたとしても可能な限り修理し、車内禁煙はもちろん、芳香剤などで余計な香りを染み込ませないことと、査定前に入念な洗車と車内清掃を行うことです。

中古車として購入する次のユーザーにとって、前オーナーの痕跡が少しでも残らないようにするのがファミリーカーの高価買取のポイントでしょう。

ヴォクシーの走行距離による値動きの変化

ヴォクシーの2023年1月現在における走行距離ごとの相場を、4万km以上で紹介します。

15万km台:6.5万円~90.0万円
14万km台:9.4万円~88.0万円
13万km台:5.1万円~93.0万円
12万km台:9.0万円~87.8万円
11万km台:5.1万円~93.0万円
10万km台:5.1万円~125.0万円
9万km台:6.5万円~134.2万円
8万km台:5.1万円~171.3万円
7万km台:5.0万円~166.3万円
6万km台:8.5万円~202.1万円
5万km台:10.0万円~204.1万円
4万km台:5.1万円~238.2万円

おおむね最低価格が先々代(初代)、最高価格が現行(3代目)、その中間に先代(2代目)が多いと考えて間違いありませんが、驚いたことに現行モデルなら15万kmを超えたような過走行ですら90万円という高値がつくことすらあります。

通常ならどんな人気モデルでも走行10万kmを超えれば高くても50万円以下になっていくところ、ヴォクシーなら走行11万km台からようやく100万円を切り、6万km台までは200万円台までありえますから、走行距離によって価値が落ちるとはいっても、並の車とはケタ違いな人気で価値を維持するのはさすが大人気車種というほかありません。

ヴォクシーを売るのにベストなタイミングは?

人気車種ゆえか、あるいはトヨタ車に寄せられる抜群の信頼感や、「大人気ファミリーカー」という無敵のブランドイメージゆえか、残価率がなかなか下がらないヴォクシーですが、それでも現行モデル前期型の2016年式が平均残価率48%なのに対し、先代モデル前後期の境目にある2010年式では同14%と、並の車よりよほど高価買取されるとはいえ、やはり型落ちだと大きく価値が下がります。

その一方、おおむね7年程度でモデルチェンジされるというトヨタ車としては比較的ロングライフであり、それでいて販売中は人気が落ちないため、年式が古くても「現行型である限りは型落ちよりよほど高く売れる」といえます。

ノア3兄弟(ノア、ヴォクシー、エスクァイア)はトヨタのディーラー再編で2020年5月からレクサスを除く全販売店で、トヨタブランド車全車種を取り扱うようになり、それに伴う車種再編で、しばらく併売されるものの、統一された次期モデルへ2021年頃にモデルチェンジされると言われています。

2020年2月現在ではおそらく最後のヴォクシーになるであろう現行型の末期ということになり、次期型(新型ノア、あるいは新車名の後継車)が発売になると型落ちになりますから、現行ヴォクシーユーザーで高値売却を検討しているなら、2020年中には査定を受ける段取りを整えておくのがオススメです。

ヴォクシーの残価率・リセールバリューは?

ヴォクシーの残価率はさすが人気車種というべき好成績を誇り、並の車なら50%を切っていておかしくない2年落ちでも48~68%程度、平均約59%という高率を記録。
特に、ZS 煌(きらめき)、ハイブリッド ZS 煌シリーズは、実質新車価格も321~370万円と高額ながら買取価格も189~241万円程度と、車検残が短い時期としてはかなりの高額買取です。

実際、この残価率ならば数年後の乗り換えを大前提に、ヴォクシーを新車購入するつもりがあるユーザーの考え方も、かなり現実感を帯びてくるかも知れません。

もちろん、煌だけでなくハイブリッド各グレードやZS系グレードの人気は高く、4年落ちでも50%以上の残価率を稼ぎ出しています。
ちなみに、標準グレードは並のミニバンレベルにまで落ちるあたり、ヴォクシーという1台のキャラクターがよく現れているといえましょう。

10年落ちともなるとさすがに平均残価率9%、平均買取価格26万円程度に落ち着くのですが、この年式でもZS煌IIは買取価格9~85万円、平均買取価格41万円をキープしているのですから、年式、走行距離を問わず、煌シリーズのユーザーならば、買取査定時に予想外の高額を提示されるかもしれず、一度チャレンジをオススメしたいところです。

ヴォクシーの人気・特徴

トヨタのミニバン「新型ヴォクシー」は、扱いやすいボディサイズとリーズナブルな価格で、2014年の登場以来高い人気を誇るモデルです。広い室内空間や扱いやすさは数ある国産ミニバンの中でも群を抜いていて、特にファミリー層に人気があります。新型からはハイブリッドモデルもラインナップに加わり、燃費も大幅に改善され、さらに魅力が増しました。
この記事では、新型ヴォクシーの特徴や人気の理由、グレードなどを紹介していきます。

新型ヴォクシーの特徴

ヴォクシーは、扱いやすいサイズのミニバンとして2001年に初代モデルが登場しました。当初は5ナンバーで、クラス最大の居住空間を持つミニバンとして瞬く間に人気車種となりました。現在販売しているモデルは、2014年に登場した3代目です。

新型ヴォクシーの特徴について

新型ヴォクシーは、近年のトヨタ車に共通するアグレッシブなボディ・デザインを採用し、低床フラットフロアによって広い室内空間を実現しています。また、ハイブリッドをラインナップに加えたことでも注目されています。

1.8L直列4気筒エンジンに、モーターのアシストが加わったシステムの合計出力は181ps。この1.8Lユニット自体がアトキンソンサイクルと呼ばれる熱効率にとても優れたエンジンで、モーター自体も新世代のものを採用しています。20年以上にわたってハイブリッド車の開発に取り組んできたトヨタならではの技術と言えるでしょう。

ガソリン車は、従来の2L直列4気筒エンジンを搭載。最高出力は152ps/6,100rpm、最大トルクは19.7kgf・m/3,800rpmです。

旧型ヴォクシーとの違い

旧型との最大の相違点は、ボディ・デザインにあるでしょう。旧型は角ばったデザインでしたが、新型は同社の上級ミニバン「アルファード」「ヴェルファイア」にも通じる、やや押し出しが強く、それでいて若々しさを感じさせる、スタイリッシュでアクティブなデザインです。

新型ヴォクシーには、新開発のプラットフォーム「トヨタ・新MCプラットフォーム」を採用したことも挙げられます。フロアの位置を低くすることで、乗降のしやすさと低重心を実現。また、同クラスの別の車種でも使われるプラットフォームを使用することでコストを削減し、販売価格を抑えています。

新型プラットフォームは広い室内空間にも貢献しており、身長140cm程度の子どもなら車内で立つこともできるくらい広々とした居住空間を実現しています。最近のミニバンはサイドガラスの上部を絞ることで、見栄えの良さを追求する傾向がありますが、新型ヴォクシーはサイドガラスが直立しているので、乗員にとって圧迫感が少なく、快適に過ごせることも魅力です。

新型ヴォクシーには、「子育てパッケージ」「レジャーパッケージ」「安心ドライブパッケージ」という3つのパッケージ・オプションがあり、それぞれに特色のある装備が用意されています。

「子育てパッケージ」にはセカンドシートアンダーマットやセカンドシートカバー、ラゲージソフトトレイがあり、子育て世代のファミリーにおすすめ。「レジャーパッケージ」には室内カーテンや網戸付きサンシェード、フレキシブルラゲージマットがあり、アウトドアに便利です。「安心ドライブパッケージ」にはアシストグリップや回転クッションが付き、安心して長距離ドライブを楽しめます。

新型ヴォクシーの人気の理由は?

新型ヴォクシーは、2019年1月から6月で4万7,834台が販売されました。これは、国産ミニバンでは日産セレナ、トヨタ・シエンタに次ぐ記録です。新型ヴォクシーの人気の理由は、どこにあるのでしょうか。

新型ヴォクシーが人気の理由

広々とした居住空間や、最廉価モデルなら約250万円で買える価格設定は大きな魅力でしょう。子育て世代にとっては、1台ですべてをまかなえるファミリーカーとして手が届く価格であることが人気の理由の一つです。

また、着座位置が高いので、運転がしやすいことも挙げられます。着座位置が高いほど遠くを見渡せるため、特に女性にとっては重要な要素です。

子どもが1~2人いる日本の平均的なファミリーにとっては、とても使い勝手が良い車と言えるでしょう。長距離の移動でも子どもが飽きることはなく、買い物でも荷物をたっぷり積めるので、1台でほぼすべてをまかなえます。さらに、最大で8名が乗れるので、友達のファミリー同士でドライブに行くような用途にも最適です。

ボディサイズは、グレードによっては3ナンバーサイズになりますが、もてあますことのない程良いサイズで、乗って行く場所を選びません。車高が高いので、入れない立体駐車場もありますが、一般的な駐車場で駐車する際は車体の四隅の位置がわかりやすく、不慣れな人でも扱いやすいはずです。

新型ヴォクシーの燃費は?

ハイブリッドは23.8km/L。車重が1,730kgであることを考えると、非常に優秀と言えるでしょう。ガソリン車は14.8~16.0km/Lですが、ガソリン車だけにラインナップされる4WDモデルは車重が重い分、燃費はやや悪くなります。
ハイブリッドに組み合わされるエンジンは、低速トルクを重視した設計であり、アクセルペダルをあまり踏み込まなくても十分なパワーが出ることが低燃費につながっていると考えられます。

新型ヴォクシーで人気のグレードとは?

新型ヴォクシーにはガソリン車、ハイブリッドともに「X」「V」「ZS」の3グレードがあります。

新型ヴォクシーのグレードについて
最廉価の「X」と最上級の「ZS」には約25万円の価格差があり、見た目も大きく異なります。

「ZS」にはメッキ装飾付きの大型バンパーが装備され、エアインテークの開口部もブラックアウトになっているので、「X」や「V」とはまるで違う車のような精悍さを感じさせます。ホイールも「ZS」には専用デザインの16インチが装着され、スポーティーな印象が強いです。これだけでも25万円の価値は十分感じられます。

安いグレードでも装備に抜かりはありません。「Toyota Safety Sense」などの安全装備は全グレードに標準装備されています。

また新型ヴォクシーには、「煌Ⅱ」という特別仕様車があります。これは、レクサス同様のボディカラーを採用し、メッキパーツなど内外装の質感を大幅に高めた仕様です。

さらにトヨタのレース部門である「TOYOTA GAZOO Racing」が手がけた「ZS“GR SPORT”」という仕様もあります。ボディカラーや内外装などを特別にモディファイし、スポーティーさを強くアピールした仕様です。人とは違った新型ヴォクシーが欲しい人なら、検討の価値があるでしょう。

新型ヴォクシーの人気のグレードは?

人気のあるグレードは、ハイブリッドの「ZS」です。燃費の良さに加えて見栄えも良く、なおかつ廉価版グレードとの価格差も小さいので、お得感があります。
「X」や「V」は企業幹部の送迎用などで用いられることも多いようですが、オーナーカーとしては「ZS」が一番人気のようです。

グレード 価格(税抜)
X 2,540,160〜2,771,280円
V 2,803,680〜2,978,640円
ZS 2,792,880〜2,957,040円
HYBRID X 3,003,480円
HYBRID V 3,160,080円
HYBRID ZS 3,286,440円
ZS“煌<きらめき>Ⅱ” 2,856,600円
HYBRID ZS“煌<きらめき>Ⅱ” 3,380,400円
ZS“GR SPORT” 3,246,480円

新型ヴォクシーを取り扱うのは、トヨタ系のディーラーでネッツ店のみです。発売後5年が経過しているモデルなので、交渉次第では大幅値引きも期待できます。
グレードが多いため迷う人かもしれませんが、ネッツ店の営業マンによく相談してみるといいでしょう。

トヨタの人気車種ヴォクシー、ファミリーカーには最適な1台?(まとめ)

人気のミニバン、3代目ヴォクシーは実用性が高い!
 快適な居住性、低燃費、高い質感、運転しやすさが特徴!
 9グレードから自分に最適なモデルを選べる!
 新車販売価格は250〜320万円とお手頃!

新型ヴォクシーは、扱いやすいボディサイズでありながら室内空間は広く、女性やお年寄りにも運転しやすいためファミリーカーとして最適な1台と言えるでしょう。ハイブリッドモデルは燃費も良く、ガソリン車の排気量は2Lなので維持費を抑えられます。新型ヴォクシーを検討している方は、この記事を参考にしていただければ幸いです。

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  • 2020/01に査定

    ヴォクシー ZS

    1,690,700
    2012年(H24)49千km

  • 2020/01に査定

    ヴォクシー ZS 煌Z

    1,670,900
    2013年(H25)61千km

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