買取相場 | 2020.03.20
インテリア、エクステリア豊富なバリエーションが人気!キューブの買取相場は?
Posted by UruCar
日産のキューブは、その角ばった特徴的なエクステリアにプラスして、インテリアデザインが非常に豊富な車です。 外観だけでなく、個性的な7種類の内装色から自分の好みあってカラーを選べることもポイントの一つです。 さらに運転支援機能やエコ機能も備えた性能で運転をサポート。 環境に優しく、運転のしやすい車といえます。 そんな万人受けの車ともいえるキューブですが、2019年版の最新買取相場はどの程度なのでしょうか? 今回は日産 キューブの買取相場についてご紹介します。下取り価格や売却値で失敗しないためにも、是非参考にしてみましょう。
以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください
SUMMARY
キューブの中古車市場での人気について
日産 キューブは、外観と内観のインテリアの豊富さが特徴的です。
特に座席シートの素材や色の異なる7種類のインテリアデザインから、自分の好みに合う色をセレクトできるのがポイントといえます。
窓が大きく作られている分、車の中により多くの光が入り込むことで、キューブの個性的なインテリアデザインをより美しく、魅力的なものにしてくれます。
さらに、アイドリングストップ機能が搭載されている分、環境面にも配慮された車としても特徴的な車です。
その個性的なデザインと、環境面にこだわったキューブは、発売当初から絶大な人気を誇っている分、中古車市場でも高価買取が期待できます。
数年後に乗り換える場合や、乗り潰す場合でも決して損はしない車ともいえますね。
買取査定額が期待できるキューブの人気グレード
キューブの中での、高額な買取査定額が期待できる人気グレードは、15X V Selection です。
スタンダートモデルであるキューブ 15X に、リアスピーカーやオートライトシステムなどを追加し、内装面をより重視したグレードとして、人気が高い傾向があります。
買取査定額を他のグレードと比べても、実際の買取査定額で5万円〜8万円程度の査定額が出ているようです。
査定業社に車を持っていく前には、一度自分の乗っているキューブが何グレードなのか、確認してみましょう。
買取査定額が期待できるキューブの人気カラー
キューブの中での、良好な買取査定額が期待できる人気カラーは、ブリリアントシルバーです。
少し明るい色をしたグレーカラーに、高級感溢れるデザインが年齢を問わず、幅広い購入層から人気のあるカラーとなっています。
買取査定額を他のカラーと比べても、実際の買取査定額で3万円〜5万円程度の査定
額が出ているようです。
2年落ちキューブの目安買取査定額
2年落ち2019年式キューブは、2019年いっぱいでついに生産を終えた3代目キューブの末期型で、2014年11月に電動4輪駆動グレード(e-4WD)が廃止されて以降、
追加発売されていた特別仕様車の販売も落ち着き、全車1.5リッターのFF・CVT車のみでカタログモデルは「15X」「15Vセレクション」「15G」のみとなり、
最後の特別仕様車「15Vセレクション マイキューブ」「ライダー」の販売が最後まで続けられていたモデルです。
オプション込みでのおおよその新車価格と2020年2月現在での平均買取相場は以下の通りです。
15X | 新車180万円/買取価格60万円程度 |
15X Vセレクション | 新車198万円/買取価格94万円程度 |
15X Vセレクション マイキューブ | 新車206万円/買取実績なし |
15G | 新車221万円/買取実績なし |
ライダー | 新車226万円/買取実績なし |
平均買取価格 | 77万円程度 |
平均残価率 | 約40% |
5年落ちキューブの目安買取査定額
5年落ち2015年式キューブは、2014年11月でe-4WD車が廃止されてFFのみとなったものの、
基本グレードの他に「80thスペシャルカラーリミテッド」や「コダワリセレクション」、「アクシス」、「ライダー」といった特別仕様車が多数ラインナップされていたモデルです。
オプション込みでのおおよその新車価格と2020年2月現在での平均買取相場は以下の通りです。
15X | 新車176万円/買取価格26万円程度 |
15X 80thスペシャルカラーリミテッド | 新車165万円/買取価格36万円程度 |
15X Vセレクション | 新車196万円/買取価格31万円程度 |
15X Vセレクション 80thスペシャルカラーリミテッド | 新車198万円/買取価格7万円程度 |
15G | 新車219万円/買取価格47万円程度 |
コダワリセレクション | 新車182万円/買取価格35万円程度 |
アクシス | 新車206万円/買取実績なし |
ライダー | 新車217万円/買取実績なし |
ライダー ブラックライン | 新車228万円/買取実績なし |
ライダー パフォーマンススペック | 新車235万円/買取実績なし |
平均買取価格 | 30万円程度 |
平均残価率 | 約16% |
10年落ちキューブの目安買取査定額
10年落ち2010年式キューブは2008年11月から販売されていた3代目の初期モデルで、最廉価グレードの「15S」系や、
フロントタイヤが空転した時にリアタイヤをモーターで駆動し悪路走破性をサポートする電動4WD「e-4WD」を採用した4WDグレード「15S FOUR」や「15X FOUR」系グレードが設定され、
特別仕様車「ライダー」にもe-4WDの設定があった時期のモデルです。
オプション込みでのおおよその新車価格と2020年2月現在での平均買取相場は以下の通りです。
15S(FF) | 新車160万円/買取価格5万円程度 |
15S FOUR(4WD) | 新車186万円/買取価格9万円程度 |
15X(FF) | 新車168万円/買取実績なし |
15X Mセレクション(FF) | 新車168万円/買取価格9万円程度 |
15X Vセレクション(FF) | 新車187万円/買取価格11万円程度 |
15X パーティーレッドセレクション(FF) | 新車165万円/買取価格8万円程度 |
15X インディゴセレクション(FF) | 新車173万円/買取価格10万円程度 |
15X FOUR(4WD) | 新車194万円/買取実績なし |
15X FOUR Mセレクション(4WD) | 新車194万円/買取価格18万円程度 |
15X FOUR Vセレクション(4WD) | 新車212万円/買取価格21万円程度 |
15X FOUR パーティーレッドセレクション(4WD) | 新車190万円/買取実績なし |
15X FOUR インディゴセレクション(4WD) | 新車197万円/買取実績なし |
15G(FF) | 新車210万円/買取価格11万円程度 |
ライダー(FF/4WD) | 新車221万円/買取価格11万円程度 |
ライダー プラスナビHDD(FF/4WD) | 新車241万円/買取実績なし |
ライダー ハイパフォーマンススペック(FF) | 新車235万円/買取実績なし |
ライダー ハイパフォーマンススペック プラスナビHDD(FF) | 新車256万円/買取実績なし |
平均買取価格 | 11万円程度 |
平均残価率 | 約6% |
事故車・修復歴ありキューブの場合は?
たとえ、キューブの事故車や修復歴ある車であっても全く査定額がつかないことはありません。実際に買取査定された実績をみていきましょう。
例えば、10年落ち10万キロの事故車、キューブ 1.5 ライダー の場合、3万円〜5万円程度。
同じく10年落ち11万キロの事故車、キューブ 1.5 X V セレクションの場合は1万円〜3万円くらいまでの査定額になるようです。
また、修復歴ありのキューブの場合も、27万円〜33万円までの査定額が出る可能性があります。
キューブの事故車のおおよそ買取相場は1万円〜7万円の間。
修復歴ありのキューブの買取相場は20万円〜32万円の間になります。
キューブの残価率・リセールバリューは?
キューブの残価率やリセールバリューは、当然ではありますが年式が古くなるほど減少傾向にあります。
例えば、3年落ちの1万キロ以内のキューブ XV セレクション の残価率は、55%〜58%程度。
3年落ちのキューブ 1.5ライダーの残価率は、50%〜53%くらいまでの残価率が期待できます。
3年落ちキューブのリセールバリューは、50%〜58%の間です。
3年落ちのキューブに限らず、中古車の場合は年式が新しい車ほど高額な買取金額が期待できます。
キューブを売却する際には、なるべく早い期間で買取業者に持っていくようにしましょう。
キューブを高く売るためのポイント
既に売れ筋から外れ、どうしても現在のトレンドである後席スライドドア式トールワゴンでは困る、というユーザー向けの需要が細々と残るのみの車であることから、
現状ではよほど高年式で新車同然なほど程度がよくない限り、そもそも高価買取を見込める車でありません。
普段の手入れや査定前の洗車や車内清掃といった基本的なポイントを抑えるのはもちろんですが、どうにか査定アップを見込もうと考えるのであれば、
アルミホイールなど車そのもの以外でのプラス要素を仕込んだり、タイヤもなるべく溝が残っていて交換不要な新しいものを履いておく、といったプラス要素を追加予算が発生しない範囲で配慮しておく必要があります。
キューブの走行距離による値動きの変化
キューブの2020年2月現在における走行距離ごとの買取相場を紹介します。
15万km台:8.5万円~8.5万円
14万km台:5.1万円~5.1万円
13万km台:5.1万円~5.1万円
12万km台:5.1万円~9.0万円
11万km台:6.1万円~9.9万円
10万km台:5.1万円~10.9万円
9万km台:5.1万円~15.7万円
8万km台:5.1万円~26.5万円
7万km台:5.1万円~29.0万円
6万km台:6.1万円~40.6万円
5万km台:5.2万円~41.2万円
4万km台:6.0万円~65.4万円
3万km台:5.2万円~60.3万円
2万km台:5.1万円~81.8万円
1万km台:19.7万円~94.0万円
上記で14万km台以上の買取例は全て2014年11月以降のキューブには設定のなくなったe-4WD車で、
10万kmを超えたキューブではたとえ最終モデルであれ、3~5万円を超えるようなマトモな買取価格がつくものは、
そうした後に廃止された4WD車、人気の特別仕様車、よほど程度のよい車などプラス要素があるものだけです。
8万km台を切ったあたりから、部品取り車レベルではない価格のつく車が出てきますが、
それも2019年12月まで生産されていた最終モデルの比較的高年式で程度のよいものに限り、
10年落ちのFF車で特別仕様車でもないとなれば、いくらかでも買取価格がつけばよしと考えねばなりません。
キューブを売るのにベストなタイミングは?
2020年2月現在での最終モデル、3代目が登場する頃までは人気のあったキューブですが、その頃から軽自動車で後席スライドドアをもつ軽スーパーハイトワゴンがブームとなり、
小型トールワゴンでも3代目スズキ・ソリオ(2010年)から後席両側スライドドア車の人気が出ると、キューブのように後席ドアが通常のヒンジドア式なトールワゴンはすっかり時代遅れ、
あるいはより小型の軽トールワゴンに取って代わられてしまいました。
そのため現在では、後席スライドドアでは納得のいかない、あるいは2代目以来キープコンセプトなキューブのデザインがよほど気にいっているユーザー向けの根強い需要を除けば、
新車需要も中古車需要も多くはなく、現状で高価買取を期待できるのは2014年11月以前に販売されていたe-4WD車、FF車ならそれ以降の高年式車がいくらか高価、という状態です。
わずか1年落ちにも満たない2019年式でも平均残価率40%程度なので、現状でキューブを売却しなければならないユーザーにとっては、なかなか厳しい状態といえます。
ただし、2019年12月に生産終了、2020年に入ってから在庫販売のみとなっていつ販売終了してもおかしくない状況で、後継車が販売される予定も今のところはないため、
販売終了以降は「後席スライドドアではない車、最後のキューブで高年式」ということで希少価値が生まれ、2014年式の4WD車か、2020年半ば以降でも初回車検までの期間がタップリ残る2018年式以降の車ならば、
あるいは高価で売り抜けられる可能性があるかもしれません。
場合によってはそれ以前のキューブも再評価を受ける可能性がありますから、勝負をかけるとすれば最終モデルの販売終了以降だと思われます。