引用:Tao280m https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BBAE86

旧車・絶版車購入ガイド | 2019.12.17

一度は所有したい!伝説のFRスポーツ、トヨタ「AE86」を手に入れる方法とは!?

Posted by 菅野 直人

現在でも根強い人気を誇るトヨタ「カローラレビン/スプリンタートレノ」(AE86)。しげの秀一氏の漫画「頭文字D」やプロレーサーの土屋圭市氏がドリフトや峠走行に用いたことで爆発的な人気となり、生産終了から30年以上が経過した今でも人気は衰えずヒストリックカーのような存在になりつつあります。現在AE86を中古車で購入するなら、どのような点がポイントとなるでしょうか?

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以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください

AE86とは

1983年5月、当時のトヨタを代表していた大衆車「カローラ」および兄弟車の「スプリンター」が5代目E80系へとモデルチェンジされる際、それまでの保守的なFR(フロントエンジン・後輪駆動)レイアウトからFF(フロントエンジン・前輪駆動)へと変更されましたが、スポーツタイプの2ドアノッチバッククーペ/3ドアハッチバッククーペ版「カローラレビン」と「スプリンタートレノ」(以下、AE86)はFRのまま残されました。

これは、カローラ/スプリンターのバン/ワゴンモデルがFRの旧モデル(E70系)を継続生産していたためにできたことでしたが、トヨタとしてはFFスポーツとして3ドア/5ドアハッチバックの「カローラFX」を別で用意し、FRスポーツのAE86と比較する意味合いもあったという説もあります。

次代のE90系からFF化されたこともあって、結果的に「トヨタ最後のコンパクトFRスポーツ」となったAE86ですが、単に先代TE71型から軽くお化粧直しした程度ではなく、かなり気合の入ったモデルチェンジが行われていました。

プラットフォームは同じなのでホイールベースこそ同一でしたが、やや全長を縮めてボディは軽量化され、スポーツグレードのAE86ではエンジンが同じ1.6リッター直列4気筒DOHC自然吸気でも、TE27型以来使われていた2バルブの「2T-GEU」(115馬力)から、新開発で4バルブの「4A-GEU」(130馬力)へと変更、小気味よく回る高回転高出力型エンジンでパワーウェイトレシオも向上しました。

ボディデザインについては、レビンはフラッシュサーフェス化されていかにも空気抵抗が少なそうなフロントマスクを採用。北米版レビンの「カローラGT-S」と同じフロンマスクを持つトレノは、北米の法規制に合わせた規格型ヘッドライトのリトラクタブルライトによるスーパーカー風マスクで、それぞれ近代的な雰囲気を出していました。

発売当時、既に市場では2.0リッター以下の大衆車でFF化が進んでいたこともあり、FRスポーツのAE86は大歓迎されましたが、1987年に生産終了、FFのAE92型へ移行してから8年後の1995年、ヤングマガジンで連載開始された走り屋ドリフト漫画「頭文字D(イニシャルD)」の主役マシンとしてAE86が大抜擢! 最新の格上マシンを次々に破り去るシーンの連続によって人気が再燃しました。

さらにJGTC(現在のSUPER GT)のGT300クラスでAE86のGTマシンが走るなど、一躍「最後のコンパクトFRスポーツ」として大人気となり(実際はマツダ・ロードスターやスズキ・カプチーノもあったのですが)生産終了後、一時は過去の遺物として中古車市場でも持て余されていたAE86の価格が高騰しました。

「頭文字D」をキッカケに燃え上がったドリフトブームでS13型日産「シルビア」などとともに主力マシンとして活躍、人気は現在まで続く一方、中古車のタマ数は激減しており、下位グレードとして存在していたAE85型(1.5リッター直列4気筒SOHC自然吸気エンジン搭載)すら部品取りや改造ベース車として買い取られて現在はすっかり枯渇してしまいました。

生産終了から30年以上が経った現在では純正部品の供給も少なくなり維持が困難になっているほか、トヨタ自身がAE86のスピリット(魂)を受け継ぐ存在として2.0リッタースポーツクーペのトヨタ「86」とスバル「BRZ」をスバルと共同開発(2012年発売)したことにより、世代交代も確実に進んでいます。

AE86の中古車相場

大手中古車検索サイトによると、2019年11月現在のAE86の中古車相場は以下の通りです。

AE86型カローラレビン
(販売期間1983年5月~1987年5月)
110万円~445万円:71台・ASK:12台
AE85型カローラレビン
(販売期間1983年5月~1987年5月)
89万円~253万円:2台
AE86型スプリンタートレノ
(販売期間1983年5月~1987年5月)
123万円~410万円:52台・ASK:5台
AE85型スプリンタートレノ
(販売期間1983年5月~1987年5月)
0台

当時から人気が高く販売台数の多かったレビンの方がタマ数は豊富で、その上頭文字Dでの活躍がさらに拍車をかけたのか、トレノは少なくなっています。

とはいえどちらも今やタマ数不足に変わりはなく、走行距離や程度の差、改造の度合いなどに関わらず販売されているのはいずれも貴重な車であることに変わりありません。どちらもワンオーナーフルノーマル車、あるいはそれに準じたレストア車両はプレミア価格というのが現状です。

AE86のオススメグレードは、もう買う人の好みが全て!

AE86にはトヨタオート多摩がトレノの2ドアクーペをベースに作った「コンバーチブル」や、後期トレノに存在する400台限定2ドアクーペ特別仕様車「ブラックリミテッド」といった特殊なモデルを除き、基本グレードはレビン/トレノともに以下の3種類です。

GT-APEX 最上級グレード(2ドア/3ドア・5MTおよび4AT(後期型のみ))
GT-V 競技ベースグレード(2ドア・5MTのみ)
GT 競技ベース&廉価グレード(2ドア・5MTおよび4AT(後期型のみ))

その他AE85には「SR」「SE」「XL/XLリッセ(トレノ)」「GL/GLライム(レビン)」があったものの、現在市場にはほとんど出回っていません。

装備面ではもちろんAE86のGT-APEXがもっとも豪華となりますが、いずれにせよ1980年代前半基準でエアコンやパワステがあったとしても、2019年現在となってはあってもなくても価値は変わらず、こだわる必要性は特にないでしょう。GT-Vのみノーマルでクイックステアリング(ロックtoロック3.0回転)といった違いはあるものの、改造車が多い実情ではそんなことより「2ドアか3ドアか」、「固定式ヘッドライトのレビンか、リトラのトレノか」といった、デザイン上の好みで選ぶしかありません。

非常に高価なプレミア価格のワンオーナー車やフルノーマル車を購入しない限り、どれもメンテナンスや修復を前提に購入すべき車であり、細かい程度を気にしても仕方がありませんから、純粋に好みや販売されている場所から近くて陸送代が安いかどうかなどといった基準で、予算内から選ぶしかないでしょう。

AE86の中古車選びの注意点

何しろ古い車なので、ワンオーナーフルノーマル車の中でも程度極上、あるいはフルレストア車を購入しない限りは何かしらの問題を抱えているのが普通です。そのためAE86の専門店か、古い職人が自ら運営、または在籍しているショップとお付き合いを持たない限り、安易に維持し続けられる車ではないと心得ましょう。

たとえば外装パーツがドアミラーなども含めて欠品しているケースを考えれば、レストアすら自力で可能なショップでもなければ、何かトラブルが起きた時には車庫にしまっておくか手放さないといけなくなります。
しかし、そうしたショップと付き合いがあるのなら、たとえエンジンがノーマルであろうとなかろうと、ボディが歪んでいて真っ直ぐ走らない、キシミ音や各種異音が常に起きているなど問題があろうと、直せば済む話なのです。

つまり、たとえ昔はありふれた大衆車であったといっても、30年以上前の車を維持するというのは相応の手間と予算、いつ壊れても動じないという気持ちが不可欠であり、それさえあればどれを選んだとしても問題ないということ。

逆にいえば、そこまでの気構えができない場合、大金を投じて最初からレストア済みの車両を買うのが一番。「ワンオーナーフルノーマル車」はイコール程度良好を意味しないため、あまりそこにこだわる必要はないともいえます。

AE86の中古車の維持費目安

どこかにぶつけた、故障したという場合、純正部品が枯渇しているため何かと大金が必要になる以外は、ターボ化など高度なチューニングを受けたり、オーバーフェンダーを組んで車格に対してかなり太いタイヤを履くのでもない限りは、日常的な維持費がそうかかる車ではありません。

自動車税については全て初年度登録から13年超の重加算税対象車ですから、総排気量1.5リッター超2.0リッター以下の45,400円。実燃費はフルノーマルと仮定した場合、ヤマハの手が入ったエンジンとはいえあくまで1.6リッター自然吸気ですから実燃費は11~12km/L程度です。

一応は気を使ってハイオクガソリンを入れるとして、2019年11月現在のハイオクガソリン平均価格が約153円程度、仮に月1,000km走るならば月14,000円程度のガソリン代がかかり、年間のガソリン代が約17万円に自動車税45,400円を合わせ、最低22万円程度が最低年間維持費の目安でしょう。

その他、駐車場代やタイヤ代、車検代や整備代、任意保険代などはユーザーの環境次第なので、購入後にどのような維持費がかかるかは各自計算してみてください。日常的に部品不足に悩まされる車ですから、ネットオークションなどを常にチェックして、その時に必要かどうかに関わらず後で困らないよう部品を購入してストックしたり、急な修理や整備に対応する予算を確保したりというのも不可欠です。

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