引用:Daniliuc Victor / Shutterstock.com

コラム | 2021.05.11

通勤車でもソロキャン、会社帰りに即直行!相棒にふさわしいコンパクトSUV5選

Posted by KAKO MIRAI

日頃のストレスをどのように発散していますか?コロナ禍にあって、自由に行動することもままならない日々です。例えば会社帰りに、ふらっとキャンプに出掛けられたら楽しいかもしれません。一人で自由気ままに過ごせる時間は、最高のリラックスタイムです。そんな時間を共に過ごせる頼もしいSUVをご紹介していきましょう。

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ソロキャンを楽しむ極意

「おひとり様」という言葉が耳になじむようになってきたのは、もうずいぶん前のこと。今ではカラオケや焼き肉などさまざまな場面を一人で楽しむ人が増えてきました。そして2020年の流行語大賞のトップ10に選ばれたのは「ソロキャンプ」です。

究極の一人をどう過ごすのか、ちょっと哲学的な感じがしませんか。そんなソロキャンを楽しむ極意をご紹介してまいります。

・いつでも行くことができる

これぞ今回の目標ですが、キャンプ道具さえ車に積み込んであれば、そのまま出かけることも可能です。早めに退社してそのままキャンプ場に向かうことだってできます。もちろん季候にもよりますが、浜辺でキャンプもありです。

・なんと言っても自由

暗くなる前に設営を行うことが鉄則ですが、まずは一杯飲んでしまうこともできます。好きなことをしても誰にも邪魔されることはありません。また早くやらなければと、気を遣うこともないのです。

・自分好みのスタイルで楽しむ

例えば究極のスタイル、ハンモックで眠るとか、和風の空間を作り上げてみるのも楽しそうです。各国の生活様式スタイルを取り入れて、自分だけの安らぎ空間を作り上げてみるのもいいかもしれません。

・考え事ができる

ゆっくりとした時間の流れの中で、気持ちの整理をすることもできるでしょう。毎日仕事に追われ、忙しく過ごす時間の中には、まったりとする時間など皆無ではないでしょうか。まったりとした時間は、心に余裕をもたらしてくれるかもしれません。

・自然と向き合える

普段は感じることのできない風を感じたり、美しい夕日や朝焼けを目にしたりすることもあるでしょう。夜空を天体観測することもできます。また夜の静けさの中で、焚火の音に耳を傾けるなど、普段の生活では気づかない自然の雄大さを目の当たりにするのではないでしょうか。

・食事スタイルも自由

「キャンプご飯」は最近流行りの、インスタ映えするような食事を作ることもできます。タコスやフランスの煮込み料理シュークルート、ダッジオーブンでローストチキン。でも誰に見せるわけでもないご飯は、どんなものでもいいのです。

結局ソロキャンでよく聞くのは、カップ麺だったり缶詰飯だったり。作りたくなければ無理に作る必要はありません。作りたいときに、好きなものを食べることが最高に幸せを感じる時間なのかもしれません。

・趣味の時間を持つ

普段は時間が取れない読書や漫画をじっくり読むことのほかに、旅行のように温泉巡りやご当地ご飯を楽しむことも。登山やトレッキング、カヤックやマウンテンバイクなどの趣味に走ることもできます。

例えばゲームを楽しむ時間を持つことも、全く問題はありません。焚火やコーヒーの焙煎、燻製づくりなども定番といえば定番です。誰にも気を使わなくてもいい、究極の自由といえるでしょう。

有名人たちもハマるソロキャン

Lano Lan / Shutterstock.com

ソロキャンといえば、芸人ヒロシさんといっても過言ではありません。過酷な山にもソロで挑戦するガチキャンパーです。『YouTubeのヒロシチャンネル』では、ソロキャンの楽しさを紹介してくれています。

一人黙々とキャンプをしている様子が映し出されているのですが、とても美しい映像です。暗闇の中に焚火のパチパチとはぜる音がする一瞬、木立の中落ち葉が躍るように舞い落ちる瞬間、コーヒーに写り込む青空などをとても美しく見せてくれます。

こんな時間はひとりでなければ過ごせないと思えるかもしれません。そんなヒロシさんの相棒は『スズキ・ジムニー』です。1981年から1999年に製造されていた幌タイプ。選んだ理由は日本の狭い林道に一番似合うからと語っています。

『ジムニー』の高い走破性は、軽自動車の域を超えており、国内のみならず海外でも高い評価を得ているほどです。耐久性も強度も兼ね備えたラダーフレームを使用したモノコックボディは他の追随を許しません。

ヒロシさんの人気が高まるにつれ、人に話しかけられることが多くなり、自由にソロキャンプを楽しむことができなくなってきました。そこで、山を購入し、現在は山の整備を進めることがひとつの楽しみになってきたと語っています。

そんなヒロシさんを筆頭にソロキャン仲間が集まり「焚き火会」が結成されました。バイキングの西村さんもその一人です。ヒロシさん同様に山を購入し、好きなキャンプを堪能しています。

西村さんの愛車は『トヨタ・ランドクルーザー』いわゆる80です。1989年から1997年に製造されたモデルで、現在でも根強い人気があります。『ランクル』の愛称で親しまれる世界的に著名なクロスカントリ―です。

高い走破性と耐久性は高い評価を受けており、20万キロを超えても現役で走行している個体も多く存在します。西村さんの80は、ヘッドライトを丸目に取り替え、フロントのロゴマークは『TOYOTA』にカスタマイズされた、こだわりの一台です。

その他にもロンドンブーツ1号2号の二人もソロキャンのYouTubeを投稿しています。淳さんは『スズキ・エブリィ』、亮さんは『ダイハツ・ハイゼットトラック』をそれぞれ一から改造しています。

ソロキャンプ好きの芸能人達も、自分の愛車にさまざまなこだわりを持っていることが分かるのではないでしょうか。

ソロキャンに似合うSUV5選

では早速、実用を兼ねたソロキャンに似合う車をご紹介していきましょう。

スズキ・ジムニー

Daniliuc Victor / Shutterstock.com

初代が発売されたのは1970年に遡ります。四駆の特性をフルに活かし、耐久性に優れたラダーフレームを採用。オフロードでありながらモノコックボディを持ち、サスペンションは独立懸架式と、国内のみならず海外でも高い評価を得てきました。

45年以上の長い歴史の中でモデルチェンジはわずかに3回のみ。とにかく悪路走破性が高く積雪地帯や山岳地帯のパトロールカーに使用されているなど、簡素で頑丈なボディが魅力です。

『ジムニー』には「ブレーキLSDトラクションコントロール」が採用されており、左右輪のどちらかが空転するという悪路でその威力を発揮します。その場合には駆動力を確保するため、「4L(4WD低速)」に切り替えると空転した車輪にのみブレーキが作動。

エンジントルクを落とすことなく、地面に接地したタイヤの駆動力を確保することで、高い脱出性能を実現しました。長い歴史の中で培われてきたDNAはそのままに、メカニズムの進化は止まりません。

オフローダーの『ジムニー』をキャンプ仕様にするには、ルーフラック、ルーフボックスを取り付ければ、荷物を濡らすことなくなります。またキャンプでは荷物の盗難などの心配もありますが、カギを掛けることができるため安心です。収納もスタイリッシュに行えるのではないでしょうか。

例えば車中泊を行うなら、キット式のベッドもいろいろと販売されています。テントで過ごすもよし、面倒なら車中泊という手もあるでしょう。どこにでも入っていける『ジムニー』は心強い相棒です。

ダイハツ・ロッキー

https://www.daihatsu.co.jp

1990年に登場した『ロッキー』は、当時流行っていたライトクロカンです。1997年に販売終了となっていましたが、2019年にクロスオーバーSUVとして再登場しました。窪田正孝さんのCMが記憶に新しいところです。

初代のライトクロカン時代には、リアの取外しが可能なハードトップ。当時はその斬新さが話題を呼んでいます。『ダイハツ』のスモールカーは、性能、価格ともに定評がありコンパクトSUVとして人気が高いといえるでしょう。

『トヨタ・ライズ』のOEMで5ナンバー。1Lのターボエンジンが採用され、きびきびとした走りが魅力です。『トール』に搭載されている加速性能をさらにアップさせました。アクセルレスポンスが良く素早く立ち上がり、コーナの多い山道ではトルクフルな走りを実現。

ラゲッジには「アンダーラゲッジ」「下段」「上段」の3モードで、キャンプ用品を積みっぱなしでも余裕があります。仕事終わりに速攻で出かけることは十分可能といえるでしょう。

気持ちよい走行性能で、キャンプまでの道のりも心躍る回転フィールを楽しめそうです。

トヨタ・ヤリスクロス

https://toyota.jp/yariscross/

2020年の夏に登場したコンパクトSUV『トヨタ・ヤリス クロス』。まさか、『ヤリス』からSUVとは思いもしなかった人も多いのではないでしょうか。話題と人気の両方を手にした『ヤリス クロス』が、キャンプにもってこいの理由とはなんでしょうか。

無駄をそぎ落としたコンパクトボディ、操縦安定性、運転性能、燃費性能を重視して開発されました。低重心化を図り車高の高さを感じさせず、またドライビングポジションも低めに設定されています。

パワートレインは1.5Lの直3ダイナミックフォースエンジンは、クラストップレベルの低燃費を実現。また低回転域からトルクフルな加速フィーリングで軽快な爽快感と燃費向上を両立させています。

また1.5Lのハイブリッドは、システム出力の向上とアクセル操作のレスポンスにより、コントロール性能が向上しました。長距離運転も気持ちよく走ることができそうです。駆動方式もFFと4WDが用意されています。

キャンプといえば、近場でも行えますが、ちょっと足を延ばしたくなることもあるでしょう。その際に燃費を気にすることなく出かけられるというのは大きなアドバンテージ。また場所によっては坂道やぬかるみなど、普段とは異なる走行性能が求められる場面も多いものです。

路面に合わせた自動制御システム「ダウンヒルアシストコントロール」が採用されているので、急な坂道やぬかるみなどで不安を軽減してくれます。ハイブリッド車には外部電源も設定されており、キャンプ場でも電気製品を使用することも可能です。

日産・キックス 

https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/kicks/specifications.html

日産の最新技術といえば、ハイブリッドシステムの「e-POWER」と、自動運転支援システム「プロパイロット」ではないでしょうか。国内では10年ぶりの新型車となる『キックス』には両方のシステムが搭載されました。

「e-POWER」はガソリンで作ったエネルギーを電気モーターで駆動するというもの。ハイブリッドシステムでいうところの「シリーズ・ハイブリッド方式」が採用されています。つまりガソリンを入れておくだけで、充電の必要はありません。

『ノート』や『セレナ』で導入済みのこのシステムですが、『キックス』への搭載にあたり、バッテリーとモーター間で電力のやり取りを行うインバーターに改良を加えました。その結果最高出力が19%向上しています。

『キックス』には純正オプションにキャンプで活躍しそうな装備は設定されていません。しかし社外品で十分に賄える商品が充実しています。ひとつひとつ探しながら、「これは使えるかも」という商品に出会えたら嬉しいものです。

ソロキャンプは、自分にとってのみの居心地の良さを求めるものです。誰かにとっては邪魔なものが、自分にとっては大切だったりする。それでいいのではないでしょうか。例えば収納性能を向上させるために天井収納を作ることもできるのではないでしょうか。

ハイルーフだからこそできる収納方法で、釣りが趣味ならば釣り竿の収納なども簡単にできます。『キックス』はラゲッジルームの床下収納は設けられていないため、少しでも収納スペースを増やす工夫が必要かもしれません。

ジープ・レネゲード

www.jeep-japan.com/renegade-bv.html

『ジープ』の歴史は1940年にまで遡ります。アメリカ陸軍の要請によって開発された小型四輪駆動車が『ジープ』の始まりです。アメリカ軍の要請内容は非常に厳しいものでした。49日で試作車を完成させ、75日で70台の試作車を作るというものです。

更に地雷を踏んで2本のタイヤを失った場合、スペアタイヤを含む3本で100㎞の走行が可能。また車載工具で全ての修理が可能なもの、という過酷な条件で誕生したのが『ジープ』でした。『レネゲード』はそんな長いブランドの伝統を継承した「セブンスロットルグリル」と台形のホイールアーチを採用しています。

また1940年代の米軍がガソリンの運搬に使用していたジェリー缶をモチーフに採用。「×」型のデザインがテールランプに施されているほか、室内にも数多く隠されている遊び心満載のデザインです。

「ブッシュクラフト」という言葉を知っていますか。必要最低限の荷物だけを持ち、アウトドアの知識や技術を駆使してサバイバルを行うことを楽しむものです。キャンプ上級者から注目を集め、近年話題になることもあるミニマムキャンプの究極系とも呼ばれています。

「ブッシュクラフト」に『ジープ』の歴史はよく似合うといえそうです。またストイックにキャンプを楽しむには『レネゲード』の選択はありといえるでしょう。

まとめ

こんな時代だから、ひとりを楽しむ、またソロキャンを行うことで家族への思いを再確認することもできるかもしれません。いろいろな意味で思い立ったら即実行、そこにはいつもの相棒がいてくれる、そんな最高のシチュエーションを実行してみてはいかがでしょうか。

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