買取相場 | 2024.12.05
走りが自慢のスポーツワゴン、スバル レヴォーグ。査定価格は走行距離とカラーで大きな差が出る?
Posted by spq_mas
スバル レヴォーグは、2014年に販売を開始した比較的新しいモデルですが、そのルーツは名車「レガシィツーリングワゴン」にあります。レヴォーグは、スバルが誇る技術と伝統を継承しながら進化を遂げた、由緒正しいモデルといえるでしょう。 ほとんどのグレードでアイサイトを標準装備し、スバルならではのシンメトリカルAWDに加え、低重心で高出力なボクサーエンジンを搭載。これにより、安全性・快適性・走行性能を高次元で融合させた車として高い評価を受けています。 この記事では、レヴォーグの中古市場での買取相場や売却時のポイントなどを詳しく解説します。レヴォーグの売却や乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
以下の文中の買取査定額は、投稿日時点での目安になります。実際の査定額については相場状況や車両の状態によって大きく変動しますので、あくまで参考金額としてご覧ください
引用元:SUBARU公式サイト
【レヴォーグの基本情報】
メーカー | スバル | 車両タイプ | ステーションワゴン |
新車価格 | 286~405万円 | 発売日 | 2014/06/20 |
ハンドル | 右 | 車両重量 | 1540~1570kg |
動力分類 | エンジン | 駆動方式 | 4WD |
排気量 | 1599~1998cc | 定員 | 5人 |
燃料 | レギュラー / ハイオク | トランスミッション | CVT |
燃料タンク | 60L | 燃費 | 13.2~16km/L |
※実際の数値などはグレードによって異なります、詳細は公式サイトでご確認ください。
【最新】スバル レヴォーグの価格相場・使用年数・走行距離設置
今月の買取参考価格 | ¥777,000~¥3,2520,000 |
平均使用年数 | 7年 |
平均走行距離 | 69,100km |
SUMMARY
レヴォーグの中古市場での人気について
レヴォーグは、優れたAWD性能による高い安定性と、広い荷室を備えたステーションワゴンとして、ユーティリティ性に優れた人気の車種です。スキーやスノーボード、キャンプなどのアウトドアシーンでも活躍し、高速道路ではアイサイトやハイパワーエンジンによるストレスフリーな走行が可能で、多くのドライバーに支持されています。
しかし、デビューから5年の間に一度マイナーチェンジが行われたことや、2016年以前のモデルでは一部グレードでアイサイトがオプション設定だったこともあり、2016年以降のモデルと以前のモデルでは、中古市場での買取価格に大きな差が見られる点が特徴です。
買取査定額が期待できるレヴォーグの人気グレード
買取査定額が期待できるレヴォーグの人気グレードについて見ていきましょう。レヴォーグには1.6リッターモデルと2リッターモデルがラインナップされており、日本の税制上、どちらも自動車税額に違いはありません。
燃費性能においては1.6リッターモデルが優れている一方で、走行性能では2リッターモデルが圧倒的なパワーを誇り、特に2.0GT-Sや2.0STIスポーツといったグレードが中古車市場で高値で取引されています。そのため、スポーティな走行性能を求める層にとって2リッターモデルは非常に魅力的で、買取査定でも高評価を得やすい傾向があります。
買取査定額が期待できるレヴォーグの人気カラー
レヴォーグの買取査定額を高める人気カラーには、クリスタルブラックシリカやクリスタルホワイトパールが挙げられるでしょう。これらのカラーは市場での需要が高く、他の色に比べて査定額がプラスになる傾向があります。その価格差はおおよそ4万〜6万円程度になることが多いようです。
また、往年のWRCカーを彷彿とさせるラピスブルーも、査定時期や市場の状況次第では、ブラックやホワイトと同等の高評価を得られることがあります。
【年式別】レヴォーグの目安査定額
レヴォーグの年式別の買取・査定相場は以下の通りです。
年式 | 買取相場 |
2023年式 | 300~360万円 |
2022年式 | 250~320万円 |
2021年式 | 180~260万円 |
2020年式 | 140~230万円 |
2019年式 | 100~200万円 |
2018年式 | 90~180万円 |
2017年式 | 80~150万円 |
2016年式 | 60~120万円 |
2015年式 | 50~90万円 |
2014年式 | 45~80万円 |
年式が古くなるほど価格は下がりますが、メンテナンス状態やオプション装備が価格に影響を与えるため、売却前にしっかりと整備することが重要です。
【走行距離別】レヴォーグの目安査定額
レヴォーグの走行距離別の買取・査定相場は以下の通りです。
走行距離 | 買取相場 |
10,000km以下 | 230~290万円 |
20,001~30,000km | 200~270万円 |
30,001~50,000km | 170~250万円 |
50,001~70,000km | 150~220万円 |
70,001~100,000km | 130~180万円 |
100,001〜150,000km | 100~150万円 |
150,000km以上 | 60~120万円 |
走行距離が少ないほど、車の状態が良好とみなされ、リセールバリューが高くなりますが、レヴォーグの場合、特にSTIスポーツ系グレードは高額で取引されることが多いです。
【グレード別】レヴォーグの目安査定額
レヴォーグのグレード別買取・査定相場は以下の通りです。
グレード | 買取相場 |
STI スポーツ R EX | 225~370万円 |
STI スポーツ EX | 210~350万円 |
STI スポーツ R | 210~310万円 |
GT-H EX | 180~330万円 |
GT-H | 150~270万円 |
GT EX | 160~260万円 |
GT | 130~240万円 |
1.8 STI スポーツ | 140~220万円 |
1.6 GT-S アイサイト | 120~200万円 |
1.6 GT アイサイト | 100~180万円 |
STIスポーツシリーズは最上位グレードであり、特に「EX」モデルは最新の先進技術を備えているため、高額査定が期待されます。また、GT-H EXやGT EXといったグレードも人気があり、高めの査定額がつく傾向があります。
レヴォーグの人気グレードとその特徴
レヴォーグの人気グレードとその特徴を一覧表にまとめました。
グレード | 特徴 | 備考 |
STI スポーツ R EX | 最上位モデル。高出力ターボエンジン、専用サスペンション装備。 | 買取相場が最も高い |
STI スポーツ EX | 快適装備と先進安全技術(アイサイトX)を搭載。 | 高いリセールバリュー |
GT-H EX | 快適性と安全性を重視した装備。 | ファミリー層にも人気 |
GT-H | ベースモデルの性能を向上したバランスの取れたグレード。 | 装備充実かつコストパフォーマンス |
STIスポーツ系(特に「STI スポーツ R EX」)は、レヴォーグの中で最も高性能なグレードであり、専用のサスペンションや内外装の特別デザインが魅力です。スポーツ走行を好むユーザーに人気があり、リセールバリューも高くなっています。
レヴォーグを高く売るためのポイント
レヴォーグを少しでも高く売却するためのポイントを解説します。これらのポイントを活用することで、買取・査定相場よりも有利な条件での売却が可能になります。
以下に、レヴォーグを少しでも高く売却するためのポイントをまとめました。これらの方法を活用して、買取・査定相場よりも高い金額で売却することを目指しましょう。
1. 買取・査定相場を確認する
レヴォーグを高く売るためには、まず現在の買取・査定相場を把握しておくことが重要です。相場を知らないと、提示された査定額が適切かどうかを判断できません。
相場の調べ方としては、「レヴォーグ 買取 相場」などのキーワードでWeb検索する方法や、大手中古車販売サイトの買取実績データを参考にする方法があります。相場を把握しておくことで、査定額が低く提示された際に交渉材料として活用できます。
2. 売却のタイミングを見極める
車の買取価格は売却の時期によって変動します。特におすすめの時期は1〜3月や9月です。この期間は、新生活の開始や転勤のシーズンで車の需要が増加し、中古車業者も在庫を確保するため買取価格を上げる傾向があります。
さらに、車検が残っている車両は査定額が高くなることもありますので、車検切れ前に売却するのがよいでしょう。
3. 信頼できる買取業者を利用する
懇意にしている中古車買取業者がある場合や、知人から信頼できる業者を紹介してもらえる場合は、積極的に利用しましょう。信頼関係を基にした丁寧な対応が期待でき、場合によっては柔軟な買取条件を提示してもらえることもあります。
顔なじみの業者や紹介を受けた業者では、他社では見落とされがちなポイントを正当に評価してもらえる可能性も高いです。
4. 複数の買取業者に見積もりを依頼する
複数の買取業者に見積もりを依頼し、査定額を比較することで、より高い価格で売却できる可能性が高まります。少なくとも3社以上の査定を受けるのが理想です。ただし、個別に依頼するのは手間がかかるため、一括査定サービスの利用を検討しましょう。
中古車一括査定サイトの「ナビクル」では、レヴォーグの買取実績も豊富で、簡単な入力で概算の買取価格を迅速に確認することが可能です。また、提示された査定額に納得できない場合はキャンセルも可能なので、安心して利用できます。
レヴォーグを売るのにベストなタイミングは?
レヴォーグを売却する最適なタイミングについて考えると、いくつかのポイントを押さえる必要があります。発売から5年以上が経過している今、多くのオーナーが2回目の車検を迎えている時期に入っているでしょう。しかし、レヴォーグの残価率は新規登録から3年、つまり初回車検を迎えるタイミングを境に50%を下回る傾向があり、これが売却時期を判断する重要な目安となります。
さらに、4年目以降になると、たとえ走行距離が少なく状態が良くても、人気の高いグレードでない限り、高額での買取は期待しにくくなります。このため、車を手放す際には、初回車検を迎える3年目まで、または初回車検後でも4年以内の早い段階での売却を検討するのが理想的でしょう。この時期であれば、車検費用を差し引いても、十分に価値のある買取価格を得られる可能性が高いからです。
ただし、あまり早く売却しすぎても、1年落ちで既に価値が6割近くまで下がる車種であるため、損失が大きくなるリスクがあります。そのため、レヴォーグをじっくり楽しんだうえで、初回車検前後や4年目を迎える前に売却するのが、最も良いタイミングと言えるでしょう。
事故車・修復歴ありのレヴォーグの場合は?
事故車や修復歴ありのレヴォーグを売却する場合、査定額に大きな影響が出る点を考慮する必要があります。特に、スバル車の場合、スポーツモデルでは修復歴に対して比較的寛容な傾向がある一方で、一般的な乗用モデルでは敬遠されやすく、査定価格が大幅に下がるケースが見られます。その結果、通常の査定価格の約50%程度にまで買取額が減少することも珍しくありません。
具体的な査定額として、走行距離が少ない修復歴ありのモデルを例に挙げると、1.6リッターモデルの場合は90万円から120万円程度、2.0リッターモデルでは130万円から150万円程度が目安となります。ただし、修復の内容や車両の状態、需要の高いグレードであるかどうかによっても価格は大きく変動します。
このため、修復歴ありの車両を売却する際には、複数の買取業者に査定を依頼することや、スバル車に強い専門店に相談することで、最適な条件を見つけることが重要です。
レヴォーグの残価率・リセールバリューは?
レヴォーグの残価率やリセールバリューを分析すると、マイナーチェンジ前後で償却のカーブに大きな違いが見られます。特に2016年式以前のモデルは、今後さらに償却が加速する可能性があるため、早めに査定するのがよいでしょう。
具体的には、マイナーチェンジ後の「2.0GT-S」を新車価格¥3,564,000で購入し、2年間で1万キロ走行後に売却した場合、買取最高値は¥2,850,000となり、残価率は80%に達します。一方、マイナーチェンジ前の5年落ち・走行距離3.8万キロのモデルでは、買取最高値が¥2,030,000で、残価率は57%と低下します。また、3年落ち・走行距離2万キロの車両では買取最高値が¥2,470,000、平均残価率は約69%となっています。
査定額に影響を与える主な要素は、カラー、年式、走行距離です。特にホワイトは過走行車でも高い人気を誇り、2016年のマイナーチェンジ前後で10万円単位の査定額差が生じることもあるでしょう。
マイナーチェンジ後のモデルは初回車検が近い時期に入っているため、現在の市場価値を確認する絶好のタイミングです。一度査定を受けてみてはいかがでしょうか。
年代ごとのレヴォーグの特徴
レヴォーグは、スバルが誇るツーリングワゴンとして高い走行性能と快適性を追求しつつ、世代ごとに安全性やテクノロジーの進化を遂げています。特に近年のモデルでは、スバル独自のアイサイト技術を強化し、環境性能やデザイン性も向上しています。以下に、年式ごとの特徴と魅力を詳しく解説します。
年式 | 燃費性能 (WLTC) | テクノロジー | デザイン特徴 |
2023年式 | 最大14.7km/L | アイサイトX標準装備、11.6インチセンターディスプレイ、OTAアップデート対応 | スポーティなフロントマスク、アグレッシブなリアデザイン。新カラー「サファイアブルー」採用 |
2022年式 | 最大14.6km/L | アイサイトXに加え、アクティブシャッターフロントグリルを採用。燃費とエアロ性能向上 | シャープなラインを基調に、ワゴンらしい広い荷室を維持 |
2021年式 | 最大14.4km/L | 新世代アイサイトX導入(渋滞時ハンズオフアシスト対応)、SUBARUグローバルプラットフォーム採用 | 低重心で安定感のあるシルエット。モダンでダイナミックなデザイン |
2020年式 | 最大14.0km/L | 改良型アイサイト搭載(全車速追従クルーズコントロール強化)、ダウンサイジングターボエンジン採用 | フロントマスクが一新され、スポーティかつ高級感ある印象 |
2019年式 | 最大13.8km/L | アイサイトVer.3を強化(ステアリングアシスト機能)、快適装備(運転席8方向電動シート)追加 | 端正なフロントデザインと力強いリアフォルムを特徴。新アルミホイールデザイン採用 |
2023年式レヴォーグ
2023年式のレヴォーグは、スバルの先進技術を結集したモデルです。アイサイトXを標準装備し、高速道路でのハンズオフアシストや渋滞時支援機能が追加され、運転のストレスを大幅に軽減しています。燃費性能はWLTCモードで最大14.7km/Lを達成し、環境性能も向上しました。デザイン面ではスポーティさとプレミアム感を両立しており、低重心のワイドなボディラインが印象的です。
2022年式レヴォーグ
2022年式モデルは、デザイン性と機能性のバランスがさらに強化された一台です。外観ではアクティブシャッターフロントグリルを採用し、空力性能を向上させることで、燃費効率と高速走行時の安定性が向上しました。新たに追加されたカラーバリエーションにより、幅広いユーザー層に対応し、若年層や女性ユーザーにも訴求する仕様となっています。
2021年式レヴォーグ
2021年式では、スバルの新世代プラットフォームである「SUBARUグローバルプラットフォーム」を初採用しました。このプラットフォームにより、車体剛性が高まり、乗り心地や静粛性が大幅に向上しています。また、アイサイトXを導入することで、高速道路での自動運転機能や、渋滞時の高度な運転支援が可能となり、ロングドライブの快適性が向上しました。デザイン面では、低重心でダイナミックなフォルムが特徴的で、スポーティさを重視したスタイリングが印象的です。さらに、燃費性能はWLTCモードで最大14.4km/Lを達成しており、環境性能の進化も見られます。
2020年式レヴォーグ
2020年式モデルは、スバルの先進技術を搭載しつつ、レヴォーグの基本的なデザイン哲学を進化させたモデルです。改良型アイサイトが採用され、全車速追従機能がさらに強化されました。また、1.8L直噴ターボエンジンを採用し、低回転域からの力強い加速と燃費性能の向上を実現しています。外観デザインでは、従来よりもシャープで洗練されたフロントマスクが採用され、スポーティさと高級感が一層強調されています。燃費性能はWLTCモードで最大14.0km/Lで、バランスの取れた性能が魅力です。
2019年式レヴォーグ
2019年式のレヴォーグは、アイサイトVer.3を搭載し、安全性能がさらに強化されました。ステアリングアシスト機能の進化により、高速道路での車線維持がよりスムーズになり、運転負担が軽減されています。また、運転席8方向電動シートやその他の快適装備が充実しており、長距離移動時の快適性が向上しました。デザインでは、フロントマスクが一新され、端正で精悍な印象が際立ちます。
まとめ
レヴォーグは、その優れた走行性能と快適性から、スポーティな走りを求めるドライバーや家族利用を重視する層に幅広く支持されているツーリングワゴンです。各年式ごとの進化により、最新モデルはもちろん、中古市場でも人気の高い車種となっています。特に、スバルの先進安全技術「アイサイト」を搭載したモデルは、高い信頼性と安全性から中古車市場でも高評価を受けているでしょう。
レヴォーグを高値で売却するためには、年式、グレード、走行距離に応じた市場価値を把握し、適切なタイミングでの売却が重要です。中古車買取専門店での査定を利用することで、ディーラー下取りよりも高額での売却が期待できます。また、中古車一括査定サイトを活用すれば、複数の買取業者から査定を受けられ、最も高い査定額を選ぶことができるでしょう。
特におすすめなのは、中古車一括査定サービス「ナビクル」の利用です。わずか数十秒で概算価格を確認できる上、提示された査定額に納得できなければキャンセルも可能で、リスクなく利用できます。少しでも高くレヴォーグを売却したい方は、こうした無料査定サービスを試してみてはいかがでしょうか。