引用:Tokumeigakarinoaoshima

旧車・絶版車購入ガイド | 2020.01.30

走行性能だけじゃない!ATやワゴンも選べる三菱「ランサーエボリューションVII~IX MR」

Posted by 菅野 直人

2001年の三菱「ランサーエボリューションVII」から進化を極めて最終型の「ランサーエボリューションIX MR」など2020年現在でもモータースポーツの最前線で使われている第3世代ランサーエボリューション。それまでのモータースポーツ一辺倒から豪華GT路線、AT車やステーションワゴンモデルの登場により、新たな可能性を模索したモデルでもありました。

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以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください

第3世代ランエボ(VII~IX MR)とは

2000年5月、三菱の小型セダン「ランサー」が6代目へとモデルチェンジして「ランサーセディア」と改名。それに伴い、それまでランサーへ1クラス上のスポーツセダン「ギャランVR-4」のメカニズムを押し込み小型軽量パワフルな4WDターボマシンとして2世代7進化で活躍していた「ランサーエボリューション」(ランエボ)の行く末にも注目が集まりましたが、2001年2月に第3世代目のランエボこと「ランエボVII」として晴れてバージョンアップしました。

2.0リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンの名機「4G63」を搭載する4WDの4ドアセダンという点では変わらず、モータースポーツベース車の「RS」と、車格に見合った快適装備充実版「GSR」というラインナップも不変でしたが、このランエボVIIからサイドブレーキを引いた時に後輪の駆動を切ることができるDCCD(ドライバーズコントロールデフ)が装備されるようになり、ジムカーナ競技などスピンターンを要する舗装系競技での戦闘力がさらに増しています。

2002年2月にはランエボ初のAT車として、5速ATの「ランエボVII GT-A」も登場。これはランエボの定番だったボンネット開口部レス仕様も準備するなどファミリーカー用途で家族からの不安にも配慮した新しい試みでしたがさほどウケなかったようで、第3世代の4ドアセダン版ランエボとしては最初で最後のAT車となりました。

その後も進化を続け、5速MTも選べるRSを除けば6速MTとなった「ランエボVIII」(2003年1月発売)、アルミ製ルーフパネルで軽量化するなど“ランエボ8.5”的な「ランエボVIII MR」(MRはMitsubishi Racingの略。2004年2月発売)、そしてGSRから電子制御デフを機械式LSDに、6速MTを5速MTにするなど簡略化して安価にした「GT」が追加され、ついにMIVEC化された4G63を搭載する「ランエボIX」が2005年3月に発売されました。

このランエボIXの時期には通称“エボワゴン”とも呼ばれるステーションワゴンタイプの「ランサーエボリューションワゴン」も登場し(2005年9月発売)、5速ATの「GT-A」と6速MTの「GT」をラインアップしました。

そしてタービンのレスポンスアップなどの改良を行い、いよいよ第3世代ランエボ最終モデルとなる「ランエボIX MR」は「ランエボワゴンMR」ともども2006年8月に発売され、次の「ランエボX」は1クラス大きい「ギャランフォルティス」がベースとなったため、これが小型セダンのランサーセディアをベースとして発展し続けてきたランエボの決定版となりました。

よりパワフルなエンジンを搭載するとはいえ100kgほど重く、全幅も1,800mmを超えるなど大柄なランエボXと比べて小型軽量の第3世代ランエボを好むユーザーは今でも多く、国内外のモータースポーツでは生産終了から10年以上たった2020年現在でも一線級マシンとして活躍し続けています。

第3世代ランエボ(VII~IX MR)の中古車相場

大手中古車検索サイトによると2020年1月現在、第3世代ランエボ(VII~IX MR)の中古車相場は以下の通りです。
※新車価格はいずれも税別。

ランサーエボリューションVII(2001年2月発売)

GSR:93万円~238万円:27台
RS:流通なし
GT-A(2002年2月発売):40万円~109.8万円:33台
(新車価格:251.8万円~330万円)

ランサーエボリューションVIII(2003年1月発売)

GSR:100万円~274万円:28台
RS:流通なし
(新車価格:274万円~329.8万円)

ランサーエボリューションVIII MR(2004年2月発売)

GSR:167万円~269万円:21台
RS:流通なし
(新車価格:274万円~339.8万円)

ランサーエボリューションワゴン(2005年9月発売)

GT-A:65.9万円~159万円:12台
GT:139万円~288万円:12台・ASK(価格応談):1台
(新車価格:325万円~330万円)

ランサーエボリューションIX(2005年3月発売)

GSR:148万円~359万円:30台
GT:229万円~358万円:4台
RS:流通なし
(新車価格:280万円~340万円)

ランサーエボリューションIX MR(2006年8月発売)

GSR:158万円~459.9万円:24台
RS:流通なし
(新車価格:272万円~345万円)

ランサーエボリューションワゴンMR(2006年8月発売)

GT-A:流通なし
GT:198万円~328万円:4台
(新車価格:325万円~332万円)

現在でも一線級のスポーツカーとして活躍できる性能を持ち、比較的新しいために流通台数も第2世代までに比べれば多い第3世代ランエボですが、高価格帯という事ならやはり新しくてエンジンにも可変バルブ機構MIVECがついた、ランエボIX以降です。

特に第3世代最終モデルにして歴代ランエボ最強といえるランエボIX MRなどにプレミア価格がついていますが、競技用途などで上位を狙うなら専門店でRS(の、用途に見合ったチューニングを受けた車)を購入した方がよいですし、高性能スポーツセダンとして考えれば、プレミア価格もある程度は納得できるかもしれません。

第3世代ランエボ(VII~IX MR)のオススメはラインアップが豊富だけに困るところ

今から中古車で購入するのにオススメな第3世代ランエボといえば、多少程度の差こそあれ同時代の車と比較しても高価格帯が相場ですし、どうせなら最強のランエボIX MRをオススメしたいところです。ただし、この世代のランエボで唯一のATでセダンなランエボVII GT-AはAT限定免許のユーザーにオススメしたい車ですし、ランエボワゴン / 同MRのGT-Aも同様です。

また、ランエボワゴン / 同MRのGTは6速MTで操る楽しみがあるスポーツワゴンとしては最強クラスですから、諸事情によりどうしてもサーキット走行会やジムカーナにも参加できるステーションワゴンが欲しい!というユーザーには最高の選択肢となります。

同じ理由で、快適装備は省けないが、電子制御デフより機械式LSDを組み、軽量な5速MT車でモータースポーツしたいというなら、ランエボIXのGTはタマ数こそ少ないもののうってつけでしょう。

そうした制約のあるユーザーを除けばランエボIX MRを買っておけば、満足感が得られるのは間違いありませんし、多少高くとも後々のリセールバリューで取り返せます。

第3世代ランエボ(VII~IX MR)の中古車選びの注意点

ランエボIX MRでも14年近く昔の2006年発売、ランエボVIIなど2001年発売ですから気がつけばもう20年オチが目の前。その上、スポーツ走行などに使われた車が多いとなれば、年式相応の経年劣化は覚悟して乗らねばならず、特にランエボワゴンはステーションワゴンゆえにテールが重く、開口部が大きいために激しい走りをしていたことが予想されます。ですからそれらの車では、ボディの歪みに起因したバックドアの締まり具合や雨漏りもチェックが必要です。
また、新車販売当時はオリビエ・ブーレイのデザインしたフロントグリルが三菱マークの貼られた中央の富士山部分ゆえに冷却性能に難ありとも言われましたが、サーキット走行会や競技会にでも持ち込まない限り、街乗りレベルではさしたる問題にならないでしょう。むしろそうした評価ゆえにランエボVIIIや同MRは中古車相場が安いので、あえてそれらを選ぶのもアリかもしれません。

第3世代ランエボ(VII~IX MR)の中古車の維持費目安

モータースポーツ専門店で改造済みの車が販売されているRSではなく、一般的な中古車店で販売されているGSRの場合、基本的にスポーツ走行がメインの車とはいっても高性能GT的に使われた車が多いです。それに加えて、第2世代ランエボ時代までのようにジムカーナやサーキット走行会に一般ドライバーが多数出場している時代の車でもないため、比較的状態がいい車が多いと想定されます。年式も比較的新しいため、頻繁な修理や整備まではまだ考えなくともよいでしょう。

それを踏まえた上で、まず自動車税については全て新規登録から13年以上が経過したため重加算税対象となっており、総排気量1.5リッター超2.0リッター以下で45,400円です。

実燃費は平均すると8km/L前後で、2020年1月現在のハイオクガソリン平均価格が約155円程度として、仮に月1,000km走るならば月19,000円程度のガソリン代がかかり、年間のガソリン代が約23万円。それに自動車税を合わせ、約29万円程度が第3世代ランエボ(VII~IX MR)における最低年間維持費の目安となります。

ランエボは盗難率も高いため駐車場の環境によってはセキュリティや保険もそれなりに費用をかけておかねばならないことや、必要な時に性能を存分に発揮するためタイヤ代やオイル代などは相応にかかる点には注意が必要ですが、その他ユーザーの環境次第で変わってくる購入後の駐車場代やタイヤ代、車検代や整備代、任意保険代などは各自計算してみてください。

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